【日経平均株価】大納会に向けて年初来高値更新か、「掉尾の一振」に期待

2. 一時、25日線を回復し底堅い動き

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。足元では、25日移動平均線、75日移動平均線付近でもみ合う動きが続いていました。先週はこのあたりを上抜けることができるかどうかが大きなポイントでした。

実際には、25日線に近づくと戻り売りで上値を押さえられるような動きが続いていましたが、20日（水）には窓をあけて上昇してよりつくと、そのまま陽線となりました。ただ、週末にかけてはまた下落し、25日線を割ってしまいました。

今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。しばらく上値を押さえられていた25日線を一時的ではありますが終値ベースで突破しました。ただ、直近の戻り高値である11月20日の高値（3万3853円）を超えることができず、長い上ヒゲになっています。今週はここを超えることができるかどうかが大きなポイントです。終値ベースでこのあたりを超えると、年初来高値も更新します。来年の相場にも大きなはずみになるでしょう。

逆に、しばらくは3万3000円～3万3800円の間で、小幅にもみ合う展開になることも予想されます。その場合でも、25日線から大きく下放れするようなことがなければ、上目線でチャンスを狙っていきたいところです。