「1000万円稼ぎたい!」を目標に就職活動や転職活動をする方もいると思います。ただ、国税庁の「平成29年分民間給与実態統計調査結果」を見ると、年収1000万円を超える人は給与所得者の4%強と、かなりの少数派です。

同調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は男性は男性532万円、女性287万円で全体の平均は432万円となっています。つまり年収1000万円稼ぐということは平均給与の2倍稼ぐことになり、ハードルが高く感じられます。では、どんな企業であればそれを達成できるのでしょうか?

平均年収が1000万円を超える上場企業は?

皆さんは、M&A キャピタルパートナーズをご存じでしょうか。

同社はM&Aアドバイスを行う会社で従業員59人の会社ですが、平均年収は2995万円、平均年齢は31.5歳となっており、サラリーマンとしては異例の高水準と言えます。ただし、プロジェクトの大きさや件数などにより給与が大幅に変わる可能性もあるでしょう。

また、大阪に本社があるセンサー大手のキーエンスも高収入ランキングで常に上位に入る企業です。平均年収は2089万円と2000万円を超えており、その他のメーカーと比べると圧倒的な高収入です。

参考:「平均年収が高い"トップ500社"ランキング」(プレジデント社)

平均年収に業種の差はあるのか

こうした従業員の平均年間給与は有価証券報告書で確認することができます。