住宅を購入するには、住宅ローンを利用するのが一般的です。そして、住宅ローン控除を受ける方も多いでしょう。

会社員の場合、すでに年末調整が終わっていると思います。しかし住宅ローンの初年度の場合は確定申告が必要となります。

この記事では、住宅ローン控除で初年度に必要な確定申告の流れについて解説します。

確定申告と聞いて不安に感じる方も多いかもしれません。しかし、やるべきことを理解すれば難しくないので、ぜひ最後までご覧ください。

住宅ローン控除とは?

住宅ローン控除とは、住宅を新築や購入、増改築などした場合に、住宅ローン残高の0.7%が一定期間所得税額などから控除される減税制度です。

2022年3月に国土交通省が発表した「令和3年度住宅市場動向調査報告書」によると、住宅ローンを利用している世帯のうち、住宅ローン控除を受けている割合は以下の通りでした。

出所:国土交通省「令和3年度住宅市場動向調査報告書」を参考に筆者作成

注文住宅で91.7%、建売住宅で91.6%となっています。

この調査からも、住宅を購入した多くの方が、住宅ローン控除を受けていることがわかります。

控除期間や控除額は、入居年度や建物の性能によって異なります。詳しくは国土交通省のホームページをご確認ください。