仕事の決算期や新年度の準備で忙しい年度末。

新生活に向けて出費が増える時期でもあります。

慌ただしく過ごしてしまいがちな時期ですが、新年度のスタートに合わせて貯蓄の取り組みを見直すのにも向いているタイミングです。

本記事では、元銀行員の筆者が貯蓄上手な人と貯蓄下手な人の特徴を紹介します。

1. 同世代の平均貯蓄をチェックしてみよう

今年度の1年間を振り返ったとき、どれくらいの貯蓄に取り組めたでしょうか。

「自分なりに貯蓄を行ったけど、十分な額か分からない」という人もいるかもしれません。

そんなときは、同世代の平均貯蓄額と比較してみるのもひとつの方法です。

金融広報中央委員会の調査によると、年代別における金融資産の平均保有額は下記の通りとなっています(金融資産を保有していない世帯を含む)。

1.1 年代別・金融資産の平均保有額

  • 20歳代・・・151万円
  • 30歳代・・・599万円
  • 40歳代・・・811万円
  • 50歳代・・・1212万円
  • 60歳代・・・1862万円
  • 70歳代・・・1683万円

「こんなに貯蓄ができるのは収入が多い人だけでは?」と思うかもしれません。

しかし、筆者は銀行員として多くのお客さまと接してきましたが、貯蓄に成功しているのは必ずしも収入が多い人ばかりではありませんでした。

では、きちんと貯蓄ができる人とそうでない人にはどのような違いがあるのでしょうか?

次の章でくわしく紹介していきましょう。