キーエンスという企業をご存じでしょうか。

センサーなどの自動制御機器の製造販売会社ですが、BtoB企業のため、一般的な知名度はそこまで高くはないようです。どちらかというと事業内容よりも、「日本で最も年収が高い」という枕詞のほうでおなじみの企業といってもいいのかもしれません。

キーエンスは、

  • 徹底的に磨き込まれた営業オペレーション
  • 顧客ニーズを把握した製品開発

に強みを持ち、現在日本の時価総額ランキングTOP10に入るほどの優良企業としてよく知られています。

年間平均給与は、驚きの2,088.5万円と2000万円を超えており、なんと新卒でも初年度から年収700万円を得ることができることもあるのだとか。間違いなく日本でもトップクラスの年収を誇る企業といえるでしょう。

今回、そんな日本を代表する企業「キーエンス」で活躍している30代の社員に、住宅購入についてどんな価値観をお持ちなのか、インタビューをしてみました。

Q1. 購入派ですか?賃貸派ですか?

昔は賃貸派だったのですが、結婚して子供ができてからは購入派になりました。賃貸では、子供が走り回ると音が結構するので、壁や床の厚い分譲マンションの方がいいかなぁと思ったのがきっかけです。

Q2. マンション派でしょうか。戸建派ですか?

マンション派ですね。平日は朝から夜までほとんど家にいないので、24時間ゴミを捨てられるというのが大きいです。

Q3. 自宅にどんなこだわりを持っていますか?

私自身はほとんど家にこだわりはありません。ただ仕事のことを考えると、なるべく駅から近い家がいいと思っています。あと物が多いので、子供は1人だけですが、3LDKがいいですね。ゴミ捨てが24時間できるのだけは必須条件です(笑)。

Q4. どのエリアに住んでみたいですか?

八王子、御茶ノ水、浜松町などに営業所があるので、そちらへのアクセスがいいところにしようと考えています。ただ、子供の将来を考えると、教育水準の高いところがいい。いまの第一候補は九段下です。マンションは高いですが(笑)

Q5. 周りの同僚の方に人気のエリアはありますか?

中央線沿線、東西線は住んでいる人が多いです。よく聞くのはお茶の水、四谷、吉祥寺、高田馬場などですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

東京と高尾を結ぶ中央線沿線、中野と西船橋を結ぶ東西線といった庶民的な場所に住んでいる人が多いというのは、少し意外だったのではないでしょうか。港区のマンションを購入できるほどの高年収であるにもかかわらず、営業所へのアクセスのほうを重視する人が多いようですね。

キーエンスでは、入社後の数年間は安定して年収が上がっていくため、比較的若い年齢で結婚する人も多いのだとか。また、子どもにも自身と同じような高い教育を受けてほしいという願いから、教育水準にこだわりがある人も多いようです。

なお、キーエンス社員は営業所へのアクセス重視ということでしたが、そのほかの年収1000万円プレーヤーは、利便性の高い品川や、再開発によって資産価値が向上した豊洲や武蔵小杉に住んでいるという人が多いようです。

マンションジャーナル