一方、年収アップに合わせて資産を着実に増やしている人もいます。このような家庭では浪費することなく、必要なものに支出しているのが特徴です。余剰資金が少しでもあれば貯蓄へ、また株や投資信託などの投資に回してお金を増やすことを心掛けている傾向にあります。

さらに、換金性の高い金融資産よりも投資効率を重視して不動産投資などで副収入や資産を増やす人もいます。

さいごに

貯金をするには、まずは支出を減らすこと、そして収入を増やすこと。年収が高くても、しっかりと自分の足元を見ながら、貯蓄計画を立てていくことが大切だといえそうです。

また、給与が大きく増える期待が持てないのであれば、貯金法の一つとして手持ちの資金の運用を検討するなど、資産形成の一手法としての投資も考えていく必要があるかもしれません。


【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

 

LIMO編集部