旭有機材、上期は増収増益 管材システム事業が大幅貢献

2018年11月30日に行われた、旭有機材株式会社2019年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:旭有機材株式会社 代表取締役社長 中野賀津也 氏

2019年3月期第2四半期決算説明会

中野賀津也氏:それでは、改めましてみなさま、どうもおはようございます。本日はみなさま、年末のお忙しい時にご参集いただきまして、ありがとうございました。

今年(2018年)の4月から社長を務めまして、はや7ヶ月経ちました。まだまだバタバタと慣れない仕事として、毎日を過ごしております。おかげさまで今日の(ご説明予定の決算の)数字につきましては、だいたいみなさまはもう掌握されていることだと思いますので(簡単に申し上げると)、全般としては引き続き上期、また足元も、堅調に推移しております。

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では、さっそくですが、おさらいも含めまして今期の決算(と通期)見通しに関しまして、少しお話しさせていただきます。

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目次

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全体としてはここに出ています流れで、だいたいのところはいつもどおりでございますので、さっそく中身に入らせていただきます。

事業概況

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まず、事業概況でございます。

上期の売上で、これだけを見ております。274億円というところで、今回は管材の売上比率が(全体の)60パーセントの164億円で、とくに営業利益では15億円というかたちで、非常に貢献しました。

ふだんですと、だいたい管材の売上が55パーセントぐらいなんです。これが60パーセントぐらいまできているというところに関しては、ほかの事業が足踏みというよりは、管材が非常に(したということで)、どちらかというと我々のビジネスは下期(偏重)型なのですが、とくに上期が非常によかったという(ことです)。これは、あとで少しコメントさせていただきます。

樹脂事業につきましては、売上が82億円ということで、営業利益が3.4億円と(なっています)。なんとか利益は確保できたと、私どもは手応えとして感じております。

あと、4年前に私どもがグループ化したDRICOという会社の事業として、水処理・資源開発です。売上は27億円、営業利益は上期が赤字幅が少し狭まったということで、利益としては昨年を上回ったかたちになっております。

サマリー

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さっそく、上期の決算です。

極めてざっくりとしたサマリーでございますが、繰り返しになりますが、管材がやっぱり非常によかったと(いうことです)。私どものポートフォリオで言えば、非常に今は花形というか……我々で非常に強い製品でございますバルブが、昨年に引き続き、とくにこの上期の販売がよかったということになります。

また、半導体向けです。半導体は、足元ではいろいろな話がございます。私どもとしては、このような半導体の洗浄装置に向けたいろいろなバルブ類、一般のバルブ、自動弁、もしくは「Dymatrix」と呼ばれる精密バルブ。これは引き続き好調でございましたし、販売会社もこの影響を受けて、売上を(より)上げさせていただきました。

あと、これもあとで出ますが、私どもは延岡に、とくに樹脂配管の請負工事をさせていただくエンジニアリング部門を持っております。従来はやや受け身なかたちで受注展開(しており)……とくに、特定のお客さまに対して私どもの知見を活かした工事を請負して、材料も在庫で供給するということです。

最近の3DCADとか、いろいろな現場で、従来は手作業であったものを全部ソフト化しています。そのようなものを受注に活かして、とくにエンドユーザーさんから私どもの特徴を評価していただいて、とくに収益率の高い大型工事の受注が進んだというところです。このトレンドはあまり変わらないというか、今後もこのような視点でやっていきたいなというところでございます。

特別利益につきましては、私どもが昨年来進めてまいりました管材システムのモノづくりから現場へお届けする販売まで、今はかなり全国的・戦略的に垂直統合を図っております。そのなかで、旭エー・ブイ産業という約50億円の販売会社を、もともと私どもが保有しておりました100パーセント子会社の旭有機材商事と合併させました。非常に特徴のある商社で、樹脂を得意とする、私どもの戦略でございます「耐食管材」を販売する商社を、この(2018年)4月からスタートさせました。

ここの旭エー・ブイ産業を、私どもの連結子会社化した際の負ののれん……今回は純資産より低めに買っておりますので、その負ののれんが、約7億円特益のほうに出ているということです。このあたりがやっぱり、とくに純利益のところを少し押し上げた要因になっています。

配当は、前から申し上げているように上期で25円、当然下期も25円、年間で50円というところを予定させていただいております。

全社損益

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今申し上げたところを、もう一度数字で申し上げている表でございます。ここは、ざっと見ていただければと思います。

営業利益から経常利益のところの増分の約2億円は、とくに配当金や為替の差益が出ているところです。そして、今申し上げた負ののれんが、去年に比べましてかなり効いているというところでございます。

セグメント情報

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このへんは、少し流させていただきます。

全社 売上・営業利益 増減分析

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各事業は(いずれも)非常に増収というかたちで、上期を終わらせていただきました。

やはり一番効きましたのは、先ほど来申し上げておりますバルブなのですが。とくに営業利益率が、今はほぼ2桁に近づきつつあるというところが、大きなポイントになります。

樹脂事業に関しては、昨年に比べますと少しマイナスです。

全社では6パーセントという営業利益率に関しては、当社としては、最近のところでは比較的高い数字でございます。これは全社のところの内容ですから、この中身につきましては、各事業別に少しお話をさせていただきたいと思います。

管材システム事業 売上・営業利益 増減分析

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まず、管材のところでございます。

管材では、昨年対比で45億円の売上の積み上げ、営業利益で6億3,900万円(の積み上げ)ということです。

ここで(内訳を申し上げると)、まず先ほど申し上げたバルブ類が、売上で約5億円(の貢献です)。これに関しましては、先ほど半導体といったところも申し上げましたが、この上期に落ちなかったのは、とくに化学産業とか製鉄とか、よくマクロと言われます老朽化更新の投資が、やはり昨年来続いているというところです。

これに関しては、上期も大きな定期修繕が各地のコンビナートで……例えば鹿島とか周南とか、山口県とか、このようなところでございました。ここで、「プラントでは、やはり旭有機材」ということで、たくさんのバルブを出荷することができました。

あとはやはり、売上的には関係会社……先ほど言いました、2つの新しい会社です。合併会社のアビトップがこの(2018年)4月からできておりますが、そこの連結消去後の連結効果と、2017年下期からグループ化しております大和興産という、中国地方の会社の連結効果が、このようなかたちで出ています。

あとは(先ほど)申し上げた請負(工事)が、やはり伸びたということです。

とくに(営業)利益のところ(のプラス要因)では、やっぱり売上が伸びたというところ。コストとしては、いろいろなコスト要因(があり)……とくに原料要因というのは、私どもも当然受けております。

これのコストダウンと、私どもがプライスリーダーとして、価格転換もなんとか進めております。この上期は、私どもとしては価格をいかに売値に反映させるかというか、そこの部分を昨年来努めておりまして、なんとか結果が出せたと思っております。

全体的には当然労務費も上がってきておりますので、このあたりの全体的なところは、なんとかカバーできたのかなと思います。

樹脂事業 売上・営業利益 増減分析

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あと、樹脂に関してです。

これは、私どもの自動車向けの鋳物向けの砂とか、あと断熱材の発泡材料とか、土木向けの材料とか、あとはフェノールベースのフォトレジストをやっております。これらの全領域で増収ができたというところは、私どもには非常によかったと(考えています)。

関係会社として、私どもは中国とインドに製造会社を持っておりますが、ここも数字を伸ばしています。とくに中国は完全黒字化に入っておりますし、インドも非常にトントンのところまできておりますので、ほぼ順調・予定どおりと見ております。

あとは、この営業利益のところで、昨対で約2億円のマイナスになっているのは、やはりなかなか原料高の影響が転嫁しきれていない(ことが要因です)。コストダウンも鋭意進めて、なんとかこのあたりに収めたというところでございます。

ただ、全体的には、このコストは今ちょうど転嫁しつつありますので、やや期ずれというか遅れている感覚はありますが、ここのところはなんとかカバーして、この下期、また来年に向けて、改善余地があるのかなと思っております。

海外売上高比率の推移

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海外につきましては、当社はだいたい売上比率で(申し上げると)、全体的には、先ほど言いました国内連結子会社の売上増分がかなりあります。

国内売上が伸びたなかでいきますと、とくにアメリカと中国でおのおの……アメリカはとくに、管材の私どものビジネスが全分野(で提供されております)。アメリカでは、いろいろな半導体もあります。例えば埋め立てであるとか水族館とか、非常に多岐にわたる分野のバルブを提供しております。

とくにシェールガス関連でいきますと、アクチュエーターと呼ばれる部材を現地で組み立ててオリジナル製品を出していますが、これも非常に堅調であったというところも加えて、アメリカは全体的に非常によかった、利益もきっちり確保できたと(いうことです)。

中国は、先ほど申し上げた樹脂の工場の事業と、あとは管材の事業を展開しております。とくに樹脂は、きっちりローカルの需要も捕まえて、私どものレジンを提供させていただいていると(いうことです)。

管材につきましては、従来私どもが非常に強い分野として、液晶半導体の受注が大きく進んでおりますが、それ以外の分野開拓も今着々と進めておりまして、堅調でございます。

ほぼこれは、数字はあれ(ご覧いただいたとおり)なのですが、アメリカと中国で私どもがやっているビジネスが、おのおのの内需を捕まえて、収益的にも同じレベルで今上がってきたなという感覚がございます。

直接的な今の米中の問題に関しまして申し上げますと、貿易摩擦の影響は、私どもは直接的には受けておりません。ただ、例えば中国で生産するIT系のものとか……私どもは液晶半導体が非常に強いですから、これが来年度の受注ではまだ少し……私どもは受注が進んでいますが、実際に案件として工事が進捗するかというのは、まだこれからの判断になろうかと思います。お客さまの動向次第という不透明要因は、まだあるのかなと見ております。

まだまだ海外売上比率を上げなければいけないのですが、国内が比較的いいので、少し率としてはややステイかなというかたちになります。

営業外損益

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あとはおのおの(資料に記載しております)。

とくに営業外のところは、先ほど申し上げた為替の部分が出ている程度ですから、大きなところは資料をざくっと見ていただければと思います。

特別損益

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特益のところも、先ほどの(ご説明にあった)旭エー・ブイ産業の負ののれんが、差し引きで約7億円です。(特別損失の)段階取得(に係る差損)というのは、先ほど申し上げた旭エー・ブイ産業に関するところでございます。

比較貸借対照表

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BSについても、やや下請法関連で準備金の関係で少しキャッシュを積み増しているところもありますが、ここも大きな変動はございません。これも、ざっと見ていただければと思います。

キャッシュ・フロー

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キャッシュ・フローも、おのおの特段の(ご説明が必要な)ところはございません。

全体的には、やはり稼ぐ力と言いますか、収益率にもっと軸足を置いて、流動資産の部分にもっと目を向けて回転率をよくしたり……このような策を、私どもとしてはまだまだやらなければいけないところではあると思いますが、財務的には非常に分厚いものがございますので、ここを活かした戦略を、まだまだ打っていきたいと思っています。

予想のポイント

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今期の見通しでございます。

(売上高の)575億円という通期見込みに関しましては、この(2018年)7月末に公表させていただいた数字をとくに変えずに、今回も出しております。

営業利益も39億円(を見込み)、この40億円前後のところというのは、私どもとしてはぜひ確保したいと考えています。

全体としては、中身の事業の入れ替えに、若干強弱はございます。やはり私どものメイン事業であります管材に関して、非常に引き続き堅調だというところがあります。

樹脂に関しても、まだまだ……ここはとくに、フェノールを中心に原料高の影響を受けますが、先ほど申し上げた収益改善を、とくにこの第3・第4四半期に図って(いく計画で)おります。ここはなんとか確保するとして、あまりコメントしませんが。

私どもで見ますと、通年で70億円ぐらいの売上の水処理事業に関しては、とくに請負工事がメインのところでいきますと、従来の請負スタイルですと、なかなか利益率が確保しにくいという体質になっています。今はほかのいろいろな薬剤の事業とか、さらにはメンテナンスの事業であるとか、新しい事業を増やしながら収益改善を図ると(いうことです)。

商社は、やはり減収というか踊り場になったとしても、今は管材がいい段階で、このへんの収益力をいかに上げるかというところをテーマに、やらせていただいております。

売上増分予想・営業利益増分予想

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今申し上げたことの内訳です。

やはり、管材の売上および利益での貢献度が非常に高いというところです。そして、全体の公表値そのものに関しては変えていないといった中身は、このようなところでございます。

セグメント別損益予想

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だいたい同じ話を(違う種類の)グラフで繰り返し見ていただくようなかたちになっておりますが、管材がやはり右肩上がりできて、少しここ(2018年度下期の営業利益)が上期より減っているように見えますが、いつもは、上期がこんなに出ていないんです。定期修繕が重なった関係とかもありまして、(2018年度は)上期がかなりよかったという影響があって。

私どもは、下期に関しては減益というイメージはもっていませんが、半導体の調整分をある程度見込みながら、このような数字にしています。私は、ここはやや慎重な数字になっているのかなと見ています。

あとはおのおの(記載のとおりで)……樹脂に関しましては、先ほど申し上げたようなところで、これは下期にとくに積み上げたかたちの数字にしております。

下期・通期損益予想 前年度との比較

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通期(損益予想については)、前年との比較を繰り返し見ていただく数字になりますが、これもだいたい今申し上げたところです。

配当金・配当性向

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配当に関しましても、最初に申し上げたとおりの(中間・期末でそれぞれ)25円配当を続けて、年間で50円という見方になります。これにつきましては、このあとでまた少し申し上げます。

やはり当社の配当政策につきましては、過去に利益がなかなか出せていない時もかなり高い配当を行ったり、政策という感覚では、やはりあまり……いいか悪いかは別としても、やってこれなかったというところがありました。

最近は業績も、いろいろなかたちで売上規模も少し変わってきました。ある程度、このような配当性向を意識したところも必要かとは思いますが、そうなったのはごく最近でございます。

私どもとしては、今「攻めるポイント」というのが、かなり私どもなりに出てきたなという手応えをもっておりますので、このような積極的な投資を維持しつつ、安定的な利益還元を重要施策という位置付けで考えております。

最近の株価の話は、みなさまのほうがよくご存じだと思いますので(割愛します)。このようなかたちの数字にはなってしまっておりますが、我々としては、業績的には比較的堅調というかたちで見ております。

管材システム事業①

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あとは、簡単にトピックスに触れさせていただきます。

やはり私どもとしましては、この延岡という管材のメインの工場のなかで、去年(2017年)22年ぶりに新工場を建設できたというのは、非常に喜ばしいといいますか、攻めることができたのかなというところになります。我々は「第6工場」と呼んでいます。

「Dymatrix」と呼ばれる、私どもが2000年から事業化した半導体の洗浄装置で使われる精密バルブ。これは今まで、業界的には後発です。私どもとしては、市場的には国内というか、韓国であるとか台湾とか、ご承知のように半導体のメッカと呼ばれるところにいろいろと仕掛けてまいりました。2000年のスタートで10年以上が経って、非常にこの事業の競争力が上がってきたなという手応えをもっています。

すなわち、今非常に半導体の線幅がどんどん狭くなってくるなかで、少しでもごみというかパーティクルがあってはいけないのですが。「パーティクルをいかに減らすか」という技術に、私どもはかなり注力してまいりました。この部分で今、私どもなりには非常にいい製品……競争優位に立てる、特徴のある製品ができつつあると(考えています)。

あとは、私どもが「Falconics」と呼んでいる流量計がございます。これに関しても、「直線式」という他社にはないスタイルの流量計を開発しておりまして、これがエンドユーザーさんに非常にご評価をいただいています。

私どもの営業とか技術の流れは、とくにエンドのお客さまにこの良さ・価値を理解していただいて、間の装置メーカーさんにエンドからご指名いただいて納入するという流れが、最近かなりいいかたちで回り始めまして、一昨年ぐらいからかなり伸びてきました。

なんとか一昨年に意思決定したこの加工工場をつくりましたが、能力も従来の倍ぐらいに上げています。すでにこの工場自身がフル稼働といいますか、現状においてもなんとか在庫を溜めることが、やっとこの調整局面でできてきたかなという印象です。

これは年明けになんとか、この(2019年)2月か3月か、もしくは来年上期になるか……少し今、期ずれを起こしていますので。先行きが見えた今の調整局面だというふうに、私どもは完全に捉えていますので、なんとか在庫を溜めて、お客さまの需要に対して応えられるようにしていきたいというのが、管材では一番大きなトピックスの1つになります。

管材システム事業②

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あとは当然、海外展開につきましては、これはみなさまもご存じかもしれませんが、私どもはアメリカ・中国以外の、とくに新興国の部分で中東とアフリカとインドに関して、今かなり注力しております。

ここにあります、海水淡水化……いわゆる「海淡」と呼ばれる事業において、従来は海外製の金属弁が使われていて1、2年で交換しなければいけないというのが、現場でみなさまの困りごとというか、このようなのが当たり前だと思われているところでした。

これに対して、私どもは(が展開しているのは)同じ口径の(もので)、かなり大きな口径です。この大きな口径のバルブは世界中でも当社しかできないという、なかなか製造が難しいところがあるのですが、このようなもので代替していくということです。

あとは南アフリカも、このような海淡事業または鉱山分野が、ようやく活性化してきました。私どもはおのおの、現地でローカルの人間を含めてオペレーションして立ち上げておりますし、大きな需要があるなという手応えがございます。

引き続きインドも力を入れてやっていきますが、まずは中東と南アフリカに関して、大きく狙いたいと考えております。

管材システム事業③

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あとは管材では、従来当社のバルブというのは、今日も冒頭で申し上げたようにプラント分野……とくに、非常に耐薬性と言うんですかね? 耐食性が要求される洗浄ラインで使われる重厚なイメージが、当社にはあるんです。

とくにいろいろな今の装置……先ほどの半導体以外にも装置の分野は非常に大きくて、当社は10年ぐらい前から、なんとかここに大きく切り込みたいということで(考えていました)。極めてコンパクトな、このような自動弁……アクチュエーターというのですが。これが我々のバルブで、従来型より非常に小さくて。

装置というのは非常に狭いところでつくりこみますので、このようなコンパクトなものが要求されています。かつ、非常にメンテナンスもしやすくて、従来のものが実勢であったとしても、こんなに大きい(んです)。もしくは、金属であったりするわけですから、腐食もします。

これが実物なのですが、これだけ小さなバルブというのは、世界中でも当社しかないということで、ワンタッチでポンと取れるというところも、非常に今現場では喜んでいただいております。

これを、これからいろいろな種類を鋭意増やして、来年・再来年と導入していって、これを起点として下のバルブも、私どもとしては装置分野にたくさん販売していくという戦略です。これを中長期戦略として位置付けて、今開発と販売に注力している分野でございます。

樹脂事業部

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最後になりますが、とくに樹脂事業につきましては、各分野がいろいろな事業の分野を展開しております。やはりいろいろな意味での環境対応というのが、ESGうんぬんというレベルを超えて、実際にお客さまの要求が非常に高まってきております。

とくにこのような、以前から私どもがもっている「HexaPass®」という(ものがございます)。「中子」と呼ばれる砂をつくる際に、現場では煙といいますか臭いがたくさん出るのですが、その発煙とか臭気をかなり抑えます。かつ、現場の効果時間といいますか、ヘキサによってだいたい効果時間が短くできるのですが。

このヘキサを私どもが抑えたということは(どういうことかと言うと)、一般的にはプロセスに対する影響が出てしまうのですが、私どもはお客さまのプロセスを長くすることなく、効率を維持したまま臭気を抑えるという開発にずっと取り組んでいる、唯一のメーカーでございます。

これを私どもとしては今後、国内においてもそうですし、海外、とくに中国においてもコストとの絡みというのは当然ございますが、これはぜひ樹脂事業の戦略の柱にしたいというところで、今進めております。

あと断熱材につきましても、「ゼロフロン®」という製品を10年前に上市しています。実は、その当時とかなり変わりまして、発泡ガスも新しくなって、フロンガスとまったく同等の施工性が確保できるような(ものです)。

このような分野で、私どもは施工の機械とセットでご提案をするという(ことです)。今、とくにここのビジネスモデルは現場で2液を混合して発泡させるのですが、工事というのが、やはりほかの断熱材と違って必要になるわけです。

普通の断熱材は材料だけポンと入れるのですが、これはこのように工事が伴いますので、私どもとしてはこのような……これ(中央の写真)はガンで、この後ろに施工機械があるのですが、この機械ともどもセットでご提案を進めまして、極めてユニークだと(お声をいただいています)。

施工がしやすくて、かつ今は現場の職人さんもどんどん減っていますので、施工性がよくて断熱性能が確保できて環境にいいという、三拍子がそろったもので、今私どもは進めております。

今断熱材市場というのは、ご承知のように非常に大きく、建築着工・住宅着工と関係なく伸びていますので、我々としてはこの樹脂事業では、さらに注力していきたいと(考えています)。

あと、この同じ発泡材料では、昨年来リニア向けの試験のものを投入したり、最近では、突然の大きな集中豪雨等で地盤が緩んだところの水を止める材料として(活用したりしています)。この(右側の)写真は少しわかりにくくて申し訳ないのですが、災害復旧のところで、私どもはまだ小さいレベルですが(製品展開を)進めていたり(しています)。

最近は国土強靭化の流れのなかで、トンネルの補修とか、このようなものがたくさん出てきております。ウレタンをトンネルの天井部分というか、このようなところに補強として使ったり、本丸のああいったリニアであるとか、掘削していく時の特徴のある止水性(があるものや)、強度の高い材料を、このなかでは推進しております。

そのような意味では、樹脂のほうもいろいろ時代にあったかたちで、当社の強みを活かした技術開発、また販売展開をやっておりますので、ぜひここは来年以降にもまた続けられるようにやっていきたいと思います。

少し長くなりましたが、私からの説明は以上でございます。ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

参考記事

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