メドピア、通期売上高・営業利益は過去最高を更新 製薬企業向け新商品開発を継続

2018年11月14日に行われた、メドピア株式会社2018年9月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:メドピア株式会社 代表取締役社長 CEO 石見陽 氏

2018年9月期決算説明会

石見陽氏:それでは、2018年9月期決算説明会を開催させていただきます。

まずはじめに、(2018年)11月12日にご連絡させていただきましたとおり、2018年9月期第4四半期に計上する一部ソリューション案件の売上計上タイミングの確定に時間を要したため、決算発表を延期することになり、誠に申し訳ございませんでした。

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当社は今回の事態を真摯に受け止め、さらなる社内体制の整備に努め、今後は正確かつ迅速な開示を行ってまいります。株主・投資家のみなさまをはじめ、関係されるみなさまに多大なご迷惑をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。

それでは、2018年9月期の決算および2019年9月期の方針について、ご説明させていただきます。

MedPeerの存在意義

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毎回決算説明会をさせていただく時は、このスライドからスタートさせていただいております。

「Mission」は我々の定義で、なぜこのメドピアという組織をつくったのか。Whyの部分のスタート地点です。こちらは「Supporting Doctors, Helping Patients.」と(しています)。

私自身も今、引き続き週1回の外来を継続しておりますけれども、このドクターをしっかりサポートして、その先にいる患者さんも救うような事業をやるために、弊社としてはチームのメンバー100名で事業を推進しております。

「Vision」が、何を成し遂げるか。Whatの部分で、会社のゴールです。こちらが「集合知により医療を再発明する」と(いうことです)。「集合知」というのは聞き慣れないかもしれないけれども、一言でいうと口コミの世界です。「口コミを使って、医療を再発明するぐらいに大きいことをやろう」というために、我々は日々事業を行っております。

2018年9月期 ハイライト

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まずはじめに、2018年9月期のハイライトです。

こちらにございますとおり、グループ全体として売上高は21億9,900万円、対前年比で1.4倍となりました。

営業利益に関しましては3億6,700万円、対前期比で4.5倍となっております。

当期を総括しますと、来期以降の飛躍的な成長実現のために、製薬企業向けの新商品開発を続けているということと、今年(2018年)2月に発表させていただいたスギHDさまとの共同事業を始めとして、新たな収益拡大に向けた取り組みを着実に進行しているという期になったと考えております。

ドクタープラットフォーム事業に関しましては、既存の商品のみならず、のちほどご説明申し上げますが、前期に本格展開したWeb講演会……Web上の動画で医師に対して情報提供するサービス。ほかにもソリューション等の受注が拡大し、通期売上高および四半期売上高として、過去最高を更新しております。売上高として17億9,400万円、対前年比1.4倍。営業利益として5億9,400万円、対前期比1.7倍となっております。

ヘルスケアソリューション事業は、おもに遠隔のオンライン医療相談の「first call」というサービスを提供しているMediplat。あとは、特定保健指導を実施しているFitsPlusがございます。両社とも売上が順調で、第4四半期から黒字化を達成しております。

従いまして、ヘルスケアソリューション事業に関しましては売上高が4億500万円、対前年比で1.4倍。営業利益としては、第4四半期に関しては黒字を達成しておりますが、通期としては5,200万円の赤字というかたちになっております。

2018年9月期 決算サマリー

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改めまして、年度の決算の数値はこちらのとおりになります。繰り返しですが、売上高・利益ともに過去最高を更新しております。前年同期でいうと、グループ全体で(売上高としては)1.4倍の伸び、営業利益としては4.5倍の伸びとなっております。

売上高・利益とも過去最高を更新しているんですが、来期に向けて採用の強化、新製品のプロモーション等を強化するなかで、かつ一部期ずれの案件が発生しました。そちらの影響もあり、修正後の通期予想から若干のビハインドは認めております。

ただ、こちらに関して期ずれ案件というのは、今週月曜日に発表させていただいた内容とは別です。今週月曜日に発表させていただいた期ずれの案件に関しましては、当初の想定どおり、2018年の期にすべて計上しております。

四半期別売上推移

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こちらは、四半期別売上推移になります。先ほどからの繰り返しですが、各事業が着実に成長し、四半期の売上に関しても過去最高を更新し、前期比で1.2倍となっております。

第4四半期に売上が上がるという弊社の傾向は引き続き認めているんですが、こちらの第4四半期のベースをもとに、当期以降についてもさらに成長させていく見込みでおります。

セグメント別売上推移 ~ドクタープラットフォーム事業~

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こちらが、セグメント別の(売上推移のうち)ドクタープラットフォーム事業……メドピア単体のドクタープラットフォームを活かした事業です。

こちらに関してソリューション案件が着実に進行し、売上としては前期の第4四半期と比較して、1.2倍の増加を認めております。

セグメント別売上推移 ~ヘルスケアソリューション事業~

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もう1つの事業であるヘルスケアソリューション事業に関しましては、Mediplat……先ほど申し上げたとおり、「first call」ともに利用企業数が増加しておりまして、成長の基盤を確立したと(いうことです)。

それに伴いまして、前期比1.6倍の1億2,800万円の売上となり、第4四半期に関しましては、繰り返しですけれども、赤字を脱出しているという状況になります。

営業費用の推移

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営業費用の推移についてが、こちらのスライドになります。

事業が順調に進捗しているということもありまして、人材の確保が急務になっております。こちらに対しての投資が費用として乗ってきていて、コストに関しては人件費が増加傾向にあると(いうことです)。

あと、こちらはご覧になった方もいらっしゃるかもしれないですが、第4四半期に関しましては「first call」のプロモーションのために、新聞の全面広告を行っておりますので、プロモーションの費用も一部乗ってきております。

セグメント損益の推移

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セグメント損益の推移が、9ページのスライドになります。

第4四半期において、人材確保などの将来に向けた投資を実行するなかにおいても、ドクタープラットフォーム事業に関しては安定した収益を計上しております。

先ほどから繰り返しですが、「first call」の収益拡大等により、ヘルスケアソリューション事業に関してもこの第4四半期から黒字となっております。

ヘルスケアソリューション事業に関しましては、のちほど来期以降の展望もお示ししますが、この第4四半期の黒字に関しても今後、当期に関しても通期の黒字を見込んでおります。

以上が2018年までの振り返りで、これから2019年の計画についてご説明させていただきます。

中期成長戦略

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まず始めに、中期成長戦略をイメージしたものが、こちらの11ページのスライドになっております。

先ほどから申し上げている、我々の柱であるドクタープラットフォーム事業が成長の基盤となっております。ヘルスケアソリューション事業が、2年前にグループ化した先ほどのMediplat社とFitPlus社の事業で「2本目の柱」というとらえ方をしておりまして、こちらが順調に育ってきているところ。

かつ、のちほど少し触れますが、新規事業……3本目の柱をしっかり育てていくことで、(3事業領域で)2020年に時価総額500億円超を目指すという体制をとっております。

データ資産を中核に据えた事業展開

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メドピアグループの事業展開のイメージ図が、こちらの12ページになっております。

メドピア株式会社の発足からそうですし、「Mission」のお話のところでもそう(申し上げたこと)なんですけれども、私自身が医師であること。あとは、会社のなかにも数名の医師がいて、かつメドピアのサポーターとして多くのドクターがいらっしゃるという意味では、非常に稀なドクターの参加型のコミュニティサイトを持っているというのが、メドピアの価値だと認識しております。

MedPeerのなかでは、日々多くの医師が投稿をしたり、その投稿を閲覧したりという意味で、集合知の集約は常に行われているわけです。その代表例が、薬の口コミ評価だったりするわけでございます。我々が呼んでいるところの薬の口コミに代表される集合知が、我々の引き続きの価値であろうというところは疑いがないんですが。

そちらに加えて、集合知以外の……例えばライフログやリアルワールドデータと、これからご説明させていただきますが、さまざまなデータをメドピアとしては集約していくという方針のもとに、事業を展開していこうと考えております。

例えばライフログでいうと、少し字が細かいかもしれないですけれども、医療相談データ・栄養相談データ・食事/運動データと(書いてあります)。のちほど詳しくご説明しますが、いろいろなアプリを提供していくことで、ライフログをしっかり記録をとっていこうと(いうことです)。

あと、こちらにある「リアルワールドデータ」と呼ばれるものは、メドピアグループの医療データとして集約していこうとしているものです。代表的なものは、処方データとか服薬のデータとか、リアルワールドのデータを集めていくことです。こちらも、メドピアグループのデータを保管する重要なものととらえております。

これらの3つのデータ群を集めることで、例えば「集合知」×「リアルワールドデータ」で、製薬企業向けのマーケティング支援で新たなサービスが構築できるのではないかとか。あとは、「集合知」×「ライフログ」。集合知のなかには、当然医師のアドバイスとか、管理栄養士さんのアドバイスとかが入ってきますので、そちらとライフログをかけあわせることで、ヘルスケアソリューションのなかでも新しい事業が生まれてくるだろうと(考えています)。

あとは「ライフログ」×「リアルワールドデータ」というところから、新規事業も生まれてくるだろうということです。こちらのデータの集約のプラットフォームを構築していくのが、メドピアの今後の方向性となります。

FY2019の事業方針

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ここからそれぞれのセグメント……ドクタープラットフォーム事業・ヘルスケアソリューション事業・新規事業について、詳しくご説明をさせていただきたいと思います。

こちらが概略です。ドクタープラットフォーム事業に関しましては「新生MedPeer」と呼んでいますが、まず医師会員基盤を、もっとしっかり拡大していくということ。現状の広告配信プラットフォームとしてのMedPeerから、マーケティングプラットフォームへ進化をしていこうと(考えています)。あとは、MedPeerが今までずっと提供してきている集合知のプラットフォームを縦と横に展開していこうと(考えています)。こちらは、のちほど詳しくご説明いたします。

ヘルスケアソリューション事業に関しましては、予防医療領域……Mediplat社とFitsPlus社は、両方とも予防医療と呼ばれる領域でのITによるチャレンジなわけですが、こちらを第2の柱として確立して、通期黒字化をしっかり目指していこうと(考えています)。こちらものちほど、別のスライドでご説明いたします。

そして新規事業に関しましては、先ほど1つ前のスライドでお話しさせていただいたデータ資産をしっかり利活用する。あとは、パートナーシップによって事業を新しくつくっていく領域。こちらに関しては、先ほど申し上げたリアルワールドデータプラットフォームですとか、ドクターのプラットフォーム、管理栄養士のプラットフォーム、そのほかのプラットフォームを活かして、新しい新規事業をつくっていこうと(いうことです)。

当然、事業提携とかも通した新たなパートナーシップというものも、我々の方向性としては入っているというかたちです。

通期予想

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14ページが、今期の通期予想となっております。

まず売上高に関しましては、21億9,900万円から、当期に関して32億円。成長率としては1.5倍を目指すということを通期予想とおいております。

営業利益に関しましては、3億6,700万円から5億4,000万円というかたちで、こちらも同じく1.5倍の成長を見込んでいるというかたちになります。

営業利益率に関しましては、前期とほぼ同じ水準の16.9パーセント。こちらは、やはり「我々の成長は、まだまだこの段階ではない」という認識のなかで(考えています)。おもなコストとしては人件費になってくるわけですが、人材の確保をしっかり行っていく上で、我々もITの事業ですので、ある程度のコストまではかけたところで、しっかりそのあとに利益率を追っていこうというイメージです。今は営業利益率の予想を16.9パーセントとおいております。

ドクタープラットフォーム事業 ~事業戦略~

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ここからそれぞれ、ドクタープラットフォーム事業、ヘルスケアソリューション事業、新規事業についてご説明をさせていただきます。

まず、ドクタープラットフォーム事業のなかのおもな事業戦略として、「医師会員基盤の拡大」「広告配信プラットフォームからマーケティングプラットフォームへ進化していこう」、最後に「集合知プラットフォームを縦横で展開していこう」ということを目標としております。

3つの主要な事業戦略を通して、ドクタープラットフォーム事業単体としては18億円の売上から30パーセント増の23億円という数値を目標としております。

こちらの右の事業戦略を、それぞれ詳しくご説明させていただきます。

ドクタープラットフォーム事業 ~①医師会員基盤の拡大 医師会員数の推移~

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まず、医師会員基盤の拡大。

医師会員数の推移から少し振り返っていきたいんですが、先日プレスリリースを出させていただいたとおり、まず弊社としては、現状で12万人の医師会員がおります。12万人の会員にいたるまでのグラフがこちらになっているんですが、フェーズを3つに分けております。

1つ目のフェーズが、MedPeerがスタートしてから。やはり会員の数がいなければ何も起きないということもありまして、会員基盤をしっかり構築していくフェーズ。こちらが、メディカルトリビューンさまと提携した、上場直後くらいの会員基盤をしっかり構築していこうと(いうことです)。この10万人突破ぐらいのフェーズまでは、1つ目のフェーズと(なっています)。

それ以降、決算説明会でもお話しさせていただいておりましたが、やはり10万人に会員登録していただいて、しっかりMedPeerにアクセスしていただくこと。アクセスして集合知の集約にご協力いただくことに対して、ここ4年弱は注力をしてまいりました。

ドクタープラットフォーム事業 ~①医師会員基盤の拡大提携等による成長~

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当期以降に関しては、会員の拡大と活性化の両方に取り組んでいこうというのを目標にしておりまして、その1つ目が、先日発表させていただいたアンテリオ・プラメドさまとの連携ということになります。

こちらは、MedPeerがここまで成長してくるなかでも……例えば初めであれば、学会で私がビラ配りをしたりとか、ダイレクトメールを送ったりとか、あとは相互紹介の機能を使って会員が会員を呼ぶ仕組みをつくったりとかを、ずっと続けてきているわけですが。

そちらは継続する前提で、先ほどのグラフにあったとおり、MedPeerのステージを変えるなかで「大きな提携」というものは非常に有効という認識でおります。その最新の例が、このアンテリオ・プラメドさまとの提携になっております。

そういう意味でいうと、18ページのこの左側の方針にあるとおり、医師会員(基盤)を有しているさまざまな団体組織との提携も模索していこうということです。例示をしているのが学会ですとか大学医局、リサーチ会社、人材紹介会社、医療系出版会社。

これらは一例ですけれども、このような集団として医師に対してアクセスするチャンスを持っているところと積極的にコミュニケーションをとりながら、協力して大きな数字をつくっていこうという動きを模索しております。

こちらは、アンテリオ・プラメドさまとの提携は非常におかげさまで(好調です)。例えば、製薬企業の方々とかにすごく好意的に受け取っていただいておりまして、そちらに関しては、まず会員が増えるということはもちろんなんですが、こちらの下にあるとおり、新たなバリューチェーン構築とか、共同商品開発ができるんじゃないかと(考えています)。

ドクタープラットフォーム事業 ~②広告配信PFからマーケティングPFへの進化~

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当然そういうお話があって提携に進んでいるわけですが、そちらをご説明している図が、こちらの19ページです。先ほど「広告配信プラットフォームからマーケティングプラットフォームへ進化していく」というお話をさせていただきましたが、それがこちらのイメージ図になっております。

メドピアの今までの事業に関しては、上に製薬メーカーにおける医師に対しての情報伝達、マーケティングの流れを図示しております。

当然、まず「戦略策定」として、「どういう位置に、どういうタイミングで、どういうものを送ろう」という戦略があります。その戦略に沿って「コンテンツを制作」していきます。先ほど申し上げたような、例えば「Web動画で医師に情報を届けよう」とか、あとは紙の素材の場合もありますけれども、いずれにしても「コンテンツを届けましょう」というためのコンテンツ制作という過程があります。

その先に、ドクターのプラットフォーム……弊社以外にも類似の企業はもちろんございますが、そちらに対して情報を「配信」していこうと(いうことです)。

当然情報を配信したあとには、その効果がどれぐらいあったんですかという意味で「効果測定」があり、そちらに対してまた「改善」を回していくという、この一連の流れをひたすら繰り返しているのが、製薬企業におけるマーケティングかなと(考えています)。

弊社が今まで価値として提供していたのは、「現在の12万人のプラットフォームに対して、情報提供する場をご提供しよう」ということです。製薬企業からマーケティングの予算……広告配信に対してお金をいただいていたというのが、こちらの既存の事業になっています。

こちらをやめるという意味ではなくて、会員数が増えているなかでも、当然こちらの部分に関しても意味が(あり)……いわゆる、売上としてしっかり反映されてきているわけです。このプラットフォームに対して情報を提供するだけではなくて、このプラットフォームが先ほど申し上げたとおり、医師の参加型……単に情報が流れてくるだけでなくて、「情報を発信しているサイトである」という特徴を活かしていきます。

こちらの上に向いている矢印、例えば「戦略策定」のタイミングで、(当社は)医師を一番知っている企業だと自負をしておりますので、「医師はこういう情報を欲しがっています」「こういうタイミングで欲しがっています」という、戦略策定の根拠となるようなアンケート調査とかも実施できるでしょうし。このあたりはメドピア本体もそうですし、例えば先ほどから出ている、アンテリオ・プラメドさんとかもいらっしゃると(いうことです)。

「コンテンツの制作」に関しても、コンテンツの制作チームをすでに新設しておりますので、こちらの「戦略策定」に沿ったコンテンツをつくっていくことも可能になっております。

「KOL」というのはKey Opinion Leaderの略ですが、医師のなかでも次世代などでこれから影響力が出てくるような医師の方々と、フェイストゥフェイスでもう数百人単位で繋がっています。その先生方からコンテンツ制作のご助力をいただいたり、実際に出演していただいたりということが可能になると考えております。

最後の「効果測定」の部分に関しても、いわゆるリサーチアンケート調査のようなかたちで、どのような評価が出たのかという部分、あとはその処方の満足度とかを通した(調査)……これも先日プレスリリースを出させていただきましたが、実際の処方に影響するような定点調査を行っていこうということです。

我々のドクタープラットフォーム事業のマーケティングは、「いわゆる単なる広告配信プラットフォームから、マーケット全体を支援するようなプラットフォームへ進化していこう」という方向性を、会社の中で決定しております。

ドクタープラットフォーム事業 ~③集合知PFの縦横展開~

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最後に、「集合知プラットフォームの縦横展開」とご説明させていただきましたが、イメージ図がこちらになっています。

まず1つ目が、メドピアのなかにはさまざまなサービスがございまして、1つは先ほどから申し上げている薬の食べログ的なサービス。それ以外に、医師も当然人間ですので、いろいろな臨床に関する情報交換もそうだし。

あとは、医師にとってもビジネスパーソンにとって(も)当たり前ですけれども、やっぱり転職とか、そういう仕事もしくは生活に関する情報交換をする場所もあります。メドピアのなかには「メドピアキャリア」という、人材紹介会社さまに転職した医者の情報を提供するという人材の送客サービス(があり、それ)は今までやってきました。

その流れで、「縦(展開)」と書いていますが、医師は当然転職することもあれば、開業することもあるということで、クリニックの開業、もしくは開業したあとの経営に対するサービスをすでに提供を始めております。

このプラットフォーム事業の「横展開」と書いておりますけれども、プラットフォームの運営は本当に……よく自分は子育てに例えるんですが、それなりに手間もかかるものだし、ノウハウも非常に必要なものなんです。こちらは我々メドピアとして、医師に対してのプラットフォームを今までも10年以上運営してきているなかで、このノウハウを横に展開していこうと(いうことです)。

かつ、メドピアの「Mission」から外れない範囲で言うと、こちらの薬剤師向けの集合知プラットフォームを作成するということを、先日プレスリリースを出させていただいています。名前は「ヤクメド」と申します。

薬剤師の領域で言うと、先ほどから出ているスギHDさまとの提携の範囲のなかで、当然さまざまなインプットもありますし、実際の薬剤師さまにお話を聞いてみると、例えば一種の薬に対する口コミは、「薬剤師にとっては、とても見たいものです」というインプットもいただいていますし。

(さらに)実際に薬剤師さんに聞いてみると、例えば医師にはない知見というか、「薬のタブレットの出しやすさとか、そのへんがジェネリックによって違うんですよね」とか、そういう生々しいお話がやはりあるなと(いうことです)。かつ、医師からだけではなく、薬剤師さんから出てくる情報もある。さらに、我々であれば医師と薬剤師を繋げることができます。

そういう意味では、「さまざまな事業展開の始まりとして、まずプラットフォームをつくろう」ということで、「ヤクメド」を展開していく予定でございます。

ドクタープラットフォーム事業 ~「新生MedPeer」に向けた戦略イメージ~

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こちらが、「新生MedPeer」になるための戦略のイメージになります。

縦に会員基盤、横に事業収益機会と書いていますが、これは当然両方がリンクしていくわけです。会員の基盤が増えて、かつその基盤がアクティブであること。先ほどからの繰り返しですけれども、医師会員の拡大に関しては提携等を通じて、縦の軸はしっかり伸ばしていくと(いうことです)。

かつ、先ほどは横軸であった会員としての医師のみではなく、薬剤師の会員の基盤も「縦」としてしっかり伸ばすことが、結果として事業収益機会の拡大にも繋がるととらえております。

先ほどの方針のとおりの会員基盤拡大・会員活性化を前提として、製薬企業マーケティングの支援サービスを拡大して、単なる広告配信プラットフォームからマーケティング支援プラットフォームにしっかりなっていこうというところ。また、先ほど申し上げた医師開業支援とか、プラットフォームにしていくようなサービスを積極的に展開していこうと(いうことです)。

この「会員基盤」×「事業収益機会」で、我々の先ほど申し上げた通期予想をしっかり達成していこうと(考えています)。

ヘルスケアソリューション事業 ~事業戦略~

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こちらは、ヘルスケアソリューション事業に関しての方針になります。

まず、ヘルスケアソリューション事業単体としては、今期の通期(売上高)予想は9億円。前期と比較して2.2倍となります。

こちらを実行していくための事業戦略として、3つ並べさせていただいております。1つが、「first call」の法人向けサービスの強化。こちらはそれぞれ順を追って、またスライドでご説明させていただきます。

2つ目が、FitsPlus社による特定保健指導サービスをしっかり強化していくこと。最後に、ライフログプラットフォームをしっかり展開していこう。この3つの方針で、9億円を達成しようという方針でおります。

ヘルスケアソリューション事業 ~①first callの法人向けサービス強化~

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まず1つ目に、「first call」の法人向けサービスの強化と書いております。

こちらはみなさまもご存じのとおり、働き方改革関連法が施行されることを見据えて、企業による健康労務管理のソリューションに対するニーズが、かなり急速に高まってきております。

「first call」の法人向けサービスは、当初左側のチャット型医療相談サービスというものを、ここの(決算説明会の)場でも紹介させていただいたんですが、1つすでにローンチをしています。3つ目は、この(2018年)12月にサービス開始を予定しています。この3つのセットで、「first call」の法人向けサービスをしっかり提供していこうということにしております。

このチャット型医療相談サービスというのはすごくわかりやすく、スマートフォンとかを使って医師と企業のビジネスパーソンの方が繋がり、気軽に健康の相談ができて、適切なタイミングで受診をできるようなものです。これを今まで提供してきておりました。現時点で120社、提供している人数としては13万人に対してサービスを提供しております。

これに加えて、昨今の働き方改革、あとは長時間労働のお話とか……そちらに対して、企業さんもそうですし、まずはなにより、政府がかなり……例えば産業医と契約するだけではなくて、実際に「産業医が、どういうタイミングでどのように介入した」ということをしっかり証拠として残すべきです。単なる数合わせだけの産業医ではなくて、しっかり実態のある産業医としての行動を求めているのが現状かと思います。

そちらをサポートしているサービスが、このオンライン産業医サービスというものになります。通常の産業医は、例えば自分であれば内科、あとは精神科出身の産業医もいますけれども……精神科出身の産業医は内科側には弱いし、例えば私のような内科よりの産業医であれば、メンタル領域は弱いという意味では、「産業医をサポートする産業医」のイメージです。それを、「オンライン産業医」と呼んでいます。

かつ、最近の法律改正によって、オンラインで産業医が面談することが可能になったという部分をサポートしているのが、こちらのオンライン産業医サービスと(いうことです)。かつ、オンラインであればしっかり証票も残りますので、人事部側の手間も省けるということで、こちらは現在大変ご好評をいただいております。

この12月にサービスを提供しようと今動いているのが、この(アプリ)ストレスチェックサービスです。産業医の面談をするタイミングが(段階として)やはりもうかなり最後のほうになっているなかで、始めにスクリーニングとして(行います)。例えば、「この方が、どれぐらいメンタルのストレスを抱えている」とか。

始めのスクリーニングのプロセスが非常に重要なんですが、そちらでしっかり吸い上げて、その先でしっかり産業医の面談を用意できるという意味で、この3つのサービスで一気通貫に、企業に対する健康労務管理ソリューションを提供しようということで、2つ目のメドピアの柱となることを、大いに期待している状況です。

ヘルスケアソリューション事業 ~②特定保健指導サービスの強化~

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2つ目は、ヘルスケアソリューション事業のなかのFitsPlusです。

FitsPlus社は、特定保健指導サービスを10年以上展開しているわけですが、こちらのなかでしっかりITを活用していきます。かつ、管理栄養士の質と量をしっかり担保することで市場全体が伸びていくわけですが、そこを凌駕するような事業成長を実現していこうとしています。

まず左側が、市場の成長について説明しているものです。これはご存じかもしれないですけれども、現時点(2016年時点)での特定保健指導の実施率というのは、わずか18パーセントです。

ただ、政府は5年後の2023年までに、「これを45パーセントまで引き上げます」と(目標に据えています)。そのためにさまざまな規制緩和だったり、企業に対してのペナルティだったりを課すことで、一気に(進めていき)我々にとっては市場、政府にとっては実施率をしっかり上げようとしております。

例えばですけれども、特定保健指導の指導期間を短期化させることですとか、ITをしっかり活用して、「対面ではなくても、ICTを活用して指導をしたことも『指導』と認めましょう」とかいうかたちで、我々IT企業にとっては非常に追い風の状況となっております。

追い風の状況を踏まえて、「市場の規模は必ず伸びるだろう」という前提です。我々の特徴である特定保健指導のなかでも、食事指導にしぼったサービスを提供している会社ですので、管理栄養士の質と量をしっかりと担保していくと(いうことです)。

あとは、十数年やってきたなかで安定したオペレーション(を活用していきます)。そして、我々はITの会社ですので、ITを徹底的に活用することで市場を牽引していこうと(考えています)。この「市場成長」×「シェア拡大」で、しっかりこの領域に関しても、先ほど目標とした数字を達成していこうとしております。

ヘルスケアソリューション事業 ~③ライフログPFの立ち上げ~

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こちらが最後のスライドになりますが、ライフログプラットフォームを立ち上げております。こちらは、スギ薬局さまとの提携のなかで出てきたものになります。

まず、こちらの「スギサポdeli」は、例えば「カロリーを制限しなければいけない方」とか、「咀嚼機能が落ちていて、柔らかいものが必要な方」とかに対して、実際に冷凍食品を消費者の方の自宅まで送るというサービスになっています。(2018年)11月から、スギ薬局の5店舗に関して、試験的に展開を開始しております。

こちらは現時点でいろいろなバグというか、やはり食べ物ですのでミスがあってはいけないので、しっかりテストをしたあとで、スギ薬局さまの1,000店舗でしっかり販促をかけていくと(考えています)。スギ薬局さまには1,000店舗があり、年間でのべ2億人が来店しますので、その方々へ新しい価値を提供していこうというサービスが「スギサポdeli」です。

「スギサポeats」と「スギサポwalk」に関しましては、「スギサポeats」は食べた写真を撮って、それに対していろいろなアドバイスをもらえます。「スギサポwalk」に関しては、歩数管理です。しっかり歩いたことで、例えばポイントが貯まっていくというサービスの提供を開始しています。こちらは、スギ薬局さまとの提携でアプリとして提供していますけれども。

この右にあるとおり、さまざまなプラットフォームを持っていらっしゃる会社に対して、類似のサービスをプラットフォームとして展開をしていこうと(いうことです)。

その裏側にあるのは、一番下に書いてありますとおり、冒頭に申し上げたライフログのさまざまなサービスを提供するということは、当然裏側にデータがたまってくるわけです。例えば食事・歩数・購買・来店の記録とか、そういうさまざまなデータを集めてくることで、利用者個人個人にパーソナライズされたような、One to Oneのマーケティングの素地をつくっていこうというのが、こちらのライフログプラットフォームの立ち上げになります。

今まで申し上げてきたとおり、ドクタープラットフォーム事業は、我々でいうところの既存事業になるわけですが、既存事業のなかでも新たな展開を模索しながら、しっかり成長していこうと(考えています)。

ヘルスケアソリューション事業は大きな提携とかも……(一例として)スギ薬局さまとの提携を通して、Mediplat・FitsPlusの成長を通して、しっかり伸ばしていこうと(考えています)。

あとは、先ほど申し上げたような新規事業を通して、2020年に時価総額500億円超を目指すという方向で、当期に関しても変わらずに全力を尽くしてまいる所存でございます。

ご清聴、どうもありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

参考記事

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