思うようにお金が貯まらず、「どうしたらお金が貯まるのだろう」と悩んでいる人も多いでしょう。しかし、お金を貯めることはそれほど難しいことではありませんし、つらくて大変なことではありません。お金を貯めることを苦行のように感じる人はいつまでたってもお金が貯まらないはずです。

今回は、お金を貯める前に知っておきたいことをご紹介します。難しいことではないので、ぜひ読んでみてくださいね。

「節約=我慢すること」ではない

まず解きたい誤解の一つが「節約」を「我慢すること」だと思っている人がいることです。節約を我慢と捉えてしまうと、節約できるものもできなくなってしまいます。というのも、人間は何であっても我慢するのは苦痛ですよね。そして、苦痛に感じることは自ら進んでやろうとは思いません。「節約=我慢」だと思ってしまうと、節約も自らすすんでやろうと思わなくなってしまうのです。

節約しようと思うこと自体は悪いことでもなんでもないのですが、その先の考え方を変えたいですよね。ただ「お金の節約」だけを目的にすると、どうしても「我慢する」という側面が強めに出てしまうので、「節約」を一石二鳥、もしくは一石三鳥のものに転換してしまうのです。たとえば、節約しようとして「コンビニでおやつを買わない」と決めたとします。これだけだとただの我慢です。

しかし、「おやつを減らせばダイエットにもなる」、「最近おやつでチョコばかり食べて肌荒れしていたからちょうどいい」、「たまには手作りのおやつでも持参しようかな」などと考えてみれば、ただの節約ではないですよね。ダイエットにも効果があって、肌荒れ防止にもなりますし、手作りおやつの腕を磨くいい機会かもしれません。このように発想を広げてみて、「節約=我慢すること」という自分の中の考えを覆してみてください。

世の中もっとお金を使わず済ませられることが多い

私たちが知らないだけで、世の中もっとお金を使わずに済ませられることがたくさんあります。その最たる例が図書館のような公共サービスですね。本を自分で購入しなくても、図書館で借りて読めば無料で済ませることができます。スポーツジムも民間の高いところへ行かなくても、公共施設のジムへ行けば数百円で利用できます。

また、今使っているものも、もっと安く済ませられることがあります。たとえば、最近でいうと筆者は保険料と、有料の動画・音楽配信サービスと電子書籍サービスの見直しを行いました。保険は勤務先のグループ会社が展開しているため、死亡保険も数百円で加入できましたし、医療保険も既存の保険とほぼ同じ内容でしたが月額2000円ほど安い保険料で加入できたため、トータルで月2500円ほどのカットに成功。

さらに動画や音楽の配信サービスも、これまで複数のサービスに加入していたために視聴できる内容が重複しているものが多数ありました。そのため内容を見直して6つのサービスから2つに絞り込みをし、5000円ほど削減できました。

ちなみに、スマートフォンで無料お試し期間を過ぎていつの間にか有料サービスに切り替わっているものもあり、それに毎月1000円弱かかっていたので解約し、さらに1000円カット。こうして見てみると、毎月固定で引き落としになっている月額の有料サービスは一度全部書き出してみるものだなと感じました。皆さんも一度やってみてはいかがでしょうか。

このように、私たちが何気なく使っている有料サービスも、ちょっと調べるだけでもっと安く使う方法がいくらでもある世の中です。まずは自分がやりたいことに関するサービスをよく調べて、よりおトクに使う方法がないか検討してみてくださいね。

国が「税金を払わなくていい」と認めてくれた制度がいくつもあること