皆さんはどのくらいのお金を貯金しているのでしょうか。また、株式や投資信託といった有価証券に投資をしているのでしょうか。自分の財布も気になりますが、他の人がどの程度の貯蓄をしているのか気になるという方も多いのではないでしょうか。シリーズでお伝えしている「単身世帯貯蓄シリーズ」。今回は60代の貯蓄について見ていきましょう。

金融資産の公開データとは

お金の話は仲の良い友人でも聞きにくいもの。いくら貯金をしているのか、またどんな資産運用をしているのかなども相談しにくいというのが実際ではないでしょうか。

身近な人はどうかといえば、家族にお金の話を相談するとなると「余計な詮索をされてしまうので、そもそも聞かない」という人もいるようです。このようにお金の話は意外に誰に聞いてよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで、お金について調査された公開データをみていくことにしましょう。

2018年11月9日に金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)の「知るぽると」が発表したデータでは、60代の単身者世帯の金融資産保有状況が確認できます。

60代単身者の貯蓄とはいくらか

60歳代単身者の金融資産の平均値は1613万円となっています。また、この中で金融資産非保有世帯は26.7%となっています。当調査における60歳代の調査実数は581世帯ですが、そのうち3割程度が金融資産を保有していないという結果となっています。