貯蓄はいくらあれば安心なのでしょうか。今回は、総務省の「平成26年全国消費実態調査 二人以上の世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果」をもとに、目安がいくらなのかをみてみましょう。

年齢階級別の貯蓄高はいくらか

世代ごとに年収も異なりますが、早速、貯蓄高を見ていきましょう。

  • 30歳未満:348万円
  • 30歳代:596万円
  • 40歳代:930万円
  • 50歳代:1592万円
  • 60歳代:2133万円
  • 70歳以上:2072万円

この貯蓄高は、貯蓄を保有していない世帯を含む平均となっています。

年を経るにしたがって、貯蓄高は増えているのが分かります。ただ、今回のデータでは、貯蓄が1000万円を超えるのは、50代以降ということになります。

もっとも、この平均値は、先にも触れたように貯蓄を保有していない世帯も含んでいます。したがって、極端に大きな金額の貯蓄を持つ世帯が含まれていると平均値が高めに引きずられることには注意が必要です。

全体の貯蓄の平均はどれくらいか

では、全世代の平均値はいくらでしょうか。