「人生100年時代」が近づくいま、長くなる老後に備える資産づくりに注目が集まっていますね。

iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)は、毎月拠出する掛金をもとに、投資信託などを運用することで老後資金を形成する私的年金です。

iDeCoの掛金と運用益は、60歳以降に任意の形で受け取ることができます。

出所:iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の特徴」

掛金は月額5000円から設定でき、上限金額は職業等によって異なります(公務員は1万2000円、会社員は1万2000~2万3000円、専業主婦(夫)は2万3000円、自営業は6万8000円)。

iDeCoを検討している人の中には「1万円では意味ない気がする……」とためらっている方もいるでしょう?

果たして毎月1万円の拠出でiDeCoを運用することは本当に無意味なのでしょうか?

本記事では、毎月1万円の拠出でiDeCoを運用することに、どれほどメリットがあるのかを解説していきます。

MeChoice編集部厳選!iDeCoの運用におすすめの証券会社で口座開設をする

1. この記事を読んでわかること

  • iDeCoとは
  • iDeCoは毎月1万円でも意味があるのか?
  • 毎月1万円でもiDeCoをおすすめする3つの理由

2. iDeCoは毎月1万円でも意味がある3つの理由

iDeCoは毎月拠出する掛金で投資信託などを運用する私的年金です。

そのため「毎月1万円では少額すぎて意味がない」と思う方がいるのも当然でしょう。

しかし、結論から言えばiDeCoは毎月1万円でも十分に意味があります。

次からは毎月1万円の掛金でもiDeCoの恩恵を十分に受けられる3つの理由を紹介していきます。

2.1 掛金が全額所得控除の対象となる

iDeCoは毎月拠出する掛金が全額所得控除の対象となります。

つまり、掛金の拠出額に応じて住民税および所得税を安くできるということです。

年収別にどれほど安くなるのかをシミュレーションしてみましょう。

年収500万円と700万円の方が30年加入した場合は以下の通りです(毎月の掛金は1万円)。

<年収500万円の場合>

  • 所得税軽減額:36万円
  • 住民税軽減額:36万円

<年収700万円の場合>

  • 所得税軽減額:72万円
  • 住民税軽減額:36万円

年収700万円であれば100万円以上の節税が可能となる計算です。

本メリットだけでも十分月1万円をiDeCoに使う意味があります。

2.2 毎月1万円でも複利効果で十分な利益が期待できる

投資には複利効果があります。

複利効果とは利益を再投資することで元本と利益が相互に肥大化していく効果のことです。

出所:MeChoice編集部作成

iDeCoは毎月拠出する掛金をもとに投資信託などを運用するため、複利効果の恩恵を受けることができます。

実際にiDeCoで毎月1万円を拠出した場合の将来資産額をシミュレーションしてみましょう。

※いずれも1年複利計算で税および手数料を考慮しない

<年利3%で30年運用した場合>
掛金と利益の合計:582万7369円

  • うち掛金:360万円
  • うち利益:222.7万円

<年利5%で30年運用した場合>
掛金と利益の合計:832万2586円

  • うち掛金:360万円
  • うち利益:472万3000円

投資信託の平均利回りは3%~10%(3年~5年運用した場合)といわれているので、上記はいずれも達成が不可能な内容ではありません。

「老後資金2000万円問題」が叫ばれて久しいですが、そのうちの半分近い金額を月1万円のiDeCoで用意できる可能性があるのです。

この点を考慮すれば月1万円のiDeCoに意味がないとは言えないでしょう。

2.3 運用益が非課税となる

iDeCoは運用益が非課税となるメリットもあります。

通常、投資によって得られた利益には約20%の税金がかかります。

一方iDeCoは税制優遇の一環として運用益に対する税が免除されるのです。

MeChoice編集部厳選!iDeCoの運用におすすめの証券会社で口座開設をする

3. iDeCoを運用する上での注意点

iDeCoは毎月1万円でもメリットが大きい私的年金です。

ただし、いくつかの注意点は念頭に置いておく必要があります。

まず、iDeCoの掛金と運用益は原則60歳になるまで受け取れないということです。

資金の流動性が極端に低くなるので、余剰資金で取り組むことが大切になります。

また、iDeCoで運用できる金融商品の数は金融機関によって異なるものの、多くて40本ほどであることも覚えておきましょう。

「人生100年時代」に老後を過ごす私たちには、自分で老後資金をつくる姿勢が求められています。

「月1万円程度なら、iDeCoを始めてみてもいいかも!」と思った方は、相性の良い証券会社を見つけることからスタートしてみましょう。

3.1 iDeCoを始めるなら「松井証券」がおすすめ

iDeCoを始めるなら松井証券がおすすめです。

業界最安水準の口座管理手数料にくわえ、商品ラインナップも40本と業界最多水準。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」で第1位に輝いた人気ファンド「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を運用できる点も高く評価されています。

また、外部機関から高く評価されているサポート体制も松井証券の強み。

HDI-Japan(ヘルプデスク協会)が主催する「HDI格付けベンチマーク」(証券業界・2023年)では、「問い合わせ窓口」、「Webサポート」の両部門で13年連続の三つ星(最高評価)を獲得しています。

この快挙を達成しているのは、インターネット証券のなかでは松井証券のみです。

松井証券(iDeCo)の口座を開設する

参考資料

5. まとめ

  • iDeCoは月1万円でも意味がある
  • 月1万円でも100万円以上の節税メリットが得られる
  • 月1万円でも数百万円以上の資産を築くことができる(30年運用した場合)
MeChoice編集部厳選!iDeCoの運用におすすめの証券会社で口座開設をする

MeChoice編集部