私立高校には私立高校の良さがあります。例えば、大学付属高校に入ればそのままその大学に行けるところもあります。その場合、大学受験に掛かる費用が掛からないというメリットもあります。部活動に打ち込めるというメリットもあります。どれが正解ということはなくて、それぞれの家庭の数だけ正解があるのです。

進路を決めるということは、その先の人生のデザインの一部をすることです。生みの苦しみもありますが、産み落とした後=行きたい方向が決まった後には新しい景色が見えてきます。親にとってわが子が生き生きと日々を送ってくれることは、何にも代えがたい幸せです。

とはいえ、進路を決まるまでは、本当に大変です。子供なりに悩んで悩んで、自分の中で咀嚼して答えを出しているようです。どうしても大人は結論を出すことを急かしてしまいますが、星飛雄馬のお姉さんよろしく温かい目でそっと見守ってあげたいですね。自分が10代20代のころ悩んできたように子供たちも悩んでいるんだな、とその頃の心持を少し思い出してみると、急いている自分に「ちょっと待て」といえるかもしれません。

何よりも子供が楽しく通える学校を見極めて、学校が決まったら親子で準備できるといいですね!

堀田 馨