シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は100円ショップ「キャンドゥ」を運営するキャンドゥ(2698)の、2018年12月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績はどうだったか

2019年1月10日に更新されたキャンドゥの2018年12月既存店売上高は、対前年同月比で99.7%とわずかにマイナス成長になりました。11月に続き2カ月連続でのマイナスです。なお、客数・客単価の内訳は開示されていません。

一方で全社売上高は101.5%となり、プラス成長を果たしました。

今期の既存店売上高の振り返り

では、11月決算の同社の前期既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。

前期は通期累計で100.4%とプラス成長となっています。しかしマイナス月が5カ月あり、月によっての変動があります。

ただし全社売上高はマイナス月が2カ月のみであり、安定的なプラスを維持しています。

過去1年の株価動向はどうだったか

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

2018年の同社株価は、1,600円台~1,800円台でレンジ相場を形成していました。しかし、12月に急落して一時1,500円割れ。その後回復して現在は1,600円台前半で取引がなされていますが、2018年のレンジ相場が崩れる形となっています。

まずは1月の既存店売上高をプラスに戻すことができるのかという点に、注目が集まるのではないでしょうか。

キャンドゥの過去1年間の株価推移

参考情報:2018年12月度 月次売上高前年比速報

LIMO編集部