人生100年時代と言われ、平均寿命は過去最高を更新しています。

定年を迎えても働き続ける方が多くなっているのはご存知の通りではないでしょうか。実際に筆者の父母は定年を迎えましたが、再度就職活動をして働いています。

また義父母は80歳手前ですが、まだまだ元気で働いています。

こうなると老後がいくつからになるかは、今後ますます個人差が広がりそうです。老後を本格的に迎えるのが70代と仮定したときに、老後が何年続くかはわかりませんので出来れば老後資金を減らしたくないというのが心情だと思います。

今回は70代で老後資金を減らさないための3つのコツについてみていきましょう。

老後資金を減らさないためのコツ・その1

年金の受給開始年齢を繰り下げる

定年退職した後も働くことが出来れば現役時代よりも収入が減ってしまいますが、年金に頼らずに生活することも可能です。

老後も働くことを前提に考えている方は、年金の受給開始年齢を繰り下げる方法を取ることで年金受給額を増額することも出来ますので積極的に活用したいものです。

厚生労働省の「第15回社会保障審議会年金部会資料」を参考にすると、現状年金の受給開始年齢は原則として、個人が60歳~70歳の間で事由に選ぶことが出来るようになっています。

65歳より早く受給を開始した場合は繰り上げとなり、年金の月額は減額され最大で30%減となります。

一方、65歳以降で受け取りを開始した場合は繰り下げとなり、年金の月額は増額され最大で42%の増額となります。