シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は1.2億人規模の顧客に生活・資産形成でのサービスを提供する日本最大クラスの規模を誇るゆうちょ銀行です。

ゆうちょ銀行の平均年間給与はいくらか

ゆうちょ銀行(提出会社)の2018年3月31日時点での平均年間給与は 654.6万円と600万円を超えています。また、従業員の平均年齢は42.5歳となっており40歳を上回っています。平均勤続年数は19.0年となっています。

ゆうちょ銀行の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2018年3月31日時点で13,009名。単体で10,000人以上の従業員数がいます。ゆうちょ銀行では従業員は全て銀行業のセグメントに属しています。

また、連結の従業員数は1万3022名になっています。

ゆうちょ銀行では平成30年度から平成32年度までを計画期間とする「中期経営計画」を策定しました。

「中期経営計画」の主な内容は、以下の通りです。

  • お客さま本位の良質な金融サービスの提供
  • 非金利収益の拡大
  • 運用の高度化・多様化
  • 地域への資金の循環
  • コストマネジメントの徹底・体質の強化

等を進めていくことになっています。新たな「中期経営戦略」の進展に注目です。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば、幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。

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LIMO編集部