Aの旦那さんは年齢の離れた妹2人がいる長男。九州にある実家には両親と妹2人が住んでいます。この妹たちが昔からとにかく「お兄ちゃん大好き」で、最初に結婚相手としてAを旦那さんが紹介した時から、あまりいい反応ではなかったのだとか。「大好きなお兄ちゃんを取られた」という気持ちがあったのでしょう。

結婚後、東京に住むA夫婦が帰省しても、旦那さんとは話すのにAとは積極的に関わろうとしてくれない義妹たち。なにか打開策はないかと考えあぐねたAは、それまでは義実家の皆で食べられるようにと大きな箱のお菓子を1つ買っていった手土産を、義両親には和菓子を1つ、義妹たちには東京で流行っている洋菓子や若い女の子が好きそうな化粧品をそれぞれに1つずつ買っていくようにしたそう。

また、これまでは「自分をお姉ちゃんだと思ってなんでも頼って」と接していた態度を、女同士だから盛り上がる会話を振るなどしてフラットな感じに改めたのだとか。すると、徐々に会話も増え、連絡先の交換をするまでに。今では、妹たちが東京に遊びにくると、旦那さん抜きでAと一緒に3人でお出かけする時もあるそうです。

きょうだいと結婚したと言ってももちろん血が繋がっているわけではないのが義理の妹や姉。これまでAが良かれと思ってとっていた“お姉さん”的な態度を、妹たちは「姉面して」と気にくわなかったのかもしれません。Aが同じ目線の友達感覚になったことが、この妹たちの場合は心を開くきっかけとなったのでしょう。

義姉にも義妹にも「いろいろ教えて!」というスタンスが大事

義姉でも義妹でも小姑は姑と違って年齢が割と近いからこそ、コミュニケーションに悩むことがしばしばあります。

筆者の場合は義妹という立場なので、義姉の話はとにかく感慨深く傾聴し、「不出来な妹ですみません。いろいろ教えてください!」というスタンスを常に取ることも忘れないようにしています。逆にAも義妹たちに対して「お兄ちゃん(Aにとっては旦那さん)って昔どうだったの?」といろいろと聞いて、義妹たちから“物事を教えてもらう”という構図を作っているそう。

もちろんどちらの場合でも、嫁仕事をやることで義実家全体への敬いを忘れていないことも表現したいところ。筆者の経験上、「いいから休んでいて」と言われても引き下がらずに積極的に行った方が無難だと感じます。「でしゃばりに思われるかも」と不安になりますが、後になって「やっぱりやればよかったな」と後悔したことの方がこれまでは多かったからです。

年に数日間しか顔を合わせないからこそ、その期間を円満に過ごすには、多少の我慢やへりくだり、相手への気遣いは大事。「苦手だから」と邪険にせず、こちらから歩み寄ることでこれから一生続く親せき付き合いにおいて良い関係性を築くチャンスにもなります。小姑との関係に悩んでいる方は参考にしてみてください。

富士 みやこ