SBI・V・S&P500インデックス・ファンドはSBIアセットマネジメントのインデックスファンドです。米国の株式を主要投資対象としている銘柄です。2023年03月31日時点で純資産総額は8231.08億円を突破しています。

今回はSBI・V・S&P500インデックス・ファンドの商品概要やおすすめポイント、評判や運用できるおすすめ証券会社などを解説します。SBI・V・S&P500インデックス・ファンドに興味を持っている方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの特徴
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの投資先
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンドのパフォーマンス
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンドを購入できるおすすめ証券会社
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの口コミと評判
INDEX
1.
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドとは?商品概要を紹介
1-1.
組入上位10業種
1-2.
組入上位銘柄10社
2.
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの3つのおすすめポイント
2-1.
1. 米国経済の成長による株式市場の価格上昇を期待した運用ができる
2-2.
2. 低コストで運用できる
2-3.
3. 米国のグローバルカンパニーに投資できる
3.
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの評判を紹介!
4.
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドを運用できるおすすめの証券会社3選
4-1.
1. SBI証券
4-2.
2. 松井証券
4-3.
3. マネックス証券
5.
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは低コストで長期投資をしたい人におすすめ
6.
参考資料

1SBI・V・S&P500インデックス・ファンドとは?商品概要を紹介

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、主として米国の株式に投資する銘柄です。

インデックス運用のため米国の株式市場の値動きに連動するよう設計されています。

主な実績やステータスは下記の通りです。

項目 内容
騰落率(期間収益率) -2.61%(過去1年)
+96.20%(過去3年)
ベンチマーク S&P500指数(円換算ベース)
購入時手数料 0円
信託財産留保額 0円
信託報酬率 0.0638%
投信会社名 SBIアセットマネジメント
基準価額(1万口当たり) 1万7566円
分配金(設定来) 0円
純資産総額 8231.08億円
非課税制度 ・NISA
主な取扱金融機関(NISA) ・SBI証券
・松井証券
・マネックス証券
・auカブコム証券

手数料は購入時手数料が無料、信託財産留保額も無料となっています。また、主な手数料である信託報酬は保有額に対して年率でかかり、年率0.0638%と十分に低めの設定となっています。

設定来分配金は0円のため、「分配金なし」のファンドを求めている人におすすめです。

【解説】分配金なしのメリットとは何か
  • 分配金なしの場合、利益は再投資されて再び元本として運用されます
  • 元本と利益が相互に大きくなる「複利効果」が期待できることから長期で資産形成を行う人におすすめです

投資先の内訳は以下の通りです(2023年3月31日時点)。

組入上位10業種

業種 比率
情報技術 26.10%
ヘルスケア 14.16%
金融 12.90%
一般消費財・サービス 10.15%
資本財・サービス 8.69%
コミュニケーション・サービス 8.18%
生活必需品 7.14%
エネルギー 4.62%
公益事業 2.86%
素材 2.65%

組入上位銘柄10社

社名 割合
アップル 7.18%
マイクロソフト 6.26%
アルファベット 3.40%
アマゾン・ドット・コム 2.67%
エヌビディア 2.01%
テスラ 1.62%
バークシャー・ハサウェイ 1.62%
メタ・プラットフォームズ 1.39%
エクソンモービル 1.31%
ユナイテッドヘルス・グループ 1.29%

投資先の業種で最も割合が高いのは情報技術(26.10%)で、企業としてはアップル(7.18%)の比率が最も高くなっています。

2SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの3つのおすすめポイント

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの主なメリットは以下の3ポイントです。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの3つのおすすめポイント
  • 米国経済の成長による株式市場の価格上昇を期待した運用ができる
  • 低コストで運用できる
  • 米国のグローバルカンパニーに投資できる

それぞれ詳しく紹介します。

1. 米国経済の成長による株式市場の価格上昇を期待した運用ができる

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは米国の株式に投資するインデックス型投資信託です。

米国株式市場における時価総額の約80%をカバーしているS&P500指数をベンチマークとしていることから、アメリカの株式市場に連動した投資成果が期待できます。

2. 低コストで運用できる

投資信託で最も気をつけるべきコストは保有額に対して年率でかかる信託報酬です。

金融庁のデータによれば、つみたてNISAの対象商品で投資先を内外・海外とするインデックス型投資信託の信託報酬平均は年率0.34%となっています。

同じ分類に所属するSBI・V・S&P500インデックス・ファンドの信託報酬は0.0638%と、同系統の投資信託の中では十分に低めです。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドはコストを抑えた投資信託運用にもおすすめできる商品となっています。

3. 米国のグローバルカンパニーに投資できる

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの組入銘柄にはアップルやアマゾン・ドット・コム、テスラ、マイクロソフト、アルファベットなどのグローバルカンパニーが名を連ねています。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは米国の有名企業へ気軽に分散投資できる点でも魅力的です。

3SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの評判を紹介!

ここではSBI・V・S&P500インデックス・ファンドの評判を紹介します。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの口コミや評判
  • 改めて『SBI・V・S&P500インデックスファンド』の運用コストが安いと思った。
  • 世界最大級の運用会社バンガードのETFが投資対象となる『SBI・Vシリーズ』の一角。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドに関しては、その運用コストの安さに魅力を感じている口コミが見られました。。年率0.0638%の信託報酬はSBI・V・S&P500インデックス・ファンドの魅力と言えるでしょう。

また、バンガード社のETFが投資対象であることにも言及した口コミも見られました。バンガードは1975年にアメリカのペンシルバニアで創業した世界最大級の運用会社です。18の拠点と1万7600人以上の従業員を抱え、運用総資産は約549兆円を誇ります(2018年12月末現在)。

4SBI・V・S&P500インデックス・ファンドを運用できるおすすめの証券会社3選

ここではSBI・V・S&P500インデックス・ファンドを運用する上でおすすめの証券会社3選を紹介します。

証券会社選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。

<この章の目次>

  1. SBI証券
  2. 松井証券
  3. マネックス証券

1. SBI証券

項目 内容
国内株手数料 0円から
米国株手数料 約定代金の0.45%(税込0.495%)
IPO取扱銘柄数(2022年) 89
米国株の銘柄数 6000超
独自サービス 三井住友カードを使って投信積立を行うと最大還元率は5%
口座開設実績 1000万口座突破(SBI証券、SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIOの合計口座数)

※データはいずれも2023年2月1日確認のもの

SBI証券は、2023年中に国内株の手数料無料化を目指しており、コスト意識が高い人であれば注目必須の証券会社です

国内の個別銘柄はもちろん、米国株をはじめ世界9カ国の銘柄に投資できます。米国株の取扱銘柄数は6000を超えており、主要ネット証券最高水準。

現在、国内株は0円から取引可能であり、IPO取り扱い銘柄数も、主要ネット証券*1の中ではダントツの実績を誇っています。

また、投資信託のサービスも充実しており、保有額の最大0.25%がPontaポイントやTポイントとして還元されるほか、投資信託の購入には「Tポイント」「Pontaポイント」を1ポイント1円として利用できるので、少額から投資したい方にも最適です。

投資信託の購入に三井住友カードを利用すれば、最大5%のポイント還元が受けられ、たまったVポイントは1ポイント1円で投資信託の買付に利用できるほか、景品との交換やキャッシュバックサービスにも使えます。

*1…SBI証券・楽天証券・松井証券・マネックス証券・auカブコム証券の5社を指します。

2. 松井証券

項目 内容
国内株手数料 0円から
米国株手数料 約定代金の0.45%(税込0.495%)
IPO取扱銘柄数(2022年) 54
米国株の銘柄数 1648
独自サービス 投資信託保有額の最大0.85%が還元される「投資信託 毎月ポイント・現金還元サービス」
口座開設実績 139万2794口座(2022年3月末時点)

松井証券は1500本超の投資信託を取り扱う老舗の証券会社です。

松井証券では「投資信託 毎月ポイント・現金還元サービス」を実施しており、信託報酬が0.3%を超える場合については、その一部を現金や松井証券ポイントとして還元しています。還元率は最大0.85%。たまった松井証券ポイントはAmazonギフト券や3000種類以上の商品との交換等に利用できます。

3. マネックス証券

項目 内容
国内株手数料 50円から
米国株手数料 約定代金の0.45%(税込0.495%)
IPO取扱銘柄数(2022年) 61
米国株の銘柄数 4491
独自サービス マネックスカードを使って投信積立を行うと最大還元率は1.1%
口座開設実績 219万4858口座(2022年12月時点)

※データはいずれも2023年2月1日確認のもの

マネックス証券は、米国株の取り扱い数が多く、多くの米国株ユーザに利用されている証券会社です。

投信サービスも魅力的であり、マネックスカードを使って投資信託の自動積み立てを行うと、ポイント還元率1.1%でマックスポイントが貯まります

たまったポイントは投資信託の買付や他社ポイントへの移行などに利用可能です。

さらにマネックス証券は、IPO抽選が完全平等性なのも魅力の一つです。

証券会社によっては預かり資産の量などによって当選しやすさが決まるため、投資初心者がいきなり当選するのは簡単ではありません。

完全平等な条件で抽選されるマネックス証券なら、他の証券会社より当選しやすいでしょう。

5SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは低コストで長期投資をしたい人におすすめ

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは以下のような方にオススメです。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが向く方
  • 投資を始めたばかりの初心者の方
  • 米国株式に分散投資したい方
  • コストをなるべく抑えたい方

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは米国の株式市場に連動するように設計されたインデックスファンドであることから分散性が高く、米国に分散投資したい投資初心者におすすめです。また、信託報酬がローコストであることから、じっくり資産を育てる長期投資向きの銘柄と言えるでしょう。

長期投資を実施する上で重要なポイントは信託報酬です。一般的なインデックスファンドの信託報酬は年率0.2%など日々かかるコストとなるため、長期で運用するほどその金額は馬鹿にできないものとなっていきます。SBI・V・S&P500インデックス・ファンドであれば信託報酬は十分に低い水準と言えるでしょう。

ここまででSBI・V・S&P500インデックス・ファンドに興味を持った方は、本記事で紹介した証券会社等でぜひ運用に乗り出してみてください。

6参考資料

メリットとデメリットのまとめ
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの3つメリット
  • 米国経済の成長による株式市場の価格上昇を期待した運用ができる
  • 低コストで運用できる
  • 米国のグローバルカンパニーに投資できる
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドのデメリット
  • インデックスには信託報酬分は必ず負ける(当インデックス投信に限らない)