2020年東京オリンピック・パラリンピックの日程が公表されて約1カ月、だんだんとオリンピックが近づいてきているということを実感し始めますよね。

さて、9月からオリンピック・パラリンピックのボランティアの募集が始まります。そして、より多くの人々に参加してもらうために、五輪相が経済団体へ社会人を対象とした「ボランティア休暇」を提案しました。実は、この一連の動きにはさまざまな意見が寄せられています。

そもそもボランティアって何するの?

2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、約10万人のボランティアを募集するようです。ボランティアには会場や選手村で行われるものと駅や会場外で行われるものがあり、会場内での観客誘導・ドーピング検査のサポート・大会関係者への外国語でのコミュニケーションサポートなど多岐にわたります。

会場内で行われるボランティアの応募条件は

(1) 平成 32(2020)年 4 月 1 日時点で満 18 歳以上の方
(2) ボランティア研修に参加可能な方
(3) 日本国籍を有する方又は日本に滞在する資格を有する方
(4) 10 日以上活動できる方
(5) 東京 2020 大会の成功に向けて、情熱を持って最後まで役割を全うできる方
(6) お互いを思いやる心を持ちチームとして活動したい方

の6つになっています。

「ボランティア休暇」賛成派は?

10日間以上の活動というのが大変そうですが、参加したいという人もいるようです。

・出場者たちが目標を達成するための手助けをしたい
・めったにできないことだからやってみたい
・仕事が休めるなら多少は辛くてもやりたい

とさまざまな意見があります。

批判意見も数多く……

上記のような賛成意見もありましたが、反対意見も数多くありました。

・ボランティア休暇を増やすなら育休と産休をもっと取りやすくしてほしい
・10万人も集まるはずがない。人手が不足した分の労働がほかの参加者に回されるのは気の毒
・そもそもボランティアに頼らなければいけない状況なら、オリンピック・パラリンピック開催地に立候補しないでほしい
・参加したいが、地方在住なので都内までの交通費と宿泊費が自己負担なのが困る。それくらい出してほしい
・数年後、採用面接で「頑張ってきたこと」と聞いたら「オリンピックのボランティアです」と答える学生で溢れ返りそう
・応募条件からして道徳っぽい。つーか、口調は丁寧だけど内容は高飛車

など、さまざまな種類の批判が寄せられました。

他の国でのボランティア失敗例

実際に、他国のオリンピック開催時にもボランティアに関する問題が発生していたようです。

たとえば、2018年の平昌(ピョンチャン)オリンピック・パラリンピックでは

・想像以上に寒い
・宿舎まで遠すぎる
・宿舎のシャワーから温水が出ない

などの理由から、2000人ほどが離脱したようです。

より快適な環境の提供を

平昌オリンピックの時のように、オリンピック・パラリンピック中にボランティアが離脱してしまうことは、決してあり得ないことではありません。

・猛暑への対策
・宿舎などの設備の拡充
・ボランティアではなく、給料制にする

など、より多くの人々に協力してもらえるような対策が必要になってくるかもしれません。

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