料理に洗濯、子供の世話など家事は同時進行で行うことが多いもの。そこで最近話題になっているのが、家事動線を考えた間取りです。とはいえ、新築やリフォームでもしない限り、間取りを変えることはなかなかできません。

そこで今回は、間取りにこだわらずに取り入れられる家事動線を良くするアイデアをご紹介します。

料理の家事動線

収納は料理の工程で考える

キッチンの収納は、料理の工程から考えると、動線が良くなります。例えば、シンク下には、包丁、まな板、ザルといったシンク周りで使う道具、作業スペースの下には調味料やキッチンツール、コンロ下には鍋やフライパンといった具合です。

さらにコンロで使うことの多いフライ返しやお玉は、引き出しにしまい込まずにコンロ脇に掛けておくと、キッチンを無駄に動き回る必要がなくなります。また、手の届きにくい吊戸棚には、普段あまり使わないものをしまうようにすると、日々の家事では扉を開ける必要がないので、ちょっとしたストレスが減りますよ。

食器はキッチン家電の近くが使いやすい

食器を収納する場所は、オーブンレンジや炊飯器などのキッチン家電に近い方が、配膳しやすく家事動線が良くなります。少し離れた位置に食器棚があるというお宅は、マグカップやご飯茶わんなど、配膳によく使う食器だけでもキッチン家電の近くに置いてみましょう。これだけで食事の用意の度に食器棚まで食器を取りに行く手間が減りますよ。

冷蔵庫はキッチンの入り口側が使いやすい

あらかじめ冷蔵庫のスペースが決まっているお家でなければ、冷蔵庫は、キッチンの入り口側に置くのがおすすめ。こうすることで、買ってきた食材を冷蔵庫に入れるのもスムーズになります。また冷蔵庫は、飲み物やデザートを出し入れするなど、ママ以外の家族も使う機会の多いキッチン家電。キッチンの入り口に冷蔵庫を置けば、調理中に誰かがやってきて動線が干渉してしまうこともありません。

子供はキッチンから見える場所で遊ばせる

小さな子供がいるお宅なら、調理中だけでもキッチンから子供が見える位置で遊ばせたり勉強させたりしましょう。こうすることで、何かある度に子供部屋とキッチンを往復…なんて手間もなくなります。