2. 「年金生活者支援給付金」受け取る条件とは？毎年約6万円が上乗せ支給される場合も
「年金生活者支援給付金」は、老齢年金（国民年金）・障害年金・遺族年金いずれかを受給しており、一定の要件を満たしている人が支給の対象となります。
「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」にはそれぞれ異なる要件がありますが、本章では「老齢年金生活者支援給付金」の受給要件について詳しく解説します。
2.1 「老齢年金生活者支援給付金」の支給要件を確認
- 65歳以上の老齢基礎年金の受給者
- 同一世帯の全員が市町村民税非課税
- 前年の公的年金等の収入金額※1とその他の所得との合計額が87万8900円以下 ※2
※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は除く
※2 77万8900円超87万8900円以下は「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給
2.2 「老齢年金生活者支援給付金」の給付基準額はいくら？
老齢年金生活者支援給付金の給付基準額は、月額5310円です。
上記はあくまで基準額であり、実際の支給額はこの基準をもとに、保険料の納付済期間に応じて個別に計算されます。
老齢年金生活者支援給付金の給付額は、下記の計算式の①と②の合計額で決まります。
- ①保険料納付済期間に基づく額（月額） ＝ 5310円 × 保険料納付済期間 / 被保険者月数480月
- ②保険料免除期間に基づく額（月額） ＝ 1万1333円 × 保険料免除期間 / 被保険者月数480月
次章にて、実際に支給された「老齢年金生活者支援給付金」の平均額を確認していきましょう。
