楽天カードは、「楽天市場」や「東北楽天ゴールデンイーグルス」などで知られる「楽天」が提供するクレジットカードです。

公益財団法人日本生産性本部が公開した、2021年12月22日に公開した「2021年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)第3回調査結果」によると、楽天カードは13年連続顧客満足1位となっています。

楽天カードの年会費は永年無料。「楽天市場」で「楽天カード」を使ってお買いものをすれば3倍の楽天ポイントが貯まるのが特徴です。

ここでは、楽天カードの評判やメリットおよびデメリットについて紹介します。

INDEX
1.
楽天カードの基本スペック
2.
楽天カードの還元率
3.
楽天カードの5つのメリット
3-1.
楽天カードのメリット1:年会費無料
3-2.
楽天カードのメリット2:ポイント還元率が高い
3-3.
楽天カードのメリット3:通常ポイントの有効期限はポイント付与ごとに1年更新される
3-4.
楽天カードのメリット4:提携店が多く、ポイントが貯めやすい
3-5.
楽天カードのメリット5:2枚目のカードを発行できる
4.
楽天カードの3つのデメリット
4-1.
楽天カードのデメリット1:公共料金などのポイント還元率は0.2%と低い
4-2.
楽天カードのデメリット2:ETCカードは年会費550円がかかる(※条件達成で無料)
4-3.
楽天カードのデメリット3:期間限定ポイントは有効期限が短い
5.
楽天カードの評判
5-1.
楽天カードのイイ評判
5-2.
楽天カードのイマイチな評判
6.
楽天市場の利用金額に応じたポイントの貯まり方
7.
まとめ
8.
参考資料
伊藤 亮太
監修者
伊藤 亮太CFP
1982年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。学生の間にCFP資格、DCアドバイザー資格取得。東洋大学経営学部非常勤講師、大手前大学通信教育部非常勤講師、千葉科学大学危機管理学部非常勤講師、ファイナンシャルプランナーとして活動中。著書に「超大事な知識をビジュアル解説 投資、はじめます」(新星出版社)「2022年版 米国株の稼ぎ技196 (SIB)」(standards)「株取引の要点 買いのタイミングはここだ」(技術評論社)など。

1楽天カードの基本スペック

年会費 永年無料
国際ブランド Visa・MasterCard・JCB・American Express
追加カード 家族カード・ETCカード
楽天ポイント 基本:カード利用代金100円(税込)につき1ポイント
楽天市場:3倍
付帯保険 海外旅行保険:最高2000万円
カード盗難保険
モバイル決済 Google Pay・Apple Pay・楽天ペイ・その他クレジットカードとして「楽天カード」の登録が可能な決済ツール

2楽天カードの還元率

楽天カードは、100円(税込)のショッピングにつき1ポイントが貯まります。

基本のポイント還元率は1.0%です。

楽天市場の利用にて3倍(3.0%)のポイントが付与されます。

楽天市場アプリを使用した場合には、なんと3.5%のポイント還元率を実現。

ほかにも楽天トラベルや楽天モバイルで2倍以上のポイントが付与されます。

いわゆる「楽天経済圏」でのカード利用機会が多い方にとって、ポイントが貯まりやすいクレジットカードであることは確かです。

3楽天カードの5つのメリット

楽天カードの発行後は、次の5つのメリットを得ることにつながります。

楽天カードの5つのメリット
  • メリット1:年会費無料
  • メリット2:ポイント還元率が高い
  • メリット3:通常ポイントの有効期限は、ポイント付与ごとに1年更新される
  • メリット4:提携店が多く、ポイントが貯めやすい
  • メリット5:2枚目のカードを発行できる

楽天カードのメリット1:年会費無料

楽天カードのメリットのひとつに、年会費無料という点が挙げられます。

ランニングコストがかからないため、2枚めや3枚めのカードとして持ってもよいですね。

年会費を気にしたくない方におすすめのクレジットカードと言えるでしょう。

楽天カードのメリット2:ポイント還元率が高い

前述の通り、楽天カードの基本のポイント還元率は1.0%です。

還元率1.0%以上のクレジットカードは、高還元率カードに分類されます。

「ポイ活」などで、より多くのポイントを効率よく貯めたい方にピッタリのクレジットカードです。

楽天カードのメリット3:通常ポイントの有効期限はポイント付与ごとに1年更新される

楽天カードの利用で貯まったポイントの有効期限は1年(12カ月)。

例えば2022年9月に獲得したポイントの有効期限は2023年9月30日です。

例えば、2022年10月に新たにポイントを獲得した場合には、2022年9月の2023年10月31日まで有効期限が延長されます。

つまり、毎月ポイント獲得を積み重ねていけば、その都度有効期限が延びていくわけです。

ポイントの獲得時期 ポイントの有効期限
2022年9月 2023年9月30日
2022年10月 2023年10月31日
※2022年9月獲得分の有効期限も延長
2022年11月 2023年11月30日
※2022年9月、10月獲得分の有効期限も延長

期間限定ポイントに注意

楽天カードのキャンペーンなどの特典として付与されるポイントの中には、期間限定のものが含まれています。

期間限定ポイントを獲得しても、通常ポイントの有効期限が延長されることはありません。

そのため、期間限定ポイントは有効期限までに利用することをおすすめします。

楽天ポイントの主な交換先を次の表にまとめてみました。

項目 使える場所
利用料金の支払い
※1ポイント=1円
・楽天モバイル
・楽天でんき
・楽天ガスなど
ショッピング代金の支払い
※1ポイント=1円
・楽天市場
・楽天ブックス
・ファミリーマートなど
飲食代金の支払い
※1ポイント=1円
・マクドナルド
・ジョナサン
・カレーハウスCoCo壱番屋など
電子マネーのチャージ
※1ポイント=1円
・楽天Edy
・楽天ペイ
・楽天ペイのSuica
航空会社マイルへの交換
※2ポイント=1マイル
・ANAマイル
・JALのマイル

楽天カードのメリット4:提携店が多く、ポイントが貯めやすい

楽天カードは楽天市場などの楽天経済圏はもちろんのこと、幅広いジャンルのお店と提携しています。

各店舗での代金を楽天カードで支払うと、100円(税込)につき1ポイントを付与。

貯まったポイントを代金の支払いに充てることも可能です。

カテゴリ 主なショップ名
グルメ、飲食 ・マクドナルド
・ミスタードーナツ
・くら寿司
・長崎ちゃんぽん リンガーハット
・大戸屋など
ショッピング ・ファミリーマート
・東急ハンズ
・ハンズ・ダイシン
・西友
・渋谷ヒカリエShinQsなど
ドラッグストア ・ツルハドラッグ
・杏林堂
・ココカラファイン
・サンドラッグ
・ヤックスなど
ファッション ・BEAMS
・UNITED ARROWS
・ViS
・Right-on
・JUNなど
スポーツ ・アルペン
・スポーツデポ
・好日山荘など
家電 ・ジョーシン
・エディオン
・ビックカメラなど
書籍 ・ジュンク堂書店
・とらのあな
・株式会社 有隣堂など
ガソリンスタンド ・出光サービスステーション
・コスモ石油
・ENEOSなど

楽天カードのメリット5:2枚目のカードを発行できる

楽天カードは、2枚めのカードを発行することができるのもメリットのひとつです。

  • 楽天カード(通常デザイン)と「お買いものパンダ」などのデザインカード
  • 楽天カード(ディズニーデザイン)とゆうちょ銀行などのデザインカード
  • 楽天カードと楽天PINKカード
  • 楽天カード(Visa)と楽天カード(アメリカン・エキスプレス)
  • 楽天プレミアムカードと楽天ビジネスカード

2枚の楽天カードを持つことで、目的やシーンに応じて使い分ることができます。例えばこんな感じ。

1枚めの楽天カード 2枚めの楽天カード
公共料金や生活費の支払い 交際費の支払い
ネットショッピング時の支払い 楽天ペイや楽天Edyへのチャージ
サブスクリプションサービスの支払い 街の加盟店での支払い

トータルの利用限度額は、2枚のカードのうち多い方の利用限度額が適用されます。

  • 1枚め:利用限度額80万円
  • 2枚め:利用限度額100万円
  • トータルの利用限度額:100万円

楽天カードの2枚めが作成できないパターン

楽天カードの種類や組み合わせによっては、2枚めのカードが発行できないケースも存在します。

  • 楽天PINKカードと2枚めの楽天PINKカード
  • 年会費有料のカードと2枚めの年会費有料カード
  • すでに楽天銀行カードを所持している場合
  • すでに楽天ANAマイレージクラブカードを保有している場合
  • すでに楽天カードアカデミーを持っている場合

楽天カードのうち、年会費有料のカードは次の3種類です。

  • 楽天ブラックカード
  • 楽天プレミアムカード
  • 楽天ゴールドカード

年会費有料カードと年会費無料の楽天カードとの組み合わせは認められています。

4楽天カードの3つのデメリット

楽天カードは、ポイント還元率の高さやポイントの貯まりやすさなどのメリットを持つ一方で、以下の3つのデメリットが生じる可能性があります。

楽天カードの3つのデメリット
  • デメリット1:公共料金などのポイント還元率は0.2%と低い
  • デメリット2:ETCカードは年会費550円がかかる(※条件達成で無料)
  • デメリット3:1期間限定ポイントは有効期限が短い

楽天カードのデメリット1:公共料金などのポイント還元率は0.2%と低い

楽天カードはすべてのショッピング利用に対して、1.0%~のポイント還元率が適用されるわけではありません。

公共料金や税金に対しては、1.0%と0.2%、2通りのポイント還元率が混在しています。

ポイント還元率1.0%の公共料金と税金

区分 主な事業者名
携帯電話料金
※ポイント還元率1.0%
・楽天モバイル
・NTTドコモ
・au
・ソフトバンク
・Y!mobile
電気料金
※ポイント還元率1.0%
・坊っちゃん電力
・HISでんき(HTBエナジー)
・ミツウロコでんき
・ENEOSでんき
ガス料金
※ポイント還元率1.0%
・楽天ガス
・堀川産業のエネクル
・ENEOS都市ガス
・すまいるガス(カメイ株式会社)
・大津市企業局など
税金
※ポイント還元率1.0%
・消費税
・登録免許税
・不動産取得税など

ポイント還元率0.2%の公共料金と税金

区分 主な事業者名
電気料金
※ポイント還元率0.2%
・北海道電力
・東北電力
・東京電力エナジーパートナー
・中部電力
・関西電力など
ガス料金
※ポイント還元率0.2%
・東京ガス
・大阪ガス
・ニチガス
・東邦ガス
・日本ガスなど
水道料金
※ポイント還元率0.2%
・東京都水道局
・横浜市水道局
・大阪市水道局など
・福岡市水道局など
税金など
※ポイント還元率0.2%
・源泉所得税
・固定資産税
・贈与税
・住民税
・自動車税、軽自動車税
・国民健康保険料
・Yahoo!公金支払い

楽天カードのデメリット2:ETCカードは年会費550円がかかる(※条件達成で無料)

楽天カードはETCカードも発行可能。楽天カード1枚につき、ETCカードが1枚発行されます。

ETCカードの年会費は550円(税込)です。

ただし、次のカードの所有者に限り、ETCカードの年会費が無料となります。

  • 楽天ゴールドカード
  • 楽天プレミアムカード
  • 楽天ブラックカード

いずれも年会費が有料の楽天カードです。

また、楽天PointClubのプラチナランク、ダイヤモンドランク会員の場合も、ETCカードが年会費無料で発行されます。

楽天PointClub
ランク名
達成条件
レギュラーランク 楽天サービス(ポイント対象)の利用でのポイントの獲得
シルバーランク 過去6カ月間で200ポイント以上、2回以上のポイント獲得
ゴールドランク 過去6カ月間で700ポイント以上、7回以上のポイント獲得
プラチナランク 過去6カ月間で2000ポイント以上、15回以上のポイント獲得
ダイヤモンド
ランク
過去6カ月間で4000ポイント以上、30回以上のポイント獲得、楽天カードの所有

プラチナランクの場合、月間で2回から3回以上「楽天市場」を利用している方であれば達成可能です。

  • 1回のポイント獲得:133ポイント以上
  • 1回の利用金額:4433円以上

※楽天カードの楽天市場でのポイント還元率3.0%で算出

楽天カードのデメリット3:期間限定ポイントは有効期限が短い

楽天カードには期間限定ポイントが付与されるケースもあります。主にキャンペーンでの特典です。

期間限定ポイントは1カ月以内の有効期限のものが見受けられます。ポイントの有効期限の確認方法は次のとおりです。

ポイントの有効期限の確認方法
  • 楽天PointClubにアクセス
  • アカウントとパスワードを入力してログイン※アカウントは楽天のサービスに登録済みのメールアドレス
  • 「ホーム画面」の「利用可能ポイント」にて、ポイントの有効期限を表示

ポイントの有効期限をうっかり逃さないためにも、こまめに楽天PointClubを確認することをおすすめします。

5楽天カードの評判

ここからは、楽天カードを利用している方からのイイ評判とイマイチな評判を紹介します。

楽天カードのイイ評判

楽天カードのイイ評判として、次の3つがあげられます。

楽天カードのイイ評判
  • ポイントが貯まりやすい
  • 年会費が永年無料なので所有しやすい
  • 貯まったポイントを使いやすい

楽天カードの基本のポイント還元率は1.0%ということもあり、ポイントの貯まりやすさは、はずせないイイ評判です。

年会費が無料という点も、楽天カードのイイ評判に含まれています。

特に2枚めや3枚めのカードを持ちたい方にとって、コストが発生しない年会費無料の楽天カードは魅力的に映るのではないでしょうか。

それから貯まったポイントが使いやすいのも楽天カードの特色です。

航空会社マイルや他社のポイントに交換することもできますが、1ポイント=1円でショッピングの購入代金に充てられるのが嬉しいところでしょう。

楽天カードのイマイチな評判

楽天カードにはポイントの貯まりやすさや使いやすさのイイ評判の一方で、以下の3つのイマイチな評判も見受けられます。

楽天カードのイマイチな評判
  • ETCカードの年会費が発生する
  • 公共料金や税金のポイント還元率が0.2%
  • サポートセンター(電話)につながりにくい

楽天カードは年会費永年無料ですが、ETCカードには550円(税込)の年会費が発生します。

ただし、楽天PointClubのランクアップ(プラチナランク、ダイヤモンドランク)ができれば、ETCカードの年会費が無料となるため、楽天市場などの利用を積み重ねるのが近道と言えるでしょう。

公共料金や税金のポイント還元率が0.2%という点も、イマイチな評判に結びついています。

公共料金支払い用のクレジットカードを発行するか、請求書払いに対応している電子マネーなどの利用を検討したほうが良いかもしれません。

そしてサポートセンター(電話)につながりにくいというのも、イマイチな評判としてあげられています。

基本的に各種サービスへの電話はつながりにくい傾向があるのは否めません。企業によってはナビダイヤル(有料)にて対応しているため、通話料金も発生してしまいます。

6楽天市場の利用金額に応じたポイントの貯まり方

楽天カードにて、楽天市場の利用金額に応じたポイントの貯まり方を次の表にまとめています。

楽天市場の利用金額 楽天カードで貯まるポイント
1万円 300ポイント
※300円相当
2万円 600ポイント
※600円相当
3万円 900ポイント
※900円相当
4万円 1200ポイント
※1200円相当
5万円 1500ポイント
※1500円相当
6万円 1800ポイント
※1800円相当
7万円 2100ポイント
※2100円相当
8万円 2400ポイント
※2400円相当
9万円 2700ポイント
※2700円相当
10万円 3000ポイント
※3000円相当

※100円(税込)につき3ポイントにて算出

やはりポイント還元率3.0%ということもあり、ポイントが貯まる速度が非常に早い印象を受けるのは確かです。

7まとめ

楽天カードは、楽天市場などの楽天経済圏の利用機会の多い方におすすめのクレジットカードです。

基本のポイント還元率も1.0%と高い部類に入るため、ふだん使いでもどんどんポイントが貯まっていきます。

初めてのクレジットカードとして楽天カードを選ぶ方はもちろん、2枚めや3枚めのカードとして楽天カードを検討している方の参考になれば幸いです。

8参考資料

監修者:伊藤 亮太

楽天カードはユーザー数も多く、使い勝手の良いカードとして定評があります。還元率は1%以上と高還元率を誇っており、一般カードの場合は年会費無料であるため、楽天ユーザーをはじめ持っておくべきクレジットカードといえます。

なお、貯まるポイントのうち、期間限定ポイントは期限内に使用しないと意味がありません。そのため、忘れずに期間限定ポイントを有効活用していきましょう。一方、通常ポイントに関しては何かしらの形でクレジットカードを継続して利用していけばポイントの有効期限を利用せずに貯めることができます。着実にポイントを貯め、効率的かつ効果的にポイントを利用できるようにしていきましょう。

この他、最近では楽天カードを2枚持ちする人もいる点にも触れておきます。1枚は普段の買い物用、もう1枚はネットショッピング用など分けることで資金管理したいというニーズに応えています。2枚カードを作成したからといって利用枠が大きく広がるとは限らないものの、資金管理面からはメリットがありそうです。

できるだけポイントを得るには、公共料金をはじめ支払いの大きいものはクレジットカードで支払うこと。カード払いできるものは極力カード払いに切り替えるとどんどんポイントが貯まっていきますよ。