犬猫に関する1カ月間の支出の総額ってどれぐらい?

犬猫に関する1カ月間の支出の総額ってどれぐらい?

食事をする犬たち

Irina Kozorog/shutterstock.com

さて、ペットを飼うには、医療費、ペットフード費などが必要になります。犬や猫を飼育するため、1カ月でどのくらいの費用がかかっているのでしょうか。

一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。

「令和4年 全国犬猫飼育実態調査」の結果から、犬および猫に関する1カ月の支出総額と、フード支出総額をご紹介します。

集計ベース:
【猫】猫飼育者(外猫含む)で、ペットフード使用者。うち、猫飼育者は銘柄選定購入関与者。購入金額0円を除く
【犬】ペットフード使用かつ銘柄選定購入関与者。購入金額0円を除く

猫に関する1カ月間の支出総額

猫に関する支出総額 ※医療費含む

  • 平均支出金額:9341円
  • 中央値:6000円

猫に関する支出総額「猫1頭飼育者の場合」

  • 平均支出金額:7286円
  • 中央値:5000円

猫に関する支出総額「猫複数頭飼育者の場合」

  • 平均支出金額:1万3641円
  • 中央値:1万円

犬に関する1カ月間の支出総額

犬に関する支出総額 ※医療費含む

  • 平均支出金額:1万5165円
  • 中央値:1万1000円

犬に関する支出総額「犬1頭飼育者の場合」

  • 平均支出金額:1万3904円
  • 中央値:1万500円

犬に関する支出総額「犬複数頭飼育者の場合」

  • 平均支出金額:2万2623円
  • 中央値:1万7000円

犬と猫を比較すると、犬に関する支出のほうが、かなり高いことがわかります。

続いて、フードについての1カ月の支出も見ていきましょう。

犬猫に関するフードの1カ月間支出総額ってどれぐらい?

主食となる「フード」に関する支出です。

大切なペットの「ごはん」の費用、いったいいくらぐらいかけているのか、気になりますね。

猫、犬の順番でご紹介します。

市販の猫主食用キャットフード1カ月間の支出総額

市販の猫主食用キャットフード支出総額

  • 平均支出金額:3709円
  • 中央値:3000円

市販の猫主食用キャットフード支出総額「猫1頭飼育者の場合」

  • 平均支出金額:2877円
  • 中央値:2000円

市販の猫主食用キャットフード支出総額「猫複数頭飼育者の場合」

  • 平均支出金額:5387円
  • 中央値:4000円

市販の犬主食用ドッグフード1カ月間の支出総額

市販の犬主食用ドッグフード支出総額

  • 平均支出金額:3914円
  • 中央値:3000円

市販の犬主食用ドッグフード支出総額「犬1頭飼育者の場合」

  • 平均支出金額:3642円
  • 中央値:3000円

市販の犬主食用ドッグフード支出総額「犬複数頭飼育者の場合」

  • 平均支出金額:5505円
  • 中央値:4000円

犬と猫を比較すると、意外にもあまり差がなく、また猫のほうが支出が多い項目もあることがわかります。

1カ月の平均支出総額は犬のほうが高いが、フードにかける金額の割合は猫のほうが高め

いかがでしょうか。

犬と猫の個体差もあるため、医療費を含めた支出の総額は犬が高いですが、こと「ごはん」については、猫の飼い主さんのほうがお金をかける傾向にあるようです。

また、犬種、猫種によっても違いが出てきそうですね。

参考資料

長島 迪子