クレジットカードを複数持つことで、より多くのポイントを効率よく貯めることができます。
カードごとのキャンペーンや、それぞれのカードの優待特典が活かせることがその理由です。
管理の手間やカードの不正利用リスクを踏まえますと、2枚から3枚がちょうどいいクレジットカードの保有枚数と言えるかもしれません。
ここでは複数のクレジットカードを所有する5つのメリットと、3つのデメリットについて解説します。

- 1.
- クレジットカードの平均保有枚数は2.9枚
- 2.
- クレジットカードを複数持つメリット
- 2-1.
- 対象店舗でより高い還元率で利用できる
- 2-2.
- 付帯サービスが増える
- 2-3.
- 異なる国際ブランドを持てる
- 2-4.
- 盗難に遭ったときにリスクを抑えられる
- 2-5.
- 限度額がクレジットカードの数だけ増える
- 3.
- クレジットカードを複数持つデメリット
- 3-1.
- 年会費がかかる場合がある
- 3-2.
- 不正利用のリスクが高まる
- 3-3.
- 管理がめんどう
- 4.
- クレジットカードを1枚に絞るメリット
- 5.
- クレジットカードを1枚に絞るデメリット
- 6.
- クレジットカードは複数枚(2枚~3枚)持つのがおすすめ
- 7.
- メインにおすすめのクレジットカード
- 8.
- サブにおすすめのクレジットカード
- 8-1.
- 三井住友カード(NL)
- 8-2.
- イオンカードセレクト
- 8-3.
- エポスカード
- 9.
- まとめ
- 10.
- 参考資料
1クレジットカードの平均保有枚数は2.9枚

「クレジットカード発行枚数調査結果の公表について」(一般社団法人日本クレジット協会)(2022年11月30日発表)によりますと、1人あたりのクレジットカードの平均保有枚数は2.9枚です。
年度 | 総数(発行枚数) | 家族カード | 法人カード |
---|---|---|---|
2014年3月末 | 2億6722万枚 | 1626万枚 | 639万枚 |
2015年3月末 | 2億5890万枚 | 1746万枚 | 874万枚 |
2016年3月末 | 2億6600万枚 | 1794万枚 | 888万枚 |
2017年3月末 | 2億7201万枚 | 1893万枚 | 923万枚 |
2018年3月末 | 2億7827万枚 | 1997万枚 | 1002万枚 |
2019年3月末 | 2億8394万枚 | 2165万枚 | 1002万枚 |
2020年3月末 | 2億9296万枚 | 2290万枚 | 1037万枚 |
2021年3月末 | 2億9531万枚 | 2355万枚 | 1091万枚 |
2022年3月末 | 3億101万枚 | 2378万枚 | 1145万枚 |
1人あたりのクレジットカードの平均保有枚数が「2.9枚」の根拠として、2022年3月末の総発行枚数3億101万枚があげられます。
3億101万枚÷1億489万人=2.86枚(およそ2.9枚)
1億489万人は、2022年3月1日時点の20歳以上の総人口です。
20歳以上をクレジットカードの発行対象年齢と仮定した場合、1人あたりのクレジットカードの平均保有枚数「2.9枚」という数値が導き出されます。
2クレジットカードを複数持つメリット

クレジットカードを複数持つことで、次の5つのメリットが得られます。
- 対象店舗でより高い還元率で利用できる
- 付帯サービスが増える
- 異なる国際ブランドを持てる
- 盗難されたときにリスクを分散できる
- 限度額がクレジットカードの数だけ増える
対象店舗でより高い還元率で利用できる
クレジットカードはカード会社ごとに、提携しているショップやサービスが存在します。
同じショップでもカードの種類によっては、ポイント還元率が異なることはめずらしくありません。
ポイント還元率 | 3万円のショッピングで付与されるポイント数 | |
---|---|---|
カードA | 1.0% | 300ポイント |
カードB | 3.0% | 900ポイント |
カードC | 5.0% | 1500ポイント |
複数のカードを持つ方の場合、上記の中では最もポイント還元率の高い(5.0%)カードCをメインカードにすることによって、非常に効率よくポイントを集めています。
ご自身が利用する機会の多いショップやサービスが、作りたいクレジットカードと提携しているかを事前に調べておきたいところです。
付帯サービスが増える
クレジットカードには、以下の付帯サービスが設けられています。
- 提携店舗での割引特典
- 提携店舗利用時のポイント優待
- コンサートやイベントのチケット優先予約
- ホテルなどの宿泊施設の予約
- レストランやゴルフ場の予約
- 海外や国内の旅行保険
- ショッピング保険
- カードが不正利用された際の損害補償
中でも海外や国内の旅行保険は、自動付帯のクレジットカードと補償額が合算できる強みを持ちます。
補償額(旅行保険) | |
---|---|
カードA(利用付帯) | 100万円 |
カードB(自動付帯) | 100万円 |
カードC(自動付帯) | 100万円 |
上記の場合、合計の補償額は300万円です。
自動付帯保険と利用付帯保険の違いは以下のとおり。
保険の種類 | 内容 |
---|---|
利用付帯 | 保険が付帯されているクレジットカードにて、公共交通機関の交通費や宿泊費用、ツアーパッケージ費用などを支払うことで補償が適用される保険 |
自動付帯 | 保険が付帯されているクレジットカードを所持しているだけで補償の対象となる保険 |
異なる国際ブランドを持てる
日本で発行されているクレジットカードは、次のいずれかの国際ブランドと提携しています。
- Visa
- MasterCard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
- 中国銀聯(ちゅうごくぎんれん/Union Pay)
- ディスカバー(DISCOVER)
クレジットカードを複数持つことで、VisaとJCB、MasterCardとアメリカン・エキスプレスなどの異なる国際ブランドを組み合わせることが可能です。
複数のうち1枚はVisaかMasterCardを選び、それ以外でJCBやアメリカン・エキスプレスを選択することをおすすめします。
他にも北京や上海などの中国大陸や東南アジアに赴く機会の多い方は、中国銀聯(Union Pay)を1枚持っておくと便利です。
中国銀聯(Union Pay)ブランドは、日本の三井住友カードやMUFGカードと提携しています。
盗難に遭ったときにリスクを抑えられる
クレジットカードを複数持つメリットには、盗難に遭った時の緊急対処手段があげられます。
たとえば海外に滞在中に1枚のクレジットカードが盗難に遭った場合、もう1枚のクレジットカードがあれば当面の飲食代や宿泊費などの支払いは可能です。
カード会社から代替カードが届くのを待つ必要がありません。
カードの利用停止手続きだけを済ませておき、日本へ帰国後にカードの再発行手続きに臨む余裕が生まれます。
限度額がクレジットカードの数だけ増える
クレジットカードの枚数が増えれば増えるほど、カードの利用限度額も加算されていきます。
利用限度額 | |
---|---|
カードA | 100万円 |
カードB | 100万円 |
カードC | 80万円 |
上記の3枚のクレジットカードを持っている方の場合、トータルの利用限度額は280万円です。
友人や職場の同僚の結婚式が重なるなど、急な出費が連続する場合に備えて複数のクレジットカードを作っておくのもリスク管理につながります。
ただし、くれぐれもカードの使いすぎにはご注意ください。
3クレジットカードを複数持つデメリット

クレジットカードの複数持ちはポイントを効率よく貯めるなどのメリットを得る一方で、以下の3つのデメリットが生じることが想定されます。
- 年会費がかかる場合がある
- 不正利用のリスクが高まる
- 管理がめんどう
年会費がかかる場合がある
クレジットカードの年会費は、次の3つのパターンに分かれます。
年会費 | |
---|---|
年会費無料 | 無料(0円) |
年会費有料 | 1000円台から1万円台 ※年会費10万円以上のカードもあります |
条件を満たした際には年会費無料 | 初年度は有料 条件を満たした場合、翌年度の年会費が無料 |
複数のクレジットカードのすべてが年会費無料であれば、維持費を気にする必要はありません。
たとえば年会費有料のカードをメインに設定し、ほかのカードをサブでの使用に位置づけると年会費の「元を取る」ことにもつながるでしょう。
それから年会費有料のクレジットカードの中には、一定の条件を満たした際に翌年度の年会費が無料となるものも存在します。
「年間○○万円(税込)以上のショッピング利用」が条件となるものが多いようです。
不正利用のリスクが高まる
一般社団法人 日本クレジット協会が公開した「日本のクレジット統計2021年度版」によりますと、2021年のクレジットカードの不正利用総額は330億1000万円です。
不正利用被害の中でも「番号盗用被害額」が311億7000万円と、不正利用総額の「94.4%」を占めています。
期間および被害総額 | 偽造カード被害額 | 番号盗用被害額 | その他不正利用被害額 |
---|---|---|---|
2014年 114億5000万円 |
19億5000万円 ※17.0% |
67億3000万円 ※58.8% |
27億7000万円 ※24.2% |
2015年 120億9000万円 |
23億1000万円 ※19.1% |
72億2000万円 ※59.7% |
25億6000万円 ※21.2% |
2016年 142億円 |
30億6000万円 ※21.6% |
88億9000万円 ※62.6% |
22億5000万円 ※15.8% |
2017年 236億4000万円 |
31億7000万円 ※13.4% |
176億7000万円 ※74.8% |
28億円 ※11.8% |
2018年 235億4000万円 |
16億円 ※6.8% |
187億6000万円 ※79.7% |
31億8000万円 ※13.5% |
2019年 274億1000万円 |
17億8000万円 ※6.5% |
222億9000万円 ※81.3% |
33億4000万円 ※12.2% |
2020年 253億円 |
8億円 ※3.2% |
223億6000万円 ※88.4% |
21億4000万円 ※8.5% |
2021年 330億1000万円 |
1億5000万円 ※0.5% |
311億7000万円 ※94.4% |
16億9000万円 ※5.1% |
クレジットカードを利用する以上、不正利用のリスクを「ゼロ」にすることは困難です。
クレジットカード会社では券面にカード情報が記載されていないナンバーレスタイプや、裏面のみにカード情報が記載されているタイプを発行することで不正利用のリスク対策を講じています。
カード会社が提供する会員専用アプリにて、利用状況を逐一チェックするのも不正利用の防止策です。
メールやSMS(Short Message Service)で配送業者やショッピングサイト、銀行やカード会社などを装うフィッシング詐欺も増加しています。
メッセージ本文内のURLリンクから遷移したサイトにて、クレジットカードのカード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)を入力させる手口です。
本文内のURLはクリック(タップ)せずに、公式サイトを確認するのが現状、唯一の対処法と言えるでしょう。
もし誤ってカード情報を入力してしまった際には、会員専用ページやアプリにてカードの利用停止の手続きを行ってください。
おおむね1週間ほどで、再発行後の新しいカードが郵送(書留郵便など)にて届きます。
管理がめんどう
クレジットカードを複数持つ人には、持っている枚数分の管理も求められます。
- 月々の利用明細(日時、購入先)
- 利用限度枠
- ポイント数
- 貯まったポイントの交換
- 支払日(引き落とし日)
- 締め日
- 引き落とし口座の残高(銀行などの金融機関)
それぞれのカードごとの専用アプリをスマホにインストールして、こまめに利用状況を確認することが大切です。
前述したクレジットカードの不正利用被害も、利用明細の確認にて発覚するケースも考えられます。
また、カード利用で貯まったポイントは、有効期限が設けられているものが大半です。
中でも期間限定ポイントは有効期限が短い(1ヶ月~2ヶ月以内)ため、気がつくと失効していた…ということもあり得ます。
特にキャンペーンで受け取ったポイントは、有効期限をきちんと確認しておきましょう。
4クレジットカードを1枚に絞るメリット

クレジットカードを複数持たずに1枚に絞るメリットとして、次の5点があげられます。
- ポイントが貯めやすい
- 管理や利用状況の把握が簡単
- 年会費を抑えやすい
- インビテーションが届きやすくなる
- 盗難・紛失のリスクが低い
インビテーションとは、上位カード(ゴールド、プラチナなど)への「招待状」です。
インビテーションにて発行したゴールドカードやプラチナカードは、年会費が割引されるなどの特典が設けられている場合があります。
一般カードで利用履歴(クレジットヒストリー)を積み重ねてから、インビテーションによってゴールドやプラチナなどへランクアップするのが近道です。
5クレジットカードを1枚に絞るデメリット

クレジットカードを1枚に絞ることでポイントが貯めやすいなどのメリットを得る一方で、以下の3つのデメリットが発生する可能性があります。
- 利用できる店舗が限られる
- 紛失や盗難の際に困る可能性大
- 付帯サービスや特典が限られる
クレジットカードを1枚に絞る際には、加盟店数の豊富なVisaやMasterCardを選ぶのがおすすめです。
付帯サービスや特典を充実させたい方は、ゴールドやプラチナなどの高ランクカードを選択肢に加えると良いかもしれません。
紛失や盗難に備えて、お手持ちのスマホにクレジットカードを登録する必要もあるでしょう。
iPhoneならApple Pay、AndroidスマートフォンならGoogle Payによるスマホ決済が可能です。
※カードの種類によっては対応していないものもあります
6クレジットカードは複数枚(2枚~3枚)持つのがおすすめ

クレジットカードは複数枚(2枚から3枚)を持つことをおすすめします。
管理の手間や紛失や盗難のリスクを考えると、2枚から3枚というのは適切かつ実用的な枚数です。
たとえばメインのカードはポイント還元率を優先し、サブのカードで優待特典や付帯サービスを補填する方法が望ましいかと思われます。
7メインにおすすめのクレジットカード

ここからはメインにおすすめのクレジットカードとして、次の3枚を紹介します。
- 楽天カード
- dカード
- PayPayカード
楽天カード
楽天カード
常時1%、楽天市場で3%の高還元率なクレジットカード
- 基本のポイント還元率1.0%
- 楽天市場では3.0%のポイント還元率
- 提携店が多くポイントが貯めやすい
- 通常ポイントは有効期限が更新される
- 2枚目のカード発行可能
年会費 | 永年無料 |
---|---|
国際ブランド | Visa・MasterCard・JCB・American Express |
追加カード | 家族カード・ETCカード |
楽天ポイント | 基本:カード利用代金100円につき1ポイント 楽天市場:3倍 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2000万円 カード盗難保険 |
モバイル決済 | Google Pay・Apple Pay・楽天ペイ・その他クレジットカードとして「楽天カード」の登録が可能な決済ツール |
楽天カードは楽天市場にて、通常の3倍のポイントが常に貯まるクレジットカードです。
基本のポイント還元率は1.0%のため、3.0%のポイントが付与されます。
楽天カードの年会費は永年無料です。
国際ブランドはVisaとMasterCard、JCBとアメリカン・エキスプレスのいずれかより選ぶことができます。
最大2000万円補償の海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)されているのも嬉しいところです。
dカード
内容 | |
---|---|
年会費 | 永年無料 ※入会対象:18歳以上 |
追加カード | ETCカード・家族カード |
国際ブランド | Visa・MasterCard |
dポイント | ・基本の還元率:1% ・dカード特約店、dポイント加盟店、dカードポイントモール利用 還元率1.5倍~最大7.0% |
付帯保険 | ・dカードケータイ補償 最大1万円(購入後1年間) ・お買い物あんしん保険 年間最大100万円(自己負担額3000円/1事故) ・旅行保険(29歳以下) 国内最大1000万円・海外最大2000万円 |
モバイル決済 | Apple Pay |
dカードはNTTドコモが提供するクレジットカードの名称です。
年会費無料、100円(税込)のショッピングにつき1ポイントが貯まります。
マツモトキヨシやノジマなどの「dカード特約店」にて、1.5%から7.0%のポイントを付与。
ネットショッピング時には「dカード ポイントモール」を経由することで、1.5%から10.0%以上のポイントが貯まるチャンスも。
スマホ決済アプリ「d払い」の支払方法にdカードの登録後は、d曜日(毎週金曜日と土曜日)にメルカリやAmazonのショッピングで最大4.0%のポイント還元率が適用されます。
PayPayカード
PayPayカード
PayPayの残高にチャージできる唯一のクレジットカード
- 年会費無料
- PayPayポイントを貯めやすい
- PayPay残高へチャージ可能
- ナンバーレスカード
- 最短即日で発行
内容 | |
---|---|
年会費 | 無料 |
国際ブランド | Visa・MasterCard・JCB |
PayPayポイント | 100円につき1ポイント |
追加カード | 家族カード・ETCカード |
付帯保険 | なし |
モバイル決済 | Apple Pay、楽天ペイ |
PayPayカードは、スマホ決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」残高にチャージできるクレジットカードです。
PayPayが開催するキャンペーンにて、最大のポイント優待特典を受け取るための条件でもあります。
年会費永年無料、基本のポイント還元率は1.0%です。
Yahoo!ショッピングやLOHACOにて、最大5倍(5.0%)または最大9倍(9.0%「5のつく日」)のポイントが付与されるメリットを持ちます。
8サブにおすすめのクレジットカード

続いて、サブにおすすめのクレジットカードに以下の3枚を紹介します。
- 三井住友カード(NL)
- イオンカードセレクト
- エポスカード
三井住友カード(NL)
内容 | |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
追加カード | ETCカード・家族カード |
国際ブランド | VIsa・MasterCard |
Vポイント | 基本の還元率:0.5% 対象のコンビニ・飲食店:5.0% |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2000万円 |
モバイル決済 | Apple Pay Google Pay(TM) |
三井住友カード(NL)はセブンイレブンやローソンなどで、最大5.0%のポイントが貯まるクレジットカードです。
対象店舗にてVisaのタッチ決済、もしくはMasterCardコンタクトレスにて購入代金を支払うことが条件となります。
年会費は永年無料、基本のポイント還元率は0.5%です。
「ココイコ!」(高島屋、東武百貨店など)や、ポイントUPモール(小田急オンラインショッピング、京王百貨店ネットショップなど)にて2倍から20倍のポイントが付与される機会が設けられています。
イオンカードセレクト
イオンカードセレクト
- クレジットカード・キャッシュカード・WAONが一体型になったクレジットカード
- イオングループ対象店でポイントが基本の2倍貯まる(基本は200円につき1ポイント)
- 毎月20日・30日のお客様感謝デーで買い物代金5%OFF
- 公共料金の支払いや、給与振り込み口座に指定でポイント付与
内容 | |
---|---|
年会費 | 無料 |
国際ブランド | Visa・MasterCard・JCB |
WAON POINT | ・基本の還元率:0.5% ・イオングループ対象店舗での還元率:通常2倍(1.0%) |
付帯保険 |
ショッピングセーフティ保険:年間限度額50万円 クレジットカード盗難保障:紛失・盗難による不正使用に対応 |
モバイル決済 | Apple Pay・イオンiD |
イオンカードセレクトは、イオングループにて2倍のポイントが貯まる年会費無料のクレジットカードです。
イオン銀行の口座開設が申し込みの条件であり、普通預金金利「年0.10%」を実現する可能性を秘めています。
ポイント還元率は0.5%が基本です。
イオンカードポイントモール経由後のネットショッピングにて、最大20倍のポイントが付与されます。
キャッシュカードとクレジットカード、電子マネーWAONを兼ね備えた1枚です。
エポスカード
エポスカード
- 表面ナンバーレスでセキュリティ面で安心
- 全国1万店舗以上で優待を受けられる
- ポイントUPサイト経由でポイントが2〜30倍にアップ
- 最高500万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
内容 | |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
追加カード | なし |
国際ブランド | Visa |
エポスポイント | 基本:カード利用代金200円(税込)につき1ポイント 提携店舗・サービス利用:2倍以上 ネットショッピング:エポスポイントUPサイト経由:2倍~30倍 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(自動付帯) ・傷害死亡・後遺障害:最高500万円、賠償責任:最高2000万円 |
モバイル決済 | Apple Pay・Google Pay・EPOS PAYなど |
エポスカードは、Visaのタッチ決済に対応したクレジットカードです。
年会費は永年無料、200円(税込)のショッピングにつき1ポイントが付与されます。
「エポスポイントUPサイト」よりネットショッピングを行った際には、1.0%から15.0%のポイントが貯まるチャンスも。
提携店舗の「エポトクプラザ」(ビッグエコー、カラオケ館など)にて、割引やポイントなどの優待特典を受けられます。
最大2000万円補償の海外旅行傷害保険が「自動付帯」という点も注目です。
9 まとめ
ここまでクレジットカードを複数持つ5つのメリットと、3つのデメリットについて解説してきました。
複数(2枚から3枚)のクレジットカードの使い分けにて、優待店舗の増加や保険サービスなどの充実につながります。
同じショップでもカードごとのポイント還元率を比較し、最も高い還元率のカードをその都度選択することも可能です。
当記事が、クレジットカードを複数所持したい方のヒントになることを願います。
10参考資料
- 楽天カード株式会社「楽天カード」
- 株式会社NTTドコモ「dカード」
- PayPayカード株式会社「PayPayカード」
- 三井住友カード株式会社「三井住友カード(NL)」
- イオンクレジットサービス株式会社「イオンカードセレクト」
- 株式会社エポスカード「エポスカード」

以上、クレジットカードの盗難・紛失などのリスクを最小限に抑えつつ、メリットを最大限にいかしてお得感を満喫できる望ましい保有枚数についてご紹介してきました。まとめとして、ご自分がよく利用するショップやサービスで高いポイント還元率やプレミアムが活用できるものをメインカードとして、いざというときの備えとして安心感のあるサブカードを用意しておくのがいいでしょう。
どのカードをメインカードにするかは、年会費条件をまずチェックしたうえで、自分の生活・買い物を振り返って決めます。サブカードの要は年会費と安心感。使えるショップやサービスが多いところ、しっかりしたブランドであるかを確認します。
だいたいメイン1枚とサブ2枚を決めたら、キャンペーン広告につられて追加で衝動的に作りすぎないようにすることも大切です。クレジットカードも一度使い始めたら長い付き合いになります。これは同時にその長い間管理しつづけることは自分の責任であることを忘れないようにしてください。