①1日の水分摂取量を把握する

1日の摂取量の目安は1ℓとのことです。年齢を重ねることで水分を吸収しにくい体質になってしまうので、積極的に水分を取るようにしましょう。

摂取量を増やすために、塩気のあるものをあえて食べてみましょう。塩分は水分補給を促します。アイスクリームやゼリーなどで補うのも良いでしょう。

②エアコンの設定温度はこまめに確認

適正温度は26~28℃です。室内にこもりがちの方は、こまめに設定温度を確認しましょう。高齢の方は体温調節も難しくなります。外気温を確認して、温度の調節を行ってください。

③活気があるか、痩せていないかを確認

熱中症や脱水状態になってしまうと、ボーっとしてしまったり、食事の量が減少してしまいます。水分補給をこまめに行いすぎて、食事量が減少することもあります。

そのため、体重を定期的に量ると良いでしょう。時には下痢や嘔吐で体重が減少していることもあります。その場合は早めに病院へ行きましょう。

④皮膚の状態を確認

食事や水分量が少ないと、皮膚が乾燥します。口の中が乾いていないか、手の甲をつまんで皮膚の戻り具合を確認してみましょう。脱水だと、戻りが遅くなります。

また顔色の確認もしましょう。顔色の変化や状態も、身体の状態を知るバロメーターです。

⑤食べ物・飲み物の賞味期限は大丈夫か

いきなり気温が上がると、食品の管理にも注意が必要です。今まで冷蔵庫外で保管していた飲み物や食べ物も、なるべく冷蔵庫で保管するようにしましょう。鍋に入っている料理にも、気を付けたいところです。

また賞味期限にも注意が必要です。「少しぐらい過ぎていても大丈夫」は、シニア世代には危険です。賞味期限内の食品を食べるようにしてください。

さいごに

50代だとまだまだ働き盛りの年代です。70代でも元気に働いている方も多くなってきました。「まだまだ元気だから大丈夫」ではなく、自分の身体の状態を常に確認するようにしてみてください。とくに、初夏はまだ身体が暑さに慣れていません。よく水分を補給し、食事量にも気を配ってみてください。

【参考】

「熱中症情報」総務省消防庁

LIMO編集部