育児をしているうちに、いつの間にか「模範的な母親」というイメージに囚われていることはありませんか。世間では「母親だから」や「育児は母親がするもの」と思われがちです。そしてママ自身も「母親なんだから」「これくらい我慢しなくては」と思ってしまうことがあると思います。

育児期の負担感には個人差がある

子どものために母親は時間を使い切るような生活をしています。とくに乳幼児期はお世話でかかりきりになり、睡眠不足も当たり前。

でも、体調の回復度合いやストレスの程度には個人差があります。産後の不調に悩むママ、高齢出産のため育児生活が身にこたえているママ、病気治療中のママ、そして何とか頑張りたいけれど頼れる身内のいないママ。子どもに病気や障害があるなど…いろんな家庭があるのです。誰もが頑張っているのに、それを他人から一律で批判されると心も折れてしまいますよね。

周囲からの「母親」という「あるべき姿」の押し付けは、容易に受け止められるものではありません。このような価値観の存在に出会ったら、ともかく要注意です。心の中に留めないようにしましょう。

母親の「自己犠牲」が抱えるリスクとは