高齢出産を招いている要因の一つに、「若者の結婚に対する意識の変化」が挙げられます。そこで、日本財団が未婚の17~19歳男女800人を対象に行なった「18歳意識調査」の結果を見ていきましょう。

この調査では、「あなたは将来、結婚したいですか?」という質問に「結婚したい」と答えた割合は男性72%、女性77.8%という結果に。男女ともに、結婚に対して積極的に考えている人の多さが感じられました。

結婚を望む理由としては、「一生1人の生活は嫌」「彼女と一生暮らしていきたい」「子どもや家族と幸せになりたい」といった前向きな意見が多く見られます。反対に結婚を望まない人は、「自由でいたい」「2次元で十分だ」などさまざまな考えをもっているようです。

「若者の結婚観が変わりつつある」というイメージは、結婚そのものに対してだけでなく「共働きか専業主婦か」「結婚や出産前にキャリアを積んでおくべきか」といった選択肢の広がりによる影響もあると考えられます。その結果、「結婚はしたいがまだ先でいい」「仕事に慣れてから子どもがほしい」と考えている人が多いのかもしれませんね。

まとめ

こうみると、時代の変化とともに結婚や出産のタイミングにも個人差が生まれている様子が感じられます。また、高齢出産を経験した芸能人や、産後も美しさを保つママタレたちを見て、世の中がもつ母親のイメージ像が変わっているのかもしれません。いずれにせよ、女性にとって負担や後悔のない世の中になってほしいものですね。

 

LIMO編集部