仕事選びはやりがいとともに給料や年間給料である年収はもっとも重要な要素の一つでしょう。ただし、給料は会社によっても職位によっても異なるもの。また、興味のある仕事でも友人や知人に直接は聞きにくい内容でもあります。シリーズでお伝えしている「職業別年収給与給料」。今回は最新の厚生労働省の調査結果をもとにプログラマーの給料についてみていきましょう。

プログラマーの給料とは

プログラマーの給料といっても、勤務する企業規模によって異なります。企業規模に応じた年間給与は以下の通りです。

  • 1000人以上:498.1万円
  • 100-999人:415.2万円
  • 10-99人:391.6万円

年間給料の幅は300万円台から400万円台のレンジにあることがわかります。また、企業規模ごとの年間給与の傾向としては、企業規模が大きいほど給与が高いことが分かります。

企業規模ごとの年齢と勤務年数

では、同調査で開示されている企業規模別年齢と勤務年数はどうでしょうか。

  • 1000人以上:33.5歳(9.3年)
  • 100-999人:30.7歳(6.0年)
  • 10-99人:33.2歳(6.3年)

企業規模によらず、いずれのケースで30代前半という特徴が見えてきます。ただ、企業規模が100-999人のケースが年齢が若いことが分かります。また、勤務年数は企業規模が大きいほど長いことが分かります。

職業としてのプログラマーを検討する材料に

プログラマーを目指す方は、どのようなプロジェクトに参画できるのか、また労働環境はどうかといった要素なども重要な判断要素となるでしょう。待遇は会社ごとに異なることも多いですが、今回の厚生労働省の調査結果を仕事選びの一つの材料としてみてもよいのではないでしょうか。

【ご参考】年間給与の算出方法

今回の職業別年間給与は厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」をもとに算出をしています。

同調査の本概況については、10人以上の常用労働者を雇用する民営事業所の客体(66260事業所)のうち、有効回答のあった事業所(49541事業所)についての集計内容となっています。

調査の時期は平成29年6月分の賃金等(賞与、期末手当等特別給与額については平成28年1年間)について平成29年7月に行われたものです。

職業別年間給与については、上記の「きまって支給する現金給与額」が12ヶ月あったと仮定し、それに年間賞与その他特別給与額を足し合わせたものとして算出しています。

LIMO編集部