家族同然のペット、買う?保護する?譲ってもらう?

ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査のデータをみていきましょう

ペットとの楽しい暮らしの写真

kazoka/shutterstock.com

それではここから、ペットの入手事情・予算事情について見ていきましょう。

みなさんは、ペットをどのようにお迎えしているでしょうか。

一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行っています。

「令和4年 全国犬猫飼育実態調査」によれば、希望のペット入手方法についてアンケートを取ったところ、以下のような結果となりました。

※数値は「現在飼育なし&今後飼育意向あり」の場合

犬の入手方法について

  • 無償譲渡を希望する割合:55.5%
  • 有償入手を希望する割合:44.5%

※アンケート人数742

猫の入手方法について

  • 無償譲渡を希望する割合:77.1%
  • 有償入手を希望する割合:22.9%

※アンケート人数555

無償譲渡を希望する割合は、猫を飼育希望する人のほうが多いことがわかりました。

次は、ペットをお迎えするのにかかる費用についてご紹介します。

猫を入手するための平均予算上限は約14万円

同調査では、ペットを有償で入手してもよいと答えた人に、その予算についてアンケートを実施しています。

犬の入手予算上限

  • 5万円未満まで:13.9%
  • 10万円未満まで:30.6%
  • 20万円未満まで:30.0%
  • 30万円未満まで:17.9%
  • 40万円未満まで:2.7%
  • 50万円未満まで:4.2%

※2%未満は非表示、アンケート人数330

犬の入手予算上限平均=約15万円

猫の入手予算上限

  • 5万円未満まで:16.5%
  • 10万円未満まで:34.6%
  • 20万円未満まで:29.9%
  • 30万円未満まで:11.0%
  • 40万円未満まで:※2%未満
  • 50万円未満まで:7.9%

※2%未満は非表示、アンケート人数127

猫の入手予算上限平均=約14万円

ペットを迎える方法や予算は、飼い主によりさまざま

犬と猫をお迎えできる予算の上限の平均は、犬のほうがやや高め、という結果になりました。

家族同然となるペットをお迎えするのに、その方法や予算は飼い主さんによってさまざまです。

その一生を責任もって面倒を見るペット、幸せな迎え方をしたいですね。

参考資料

長島 迪子