ジーンテクノサイエンス、上期売上高は2.8億円 抗RAMP2抗体の国際特許を出願

2018年11月6日に行われた、株式会社ジーンテクノサイエンス2019年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社ジーンテクノサイエンス 代表取締役社長 谷匡治 氏

GTSが目指す事業の方向性

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谷匡治氏:おはようございます。株式会社ジーンテクノサイエンス代表取締役の谷です。本日はお忙しい中お越しいただきまして、ありがとうございます。

今年度から当社は「GTS3.0」を新しく掲げまして、「バイオで価値を創造するエンジニアリングカンパニーになっていきます」とスタートさせています。

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どういう意味かと申し上げますと、「GTS1.0」は2001年の創業期。北海道大学のスピンアウトの会社なんですが、上出先生がこの会社を作ったときを「GTS1.0」とし、「GTS2.0」が、2012年11月に当社がマザーズに上場したタイミングです。

そこを2.0として、そのときに今の当社の根幹を成しているバイオミラーの製品を一品上市させたのと同時に、マザーズ上場を成功させたところを2.0とし、2.0の中ではバイオシミラー事業をずっと展開してきました。

今年は「GTS3.0」を謳うことで、もともと創業期はこのバイオ医薬やバイオ技術を使い、新薬や診断薬を使って世の中のために社会に役立っていこうと考えていたのですが、そこに立ち返っていこうということで、このメッセージを掲げております。

みなさんもご存じかと思うんですけれども、今、各社製薬メーカーは薬だけじゃなくて……我々も掲げているんですが、患者や家族・介護者を含めて「包括的なトータルソリューション」を提供していくことが大事だと(考えています)。要は、薬を作ってみなさんに提供して「あとはよろしく」という世界から、そのあとのケアをいかにしていくか。

あるいは、未病。いかに病気を防いでいくか、医薬業界として何かできないかとスタートさせております。そういうところに、我々もフォーカスしていこうと考えています。キーワードとしては、やっぱり「バイオの技術で、我々が何かできないか」をベースにしております。

このバイオ技術を使って、要は治療法が不十分な疾患に対する医療を提供し、新しい領域を開拓するのが我々の目標であります。例えば、どういう領域に注力していくかは、ここに4つ掲げておりますけれども。希少疾患・難病(領域)は、実は創業時からずっと掲げているところです。

この「GTS3.0」の中で、新たに小児疾患(若年性疾患)……20歳未満の患者さんの方々を新たに加えています。アジアの疾患は、比較的これもなおざりにされているので、ここも我々としてはフォーカスしていきたいなと思っております。とりわけ小児疾患に我々は力を入れていきたいなと思って、今どんどんシーズを仕込んでいるところです。

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業績・事業ハイライトの概要

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業績・事業ハイライトの概要です。

まず、冒頭で当社の大きなコンセプトをご説明いたしましたが、今回の業績・事業ハイライトの概要をご説明いたします。

業績ハイライトとして、2019年3月期第2四半期の実績は予定どおりです。このあとの次のスライドで、数値面はご説明いたします。「フィルグラスチムバイオシミラー」は製品上市しておりますが、これは計画どおりに売れています。

事業ハイライトですが、3つあります。この半年間でまず一番大きかったのは、「ダルべポエチンアルファBS」の製造販売承認申請を、(2018年)9月28日に無事に三和化学さんといたしました。1年後の申請許可・製造販売許可が下りることを目指してがんばっております。

2つ目が、抗RAMP2抗体。これは、当社で信州大学の先生との共同研究の中で生み出したものです。これの国際特許出願をしました。

去年(2017年)9月に日本への出願はしていましたが、実はターゲット名は開示しておりませんでした。理由としては、この1年間で特許をさらに強くするためにデータ補正できるんですが、ずっとこの1年間は動物実験等をやっておりまして、(それが)この9月で完了して、国際特許を出願しました。我々もオープンにしたかったんですが、ようやくできるようになりました。

このもの自体は、我々が知る限り、非常に抗体は医薬品ターゲットとして……みなさんも作るのが難しいターゲットと言われています。我々の研究所に抗体作りのプロの研究者がいるんですが、その彼が非常に活性の高い抗体を作ってきてくれて、我々としてはこれを目の疾患とかがんで使えないかを、さらに今進めているところです。これは後ほど、詳しくご説明いたします。

3つ目です。8月に、我々はプレスリリースを3つほど出しているんですが、高産生細胞株樹立に向けての共同研究を開始しました。専門用語が並んでいて申し訳ないんですけれども、要は、バイオ医薬品は飲み薬の低分子医薬品と違って、製造コストが非常に高いので、新薬にしろバイオシミラーにしてもそうなんですけれども、やっぱりいかに効率良くコストを下げて作れるかという技術が非常に大事です。

日々どんどん新しい技術ができていて、我々は今3つほど技術を組み回せて、さらに生産性の高い効率の良い生産化やクオリティの良いものができないかを、去年あたりから仕込んでいたんですが、実際に今年スタートさせました。

2019年3月期 第2四半期業績

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続きまして、数字面。2019年3月期の第2四半期業績をご説明いたします。

3つポイントがあります。売上高は、この半期で2億8,800万円でした。研究開発費は2億8,500万円で、当初前期と比べると2億円ほど減っています。

経常利益はマイナス3億円、純利益はマイナス3億4,700万円でした。まず一番最初のポイントで、売上高は「フィルグラスチムバイオシミラー」の原薬を卸していますが、予定どおりにバッチ数も決まっていて、卸すことも決まっています。

価格も決まっていますので、ほぼ予定どおりこの価格でいきます。1バッチあたりの金額が高いので、期がズレると、そのブレた分で前年度と比べると減っているように見えますが、通期業績予想値は発表しているとおりでございます。(売上高の)2億8,800万円の中には、バイオシミラーの進捗にともなうマイルストーン収益も入っています。

2つ目のポイントで、先ほど少し申し上げました研究開発費ですが、こちらはバイオシミラーの開発も年でおしなべて開発費が出るというよりも、山あり谷ありでボコボコ……開発費が月々でぜんぜん違うんです。年内の変動も大きくて、今年の場合は下半期にかなり(偏り)、年間で13億円を見積もっております。

現在は3億円弱使っているということで、(みなさまが気になる点として想定されるのは)「残りの10億円は、本当に出ていくんですか?」という話なんです。これは、もう下半期でかなり、いくつかのプロジェクトで大きい山場がきますので、一応予定どおりに進んでいく予定です。

3つ目のポイントの純利益が少し膨らんでいるところは、今年退任した河南前会長の特別功労金として4,500万円を計上させていただきましたので、その分が加わっています。

記事提供:ログミーファイナンス

参考記事

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