年が明けると、そろそろPTA役員選出の季節がやってきます。「誰かがやらなければならない」とは分かっているものの、やることが多いイメージと責任の重さにより、あまり前向きになれない、むしろ、やりたくないという意見も珍しくありません。

では、具体的にどのような苦労が待っているのでしょうか。実際にPTA役員をした方に、その経験談を語っていただきました。

想像以上にやることが多く、休み返上で活動に参加することも

まずは、PTA会長を務めたAさんに話を伺いました。Aさんは小学3年生の娘をもつ父親で、前代の会長から依頼を受けて引き受けたとのこと。断りきれずに会長になったものの、そこには、想像を超える苦労が待ち受けていたようです。

「『何事も経験だ』と思い、勇気を出してPTA会長を引き受けました。たまに顔を出すだけかと思いきや、毎月のようにPTA役員会に出席したり、先生たちと行事について話し合ったり…。せっかくの休みなのに、委員会や地元のイベントに出席しなければならない日も多かったです。

それに加え、入学式や卒業式では生徒や保護者、来賓など大勢の前で挨拶をしなければならず、精神的な負担もありました。学校内だけでなく、区役所に足を運んだこともありますよ。正直、ここまで大変だと分かっていたら引き受けていなかったでしょうね。

とはいえ、悪い面ばかりではありませんでした。娘が通う学校を知ることができましたし、娘も『パパは会長さんとして頑張っている』とプラスに捉えてくれていたようです。負担は大きいですが、自分の人生にとってプラスになったというのは間違いないでしょう」