ここ数年の間で刃物を使った殺傷事件が多発し社会的に深刻化しています。最近では警察官が刃物で刺され拳銃を奪われる事件が発生しました。そのような事件から身を守るために何をすればいいのか?

今回は、刃物から身を守るために知っておくべき大切な考え方と準備について3つご紹介します。

①常日頃から事前警戒をする

刃物を使うような凶悪事件から身を守るために大切な考え方を説明します。

決して他人ごとにしない

刃物を使った凶悪事件は決して他人ごとではありません。「明日は我が身」という戒めの言葉があります。「まさか自分が…」と考えている人は、その心に隙が生じます。犯罪者は、その「心の隙」を本能的に感じ取り狙ってくるのです。

だから決して他人ごとにしないで、どんな凶悪犯罪でも「明日は我が身」であるという意識を普段から心掛けてください。その心構えにより「ちょっとした違和感でも敏感に感じとれる」ようになるのです。

360度警戒を意識する

いつどこにいても周辺360度警戒をするように意識しましょう。

例えば
・ショッピングモール
・コンビニ
・自宅
・信号待ち
・書店
など

この考え方は事故防止と同じです。歩くときには人や建物にぶつからないようにします。車の運転をするときには周囲の道路状況を確認し事故に遭わないために注意をしています。それはみなさん無意識にやっていることだと思います。そうでなければ毎日怪我が耐えないです。360度警戒を意識するとは、この事故防止と同じです。

不審者や不審車両、危険箇所などがないか周囲360度に注意を向けてください。慣れてくると事故防止と同じように無意識にできるようになります。

②常に護身具を持ち歩く

常日頃から事前警戒ができるようになり、これからご紹介する護身具を持ち歩くと「いざ!」という時には必ず役に立ちます。ここでご紹介する護身具は簡単に持ち歩けて犯罪に対して有効に働くものばかりなので、できる限り早い段階で用意をしてください。

走れる服装

事前警戒で危険を察知したらすぐに逃げなければなりません。しかしハイヒールやサンダルでは走って逃げることはできません。危険からいち早く逃れるためには、ダッシュで逃げることが必須です。ですから普段から犯罪を意識して逃げることができる服装を心がるといいでしょう。

バッグ

バッグは「いざ!」という時、盾にして相手の攻撃を受け止めることができます。体で直接攻撃を受けると、刃物の傷は致命傷になります。最悪の場合は取り返しがつかないことになりかねないので、体で直接攻撃を受けるのは絶対に避けなければなりません。だから直接攻撃を受けないためにバッグを持ち歩くことをおすすめします。

防犯ブザー

防犯ブザーは周囲に異常事態を知らせるために必要です。防犯ブザーで命は守れませんが、周囲に異常事態を知らせることで被害を最小限に抑えられますし、周囲の人が110番通報をしてくれる可能性があるので防犯ブザーは必ず持ち歩くようにしてください。

フラッシュライト

フラッシュライトは普通の懐中電灯とは異なり、非常に明るい光を照射できます。夜間の安全確保にも使えますが、災害時に自分の居場所を知らせることもできます。また護身具としての使い方として、犯人の顔へ照射すると一瞬視界を奪うことが可能です。一瞬でも隙を作ることで逃げるチャンスが生まれます。

このようにフラッシュライトは事故防止として、防災グッズとして、護身具として使うことができるので持ち歩くようにしてください。

③定期的な防犯訓練