「なぜ車の写真が女性の受けが悪いのでしょうか?ベンツならいいですか?」
なんて質問をいただくことがあります。ベンツでもプリウスでも軽自動車でもやめた方が無難でしょう。

マッチングアプリ運営関係者の方から聞いた話ですが、マッチングアプリでも車の写真を載せている男性は「いいね」の承認率が低いそうです。

昔ならば車はデートに必須アイテムで、車がないとモテないといわれた時代もあったのでしょう。車の値段ではありません。車がモテると思っていたらもうそこが時代遅れなのです。

ちょっと前にも高級車であおり運転をするカップルが話題になりましたね。彼に代表されるわけじゃないのですが、なんか車好きアピールする男を堅実な女性は好みません。

金がかかる趣味の代名詞が車やバイクなのです。もしかしたら、他の出費を抑えて、好きな車のためにやりくりしているのかもしれません。でも、よく知らない相手ではそこまで分からないのです。車の写真をマッチングアプリやSNSのアイコンに設定していれば、それで「金遣いが荒そう」と思われるかもしれません。

本人の前ではみんな「いい車だね」という

ある女性は婚活で出会った男性とデートでドライブに行きました。待ち合わせの場所に彼はとある国産高級車に乗ってやってきました。

「いい車ですね」
と彼女が言うと、彼は車について語り始めた。車が好きで今のは2年ほど前に買ったらしい。次に買う車も決めているとか。

そのデートの間、彼女は「そうなんですね」と相槌を打って彼の話に合わせるだけ。その夕方、結婚を前提に付き合ってほしいと告白されたけれど断ったそうです。金遣いが荒そうで価値観が合わないと思ったそうです。

その彼はまさか自分の車がハイスペックすぎてフラれたとは思ってもいないかもしれない。みんな本人の前では「いい車ですね」としか言わないでしょう。車をほめているのは嘘ではないのですが、いい車にお金をかけちゃう男性を自分の配偶者にはイメージできないのです。

昭和の男よ、高級車自慢はイタイおじさんと心得よ

自動車に乗ること、ドライブが好きということを否定するわけではないのですが、女性にモテると思って車を買うような金遣いの荒い男より、デートのためにレンタカーを借りる男性が現代的なのです。昭和生まれなら「え、レンタカーでデートなんて恥ずかしい」と思うかもしれません。パーク24㈱の「クルマでのデートに関するアンケート」では20代の52%がレンタカー・カーシェアリングでのデートは問題ないと回答しています。

ちなみに40代以上がデートで運転したい車種として挙げるものは「スポーツカー」が多いそうです。しかし20代がデートで運転したい車種は燃費がいい「コンパクトカー」を上げる人が最も多いのです。

まずは、婚活アプリの写真とLINEのアイコンを見直してみてください。

【参考】
「クルマでのデートに関するアンケート」パーク24

田中 菊乃