貯蓄を効率的に行うことができた便利な「貯蓄預金」の存在をご存知でしょうか。ところが、異常な低金利水準で、貯蓄預金口座を使った貯蓄術が活用できなくなっています。ここでは、貯蓄預金のそもそもの役割を確認した上で、あらためて貯蓄預金と普通預金口座の金利水準を確認していきましょう。そして最後に、預貯金以外の選択肢としての貯蓄について見ていきましょう。

そもそも貯蓄預金口座とは何か

聞きなれない「貯蓄預金」ですが、いったいどのような預金口座なのでしょうか。また、私たちにとってなじみのある「普通預金」とはどのような違いがあるのでしょうか。両方の口座を比較しながらみていきましょう。

貯蓄預金口座の金利設定の特徴

いくら預けても、普通預金口座の金利が一定なのに対し、貯蓄預金は残高に応じて、金利が高めに設定されるというのが「前提」です。

金融機関によっては、残高に応じて段階的にアップしていくという設定された貯蓄預金のものもあります。たとえば、残高が10万円以上ならば、残高に応じて金利が7段階でアップするというような設計です。

口座振替は普通預金口座で

「設計」は魅力的な貯蓄預金ですが、機能としてはどうでしょうか。