春から冬まで季節ごとの花で彩られる庭は、ガーデナーであれば誰もが抱く理想郷。しかも全体を植え替えせずに、ポイント的に植え込みするだけでよければ手間もかかりません。

今回は多年草と一年草をうまく組み合わせて、バトンタッチしながら花が咲き続けるローメンテナンスな植栽プランを解説します。多年草と一年草のオススメ品種も、参考価格とともに紹介。

記事最後には多年草と一年草の使い分けの秘訣もお伝えしますので、庭づくりの参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「花のローテーション」にまつわるあれこれ

  • 季節ごとの植栽プラン
  • 多年草のオススメ品種4選
  • 一年草のオススメ品種4選

2. 【植え替えいらずのガーデニング】季節ごとの植栽プラン

【写真1枚目/全9枚】季節ごとの植栽プランは「花のローテーション」がポイント!2枚目以降でおすすめの多年草・一年草を紹介します

黒い植木鉢に花の苗が植えられている。花の色は赤、ピンク、紫など。

Tatevosian Yana/shutterstock.com

2.1 【3~4月】春の植え付け

春になるとさまざまな苗が豊富に出回りだし、気候も安定するので植え付けに最適なシーズン。まず、1年中植えっぱなしできる多年草をメインとして植えましょう。

多年草が大きくなるまで少し時間がかかるので、それまでの間つなぎ役として、一年草の開花苗をスポット的に植え込むと華やかになります。

2.2 【6月】夏前の植え替え

徐々に気温が上がってくると、暑さが苦手な一年草が弱ってきます。本格的な夏が来る前に、耐暑性の強い品種に植え替えましょう。

夏に咲く花は比較的少ないので、葉の美しさを鑑賞できるカラーリーフがオススメです。

2.3 【9月】秋の植え替え

夏の暑さで傷んだ株があれば、秋の一年草と植え替えましょう。鮮やか系の色合いが多い春~夏とは異なり、秋は落ち着いたトーンの花色を集めるとシックな雰囲気になります。

2.4 【11月】冬前の植え替え

冬は植物の植え付けには向いていないので、晩秋までに冬花壇の準備を進めましょう。耐寒性があり、冬の間も咲き続ける一年草が重宝します。

また初春に咲く球根植物や、来年開花する多年草の苗も、この時期に植え込んでおくとよいでしょう。

季節を意識した庭しごとをなんとなくイメージできたでしょうか?次では、花の絶えない庭づくりにぜひおすすめしたい、多年草・一年草を詳細情報とともにご紹介します。

ゴールデンウィークはガーデニング作業にぴったりな時期。お気に入りの花を見つけて、園芸店やホームセンターに足を運んでみませんか?