日々子どもと生活をしている中で、何気なく発している言葉。普通に会話をするときだけでなく、褒めたり叱ったりするときにも親の“口グセ”は知らず知らずのうちに出てしまっているようです。

自分では気づいていなくても、子どもがふとした拍子に発した言葉を聞いて「今のって、もしかして私の口グセかも…」と焦った経験のある人は意外と多いのでは? 今回は、子どもが言っているのを聞いて思わずドキっとしてしまった“口グセ”についてご紹介します。

弟に向けて長女が発した「ややこしいなー!」

まずは、6歳の女の子と2歳の男の子を持つ大阪出身ママのエピソードをご紹介します。第二子が誕生し、しばらくはただただ下の子にかわいさしか感じなかったAさん。しかし一人目が女の子で、二人目が男の子ということもあり、第二子がよちよち歩き始めたころから「ややこしいなー!」という言葉を発する機会が増えていったそうです。

長女にくらべ、お母さんという存在に割とべったりだったという第二子くん。長女とのギャップもあり、忙しい時間帯に足へまとわりつかれると、「もう、ややこしいなー」と言ってしまうこともあったようなのです。

ある日、姉弟で仲良く遊んでいるなーと夕飯の準備をしながら、子どもたちを見守っていたときのこと。下の男の子が、おねえちゃんの遊んでいるブロックを破壊しはじめたそうなのです。おねえちゃんはとっさに「やめてー!」と言ったようなのですが、弟の“ブロック破壊したい欲”はとどまることを知りません。

いよいよ本格的におねえちゃんも怒りモードに突入し、そろそろAさんも間に入ろうかなとしたとき、「ややこしいなー!」という大きな声が聞こえたそう。その言葉を発したのは、他でもない6歳の長女で、大声にびっくりしたのと同時にAさんは“ややこしい”という言葉が自分の口グセになっていることにも気づいたのです。

長女がどこまで理解して“ややこしい“という言葉を発したのかはわからないものの、使いどころが完全に正解だったので、思わずドキっとしてしまったとのこと。思わず口にしてしまう言葉があるのは当然ですが、子どもの前では気をつけなければいけませんね。