このように、マイペースな夫に振り回されて、結局家事も育児も一人で奮闘してしまいがちな日本人女性たち。疲れ果ててしまうのは当然という気もします。リンナイ株式会社の行った『世界5カ国の「ワーキングママの育児事情」に関する意識調査(2019年)』によると、日本のベビーシッター利用率はわずか7%。最も使用しているアメリカは52%というので、その差は歴然です。

また、保育サービスに関しては日本が25%なのに対し、最も利用しているスウェーデンでは77%の家庭が利用していることを考えると、外部の人に助けてもらう状況が整っていないことに気づかされます。その根底には「女性は家事・育児をするもの」という日本古来の考え方と、「これからの女性は社会に出て活躍もするべき」という新しい価値観がまだうまく同居できていない、現代のアンバランスな状況が影響しているのではないでしょうか 。

まとめ

女性の生活スタイルの変化が急激に進んでいるのに対し、どこかまだ昔ながらの価値観を持ち続けている日本の男性たち。手伝わないのであれば、せめて妻の負担になるような提案は避けてほしいものです。そして、頑張りすぎている女性たちが周囲に頼りながら、自分の負担を少しでも軽減できる仕組み作りが、一日も早く整うことを願っています 。

参考:リンナイ株式会社『世界5カ国の「ワーキングママの育児事情」に関する意識調査(2019年)

LIMO編集部