日本アクア、通期売上高は前年比7.6%増 ウレタン断熱材に係る一部報道は“誤り”

2019年2月25日に日本証券アナリスト協会主催で行われた、株式会社日本アクア2018年12月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:株式会社日本アクア 代表取締役社長 中村文隆 氏

2018年12月期決算説明会

中村文隆氏(以下、中村):それでは、弊社の2018年12月期決算概要についてご説明申し上げます。

まず、「当社がどのような原料を使っているか?」が、みなさんは気になっていらっしゃると思います。イソシアネートの値段も昨年上がりましたので、(当社では)どのようなもので「アクアフォーム」ができているかをお見せしていきたいと思います。

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(イソシアネートとポリオールを見せる)

中村:2液性になっておりまして、こちらの茶色い液体がイソシアネートでございます。一応、これを50CC入れます。これが、「一昨年の秋になくなりました」商品でございます。フローリングの接着剤やベニヤをつくるボンドも、ほとんど今はこれです。こちらが、ポリオールというものです。今これを、研究所での研究・開発をしているというものでございます。

(イソシアネートとポリオールを混ぜる)

中村:これを混ぜると、化学発泡してくるというものでございます。1ミリの樹脂が100ミリを発泡するという、断熱材でございます。もう(固形になって)触れてしまうのですが、このようなものでございます。

(現物を見せる)

中村:それでは、説明させていただきます。

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イソシアネート生産動向分析

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まず、昨年の損益に影響を与えましたイソシアネート(の生産動向分析)です。

これを見ていただくと、2018年は需給バランスがこれだけ違うということがわかると思います。ですので、一昨年の末から昨年の春にかけて、フローリング用の接着剤やベニヤをつくるボンドもなくなりました。それぐらい原料がなかったため、私どもの第1四半期は大幅な赤字になってしまったとご理解いただきたいと思います。

イソシアネート価格推移

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ここは一昨年(2017年)の7月から(2019年の1月までのグラフ)なのですが、価格(推移)です。

これもご覧のとおり、一昨年の秋から昨年の頭にかけて、これだけ上がっているというところです。我々も(原料が)市場になくなりましたので、2018年2月においては、市場価格の5倍で原料を買うことになりました。我々の場合は請け負った工事に対する供給責任がございますので、それをしっかり守ったことで、第1四半期は赤字になったというところでございます。

ただ、ここ(2019年1月時点)を見ていただければわかるのですが、もうかなり市場は落ち着いております。一昨年の夏よりはもっと下がっておりまして、新規工場もかなり出ます。中国のローカルの工場も、41万トン生産するということです。万華という、世界でNo.1のイソシアネート供給メーカーがあるのですが、そこでもやはり一昨年の11月に環境規制があって、工場が完全ストップしたということなんです。

世界No.1のところ、(つまり)アジアパシフィックでのシェアを35パーセント持っているところがなくなれば、卸せないわけです。なので、日本で作っているところは……東ソーさんとコベストロという会社ですが、ここが海外に輸出してしまったということで、なくなってしまったというのが現状でございます。しかし、今年は生産が増えてくるので価格は下がるのではないかなと思います。

アクアフォームのシェア

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我々日本アクアのウレタン発泡は、板状とスプレーの両方があるのですが、もう47パーセントのシェアを持っております。昨年は、だいたい約3万トンつくりました。今年は3万5,000トンを目指しております。

積水ソフランウィズというのは、昨年積水がソフランのウレタン事業を買ったということです。日本パフテムさんがあれ(10パーセントを占めている状況)なのですが、私どもは47パーセントの圧倒的な量を誇っていると思っていただければ、けっこうではないかと(思います)。スプレー単体では、世界一だと思っています。

2019年度事業戦略

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我々のカテゴリーなのですが、木造での「アクアフォーム」を吹き付けする部門(木造戸建部門)、マンションや病院等の建築物のRCの吹き付け部門(建築物部門)があります。

もう1つは不燃・耐火・防水事業ということで、新設いたしました。

そして、空調事業です。あとでご説明しますが、桧家住宅の「Z空調」とかも取り入れながら、今はそれも販売しています。

最後に、ブローイングリサイクルです。我々は完全リサイクルができておりますので、これらの5つの部門でやらせていただいております。

木造戸建断熱事業

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木造戸建断熱事業です。シェアも、年々伸びているところでございます。施工実績も50,000棟をクリアしております。これも、日本一といったところでございます。

不燃・耐火事業(新規)

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建築物断熱事業ですが、オリンピック特需もございまして、かなり今伸ばさせていただいております。

不燃断熱材です。やはり最近(注目されておりまして)、昨年の多摩の火災とか、この間もスーパーゼネコンさんのマンションでもあったのですが。

我々もかなり研究しておりまして、今からちょうど動画をお見せしますが……研究所で、我々の「アクアモエン」というものを燃やしました。どうぞ。

(動画が流れる)

中村:我々ではないのですが、大手ゼネコンさんがやってくださったと(いうことです)。バーナーで火をこのようなかたちでずっと(燃やして)やっても……これは「25秒」と書いてあるんですが、消えてしまうということです。

ということで、かなりの評価をいただいておりまして、まだ開発段階の商品なのですが、これが、日本の建築物でポピュラーになるのではないかなと思います。

防水事業(新規)

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次は、防水事業です。

これも「ポリウレア」というものがございます。日本の防水(工事の保証)はだいたい10年と決まっているのですが、海外では10年ではなく30年持つポリウレアが主体となって出ております。

我々は、もうウレタンの事業は(圧倒的なシェアを占めており)……スプレー部門はほとんど我々が握ってしまったというところですので、次はこのように防水のほうも握っていこうかなと思います。

(動画が流れる)

中村:「超速硬化ポリウレア(スプレー)」という商品でございまして、これを塗布するだけで、だいたい25秒経てば歩けてしまうといったものでございます。

老朽化したスラブや天井等をやり直したり、渡り廊下や共用部分の廊下も、吹き付けるだけですぐ歩けるものです。日本の防水(効果)が切れているマンション・建築物はかなり多いものですから、このようなところに我々が参入していけば、もっと世に出るのではないかといったところです。

あとは、今は老朽化した橋とかがございますね。あれも防水(効果)とかが全部切れてしまっていますので、そのようなところの鉄骨に吹き付けすることもかなり効果があるということで、海外ではもうポピュラーになっている商品でございます。これも上市いたします。

空調事業(新規)

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これはグループの桧家住宅と一緒にやっているのですが、「Z空調」ですね。

「Z空調」と「風運時」という、少し断熱のやり方が違うものを2個、我々はやっているのですが。これも一緒にグループでやりながら販売しておりまして、販売権も我々が持っているものです。

断熱・気密・空調・換気と、最終的にはみんな同じステージですので、どれか1つが欠けてもいけませんから、断熱材(の取り扱い)をするのであれば、空調もしないといけないんです。

洗面所・廊下・トイレって、冬は寒いじゃないですか? 全館空調を取り入れれば、(もはや)その寒いこと自体がナンセンスなんです。そのあたりをご理解いただければいいのですが。これをやることで相乗効果が出るということで、これも今年はかなり売れております。目標としては、一応1,000台以上を販売していく予定でございます。

24時間全館空調システム

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(こちらのスライドは)24時間全館空調システムを、このようなビッグサイトでやる展示会も2社でコラボして、やっているといった絵でございます。

「断熱をやってから、空調の説明に入りますよ」ということを、全国の展示会に出てやらせていただいております。

ブローイング・リサイクル

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ブローイング・リサイクル部門です。

「アクアフォーム」は、残材がすごく出ます。このウレタンは、燃やすことができません。燃やすと窯を傷めてしまうということで、この廃材が倍々ゲームのようなかたちで高騰していまして、みなさんも困っているのですが。

我々は、まだ100パーセントではないのですが、このような断熱材を片付けて工場に入れまして、粉砕させます。粉砕させ、さらに断熱材にすることに成功いたしました。これは日本建設業連合会のリサイクル部門で見ていただければわかるのですが……ウレタン吹付部門であれば、ウレタン吹付のメーカーは10社弱ぐらいあるのですが、我々しかできないことでございます。

なぜ我々しかできないかと言ったら、原料から施工・営業・工事までのすべてができるのが日本アクアですので。すべてができないと、環境省の広域認定は取れませんので、我々しか取れないことを、しっかりとやれているということでございます。ですから、また競争力が上がっているところでございます。

テクニカルセンターを2018年8月に増床&ショールーム化

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次に、テクニカルセンターの増床です。

テクニカルセンターを一昨年から昨年にかけて倍の大きさにしまして、研究員もベテランの方を入れまして、開発をしているところでございます。横浜にございます。

2018年12月期の業績

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次です。12月期の経営成績についてご説明いたします。

当期の経営環境は、平成30年(2018年)の住宅着工の総数は94万戸でした。対前年比2.3パーセントの減少でありました。うち木造戸建は前年比1.1パーセント減、分譲マンションは前年比3.8パーセント減少でありました。

このような環境でありましたが、当社の当期の売上高は194億1,700万円となり、対前年で7.6パーセント増加しました。

しかしながら、営業利益につきましては、先ほどもお話ししたとおり、イソシアネートがなくなったことで7億6,600万円となり、対前年で41.6パーセント減少いたしました。大幅減益となったのは、ウレタンの原料がなくなったところでございます。ただ、急速に回復していますので、今年は大丈夫でございます。

2018年12月期決算の概要①

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次に、部門別の売上高の増減についてご説明します。

グラフが出ていますが、当社の売上高を3部門に分解して、4期比較しています。部門の内訳は、戸建住宅向け断熱材、建築物向け断熱材および商品販売であります。

2018年度の戸建住宅部門の売上高は、122億5,700万円。住宅着工が減少し、原料価格が高騰したにも関わらず、当社は値上げを行わなかったのが戦略でございまして、これが功を奏しまして6.1パーセント増加しました。原料がない中で、6.1パーセント増加したことを見ていただければと思います。

建築物は、マンションの着工が減少した中で、広域認定のリサイクルをスーパーゼネコンさん・大手さんに認めていただきましたので、受注が好調でございます。33億3,100万円と、対前年で17.6パーセント増加しました。

商品販売部門の売上高は38億2,800万円と、原料の品不足で原料販売が強くできなかったものですから、差があれ(対前年で微増)ですが、その中でも副資材が好調でございました。対前年で、副資材は4.4パーセント増加しました。

2018年12月期決算の概要②

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次に、部門別の売上総利益の増減についてご説明いたします。売上高と同様に、部門を3部門に分解して4期比較しています。

原料価格の上昇の影響により、戸建住宅部門の売上総利益は22億1,700万円となり、対前年で20.5パーセント減少しました。建築物部門の売上総利益は5億5,100万円となり、対前年と同額となりました。商品販売部門は、主に副資材が調達価格改定により11億2,300万円となり、対前年で16.4パーセント増加しました。

P/Lサマリー

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続いて、P/Lです。

当事業年度の売上高と部門別売上高については、当社の広域認定リサイクル事業の影響で、建築物向け断熱材が好調でございます。一方、利益面では、売上総利益が対前年でマイナス9.6パーセントとなり、営業利益・経常利益ともに減益となりました。

なお、販管費の増加は、人員の補強による人件費の増加および市場変更による上場料や、新聞広告手数料によるものでございます。

B/Sサマリー

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続いて、当社の財政状況に関してです。

当事業年度末における総資産は143億8,100万円となり、前事業年度末に比べ12.3パーセント増加となりました。また、純資産は58億8,500万円となり、前事業年度末に比べ6.8パーセントの増加となりました。

CFサマリー

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続いて、キャッシュ・フローの状況について説明いたします。

当期末における現金および現金同等物は、前期末より8,200万円減少の18億9,300万円となりました。営業活動による資金は、3億5,900万円のマイナスとなりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、前期に比べ大規模設備投資が縮小しており、支出が大幅に減少し3,900万円のマイナスとなりました。財務活動によるキャッシュ・フローについては、3億1,600万円の資金の増加となりました。

経営理念・ビジョン・行動指針・信条

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続きまして、当期の中期の経営計画を発表させていただきます。

当社は企業活動を行っていく上での経営理念として、「人と地球に優しい住環境を創ることで社会に貢献」を掲げています。この他、我々が存在していくためのビジョン、当社役職員が努めるべき行動指針、さらに信条を明記し、健全でかつ透明性の高い経営を実現しています。

株主のみなさまをはじめ、お客さま・従業員・取引先・地域社会などのステークホルダーに対する責任を果たしてまいる所存でございます。

過去の業績の推移

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次です。過去の業績の推移をご説明します。

見ていただければおわかりになるのですが、2010年12月期から昨年までの7年間で、業績は30億円から194億円と、6.5倍に成長しています。

前期は想定外の環境から、利益面では一時的に低下しました。売上も1桁台のアップですので納得はしていないのですが、どうしても原料がなかったものですから、しょうがないのですが。ただ、原料も落ち着いていますので、今期以降はこれまでどおりの水準に戻ると思います。もう原料はふんだんにありますので、問題ないと思います。

過去の業績の推移の概括

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これまでの業績推移の概括についてご説明します。

3年区切りで見ますと、2010年から2012年はウレタン断熱需要の高まりで全国から注文が殺到し、これに対するため営業所を全国に拡大いたしました。施工を伴う認定施工店さんも、全国組織に拡大していきました。今はもう280社ぐらいあるところでございます。

2013年から2015年は、消費税増税を見越して建築物分野に進出し、新たなマーケットを開拓いたしました。2016年から2018年は、当社の認知度も向上し、ウレタン断熱も一般的になったところから、すべての分野で売上高は順調に推移していきました。

中期経営計画の基本方針

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さて、中期経営計画の基本方針ですが、ご覧の4つの方針で進めてまいります。

既存事業であるウレタン断熱材事業は、マーケットシェアの毎年1パーセント以上の獲得を目指します。換気・空調事業に加え、不燃ウレタン断熱やウレタン防水事業などの新商品・新規事業への進出、事業の安定成長に比例した株主還元策の実施、健全で透明性の高い企業運営・経営に努めるため、コーポレート・ガバナンスの強化。これらを柱として、事業を進めてまいります。

外部環境の認識

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次です。中期計画達成に向けた、当社を取り巻く外部環境です。

まず木造部門においては、住宅着工件数は減少すると見られていますが、当社の「アクアフォーム」は毎年受注棟数を増やしています。まだ10パーセントぐらいのシェアですので、まだまだ伸びてくると思います。

建築部門においては、東京オリンピック特需もございますが、その後も大阪万博がございます。とくに太平洋地区は、再開発が本当にあり得ないぐらいあるところで、スーパー(ゼネコン)さんも言っていらっしゃいますので、そのあたりは問題ないのではないかと思います。

フロンの規制(フロン排出抑制法)もクリアしています。我々の「アクアフォームNEO」といった新しい原料はノンフロンのものもございますので、そのような新しいもので施工しています。

環境省による3R政策推進の影響で、ゼネコン各社は産業廃棄物について、もう捨てるところがない状況になっています。我々の広域認定がかなり受け入れられていまして、建築物は順調に進んでいるところでございます。

戦略のポイント(製品力)

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続いて、中期計画の戦略のポイントです。

まず、なんと言っても製品力でございます。当社のテクニカルセンターで原料を研究していますが、先ほど言いましたが、5万棟の実績が「アクアフォーム」単体でございます。「アクアフォームNEO」はノンフロンのものですが、このようなものも広域認定を利用しながら、さらに不燃化するということで、今はゼネコンさまに期待されているところでございます。

プラス、施工能力は今、500台の機械を全国で動かしています。これは圧倒的に日本でNo.1でございますので、施工力も、私どもは高い腕を持っているところでございまして。1,000人の方に毎日「アクアフォーム」を吹いていただいているのが、現状でございます。

戦略のポイント(組織力)

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次は、戦略のポイントです。

他社にまねできない組織力も、当社の強みでございます。ワンストップです。技術研究は、原料を研究して、原料も海外からダイレクトに持っていっています。ダイレクトに持ってきた原料を(活用しています)。今日本では、6ヶ所の委託工場がございます。これも例えば、三井さんとかいろいろなところで、日本には休眠工場がいっぱいございまして。それを再利用しています。

我々がわざわざプラントを作らなくても、そのような優秀なプラントが全国にはいっぱいあるものですから、それを活用しながらやっています。要するに、ファブレス企業でございます。

そして、ストックポイントです。これはマザーズへ上場したときに、もうほとんど作りましたので。このようなストックポイント等を活用して物流コストを下げて、認定施工店さんに原料を販売して、施工してもらったものを我々の検査機関で検査して、やっているところです。

さらに、その残材が出たものをリサイクルして、1周回しているところでございます。完全に私どもはサイクルができているものですから、このようなことができるのは、我々しかないところでございます。

戦略のポイント(開発力)

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次は開発力ということで、これは「アクアモエン」の画像です。これを1回見ていただいて、先ほどのものよりも燃えないことがわかりやすいと思いますので、見ていただきたいと思います。どうぞ。

(動画が流れる)

中村:これは、バーナーでだいたい25秒燃やすのですが、まったく火がつかないのがおわかりなのではないかと。炭化層でもう止まっちゃっていますので、それ以上燃え広がらないところでございます。

この技術研究所で、ウレタンのスプレーだけを研究している研究員が約10名いるのですが、これも日本では、我々の会社しかないのではないかなと思います(笑)。それだけ、特化しているところでございます。

戦略のポイント(新規事業)

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次にいきます。先ほどとちょっとダブりますが、「Z空調」と「風運時」を販売しています。

今はヒートショックで亡くなる方が、交通事故よりも多いわけです。それをなくすにはどうしたらいいのかと言うと、やはり壁掛けのエアコンを使って、「廊下が寒い」「洗面所が寒い」「トイレが寒い」で亡くなっていらっしゃる方が、一番(多く)見えますので。「そのような方をなくしたい」と、グループ会社とやっていまして。

そのようなことで、この「Z空調」「風運時」を売って、(冬は)暖かく夏は涼しい住宅を作ることをやっています。これが今、かなり業界で受けているところでございます。昨年には「全館空調革命ではないか」と住宅業界では言われていました。

全館空調をやると、従来は300万円くらいかかるんです。(それが)半分以下で済みますので。ですから、かなり普及の速度が速くなっているところでございます。

戦略のポイント(設備投資)

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次にいきます。

先ほども言いましたが、このような物流拠点兼営業所が全国に7ヶ所あるのですが、このようなところがもう完成いたしましたので。あとは、人的投資と配当に持っていきたいという考えでいますので、そちらに会社の軸足を向けていきたいなと思っています。もう、大きな投資は終わりました。

各部門の成長戦略

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次にいきます。各部門の成長戦略は、ご覧のとおりでございます。

木造戸建および建築物部門は、マーケットのそれぞれの1パーセントおよび0.1パーセントを毎年獲得することを目標にしています。営業と施工の体制を強化することを進めています。

商品販売部門は、従来の副資材・機械販売・ウレタン工事会社への原料販売に加え、建材メーカー。これは例えば、サイディングの中にウレタンが注入されているというシステム的なものがありまして、その原料も今開発しています。例えば、トステムさんで言えば「スーパーウォール」とか、そのような断熱パネルがあるのですが。そのようなパネルの原料も今作って、販売を進めているところでございます。

例えば、ユニットバスの裏に、ウレタンの吹き付けをやっているメーカーさんもあるんです。その原料も私どもが販売したいなということで、それも進めています。あとは、大きな冷蔵庫です。金属パネルの中にウレタンの原料が注入されているのですが、その原料も今開発して、参入していっているところでございます。新日軽さんとかいろいろなところがあると思うのですが、そのようなところでございます。

あとは新規事業として、先ほども言いましたが、全館空調・防水ポリウレア・不燃断熱材を進めているところでございます。

業績目標

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次に、業績目標です。

5年後の着地点として、売上高で300億円、営業利益で25億円、営業利益率で8.3パーセント、当期純利益で16億2,500万円を目指してまいります。

業績目標(部門別)

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続いて、部門別の業績目標です。

木造戸建は売上高で175億円、建築物は売上高で54億4,000万円、商品販売は売上高で46億6,000万円、新規事業は売上高で24億円を目指しています。原料価格の高騰で、2018年12月期は利益面でかなり苦戦しましたが、すでに価格も落ち着いています。また、引き合いもかなり多くいただいていますので、計画達成の足固めは、昨年度の12月期でできあがったと考えています。

営業面と施工力の強化を進めることで、十分にこれは達成できる目標ではないかなと考えています。

業績目標の推移(売上計画)

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次にいきます。こちらは、業績目標の推移をグラフにしたものでございます。

青が木造戸建、赤が建築物、緑が商品販売、紫が新規事業となっています。全体で毎年、約10パーセントの成長を見込んでいます。

業績目標の推移(利益計画)

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次です。利益計画の推移のグラフでございます。

大規模な設備投資は、当面予定していません。固定費の大幅な増加は、計画していません。また、原料価格の高騰が一段落していますので、損益分岐点が急上昇することは考えておりません。

このため、売上高が増加することで損益分岐点を超えれば、それ以上のペースで、利益も増加していけると考えています。

業績目標の推移(KPI指標)

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次は、5年後までの配当性向・ROE・営業利益率の推移を、グラフにしたものでございます。

今後は、株主還元を強化していきたいと考えています。配当性向は50パーセント以上を目標といたします。ROEは15パーセント以上を維持し、営業利益率は8パーセント以上を目標といたします。当社の資本コストは、CAPMで算出したところ約5パーセントであり、エクイティ・スプレッドは当面、約10パーセントを目標に設定しています。

コーポレート・ガバナンスの強化

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最後に、経営の透明化・健全化を図り、投資家やステークホルダーのみなさまにより信頼される企業となるために、コーポレート・ガバナンス・コードの各原則のコンプライを順次進めていきます。当社は現在、エクスプレインとなっている項目が多少ありますが、フルコンプライとするような体制の強化に、今後努めていきたいなと考えています。

ウレタン断熱材に関する一部報道について

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次です。ちょっとみなさんもご心配なところがあると思いますが、レオパレス21さんで問題になっているウレタンです。これは、メディアの大幅な間違いだと思っていただければいいのではないかと思います。

こちら側が石膏ボード。石膏ボードの内側にクロスを張っています。その下に、絨毯とかマットレスとかベッドが置いてあります。ベッドもマットレスもソファもほとんどすべて、軟質ウレタンでございますので。

ですので、まず火災は中で起きますので、いきなりここに火がいくわけではございません。石膏ボードが不燃でございます。それで断熱材があって、外にまた不燃のサイディングがあるわけなので、ここに火をつけるのはナンセンスでございます。

ここまでいくまでに、家の中が大変なことになっているのはご存じだと思います。完全に間違った報道をされているので、このあたりは訂正していきたいなといったところでございます。

我々もこれに関して大臣認定も取得していますし、ほとんどのマンションはこのようなかたちで設計されていますので、問題ないと思います。報道されているものとは、また違うと思っていただければいいです。しっかりこのようなかたちで認定を取っていますので。

認定外のことをやってしまったらいけないのですが、しっかり認定を取って我々はやっていますので、まったく問題ないとお考えいただければよろしいのではないかなと思います。

さらに、ウレタンが燃えにくい「アクアモエン」も開発していますので、そのようなかたちになってくるのではないかと思います。

説明は以上となります。ご清聴ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

参考記事

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