エディア、1Q連結売上高は3.3億円 2Q以降に新規4タイトルをリリース予定

2018年7月18日に日本証券アナリスト協会主催で行われた、株式会社エディア2019年2月期第1四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社エディア 代表取締役社長 原尾正紀 氏

エグゼクティブサマリ

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原尾正紀氏:本日はお忙しい中、またこの猛暑の中、株式会社エディアの決算説明会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。エディアの原尾と申します。それでは、株式会社エディアの2019年2月期第1四半期決算説明会を始めさせていただきます。

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まず、エグゼクティブサマリです。連結売上高が3億3,700万円、営業利益がマイナス1億600万円となっております。こちらは、既存サービス(の拡大)とティームエンタテインメントの子会社化による連結によって、前期比・前年同期比ともに、売上高は大幅な増収となっております。

営業利益につきましても、前期比(プラス)2,700万円となっております。まだ、新規タイトルの開発は先行しており、経費も先行しているのですが、赤字幅も縮小となっております。また、連結を除いた単体売上に関しましても、前期比プラス1,300万円、前年同期比プラス2,800万円と、改善しております。

続きまして、第1四半期のサービス状況です。この期に、2つの新規タイトルの事前登録を開始しております。

1つが、エディアとしては初めての3DのRPGである『BALDR ACE』。そしてもう1つが、台湾のゲーム会社のGameoneさんが香港・台湾でパブリッシュしている、人気のロボットRPGの『WarLocksZ』。こちらの2タイトルの事前登録を、この期に始めております。あとは、AIベンチャーのSPJさんと、とAIを活用した次世代カーナビ・ゲームの共同開発を開始しております。

既存タイトルに関しましては、『MAPLUS+ 声優ナビ』に関して、「けものフレンズ」とコラボした、キャラチェンジセットシリーズを発売しております。

そして、この期より連結になったティームエンタテインメントは、音楽レーベル事業とコラボカフェ事業をやっております。そのコラボカフェ事業について、これまで池袋の1店舗だったものを、もう1店舗新たに追加して、2店舗(の運営)となっております。

そして、(2018年)6月以降のトピックスです。講談社さんと共同で開発しております、新作位置情報ゲームの『マップラス+カノジョ』の事前登録を、6月より開始しております。

そして、もう1タイトルは、地域活性クロスメディアプロジェクトの「温泉むすめ」という(ものがあり、それは)温泉のプロジェクトなのですが、 そちらのゲームの『温泉むすめ ゆのはなこれくしょん』の事前登録を、6月より開始しております。

現在は、合計で新規4タイトルの事前登録を開始しておりまして、この4タイトルが、今後は続々とリリースされてきます。

連結決算概要(1Q) 売上高推移

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続いて、売上高推移です。ティームエンタテインメントの連結と、エディア本体の既存タイトルの売上増加によって、連結売上高は3億3,700万円。前期比で約1.5倍と、大幅に伸びております。

エディア単体におきましても、既存サービスが拡大したことによりまして、前期比で1,300万円、前年同期比で2,800万円と、増収となっております。

これで、前年(2018年2月期)の第3四半期を底に、売上に関しては増収トレンドに入っております。このあとも、先ほど申しました新規4タイトルが、次の(2019年2月期の)第2四半期以降に続々とリリースされ、この売上に積み上がってくること(を見込んでおります)。

あとは、先週(2018年7月13日)発表した、一二三書房の子会社化によりまして、そちらの連結効果も第3四半期から入ってきて、売上に関しては、今後伸びていくものと思われます。

連結決算概要(1Q) 営業利益推移

 

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続きまして、営業利益です。新規4タイトルの開発投資が、まだ先行しております。また、人材費用等への投資も先行しているのですが、既存サービスが拡大したことと、ティームエンタテインメントの連結化にともない、利益は前期比で約3,000万円弱ほど改善されております。

その結果が、赤字幅の縮小になっております。こちらにつきましても、今後新規4タイトルをリリースしてくることで、利益についても(より)改善されてくるものと考えております。

連結決算概要(1Q) 連結貸借対照表

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続きまして、BSです。(申し上げたいこととしては)ファイナンスの実施です。この(2019年2月期)第1四半期で借入と増資を行いまして、その結果、現金及び預金が大幅に増えております。

連結決算概要(1Q) 資金調達

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(資金調達についてご説明すると)具体的には、(2018年)4月にEVO FUNDさんを割当先とする、新株予約権を発行しました。こちらは80万株を発行して、5月末時点の行使数が約40万株になっておりますが、(2018年7月18日の)現時点では80万株すべての行使が完了しており、合計で7億5,000万円ほどの資金調達が完了しております。

こういった資金を活用させていただいて、さらなる新規タイトルへの開発投資、あるいはIP取得(を図ります)。また、クロスメディア展開を見据えたM&Aや資本提携を、さらに積極的に推進していきたいと考えております。

1Qサービス状況:既存サービス

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それでは、第1四半期のサービス状況です。

既存サービスにつきましては、『MAPLUS+声優ナビ』で「けものフレンズ」とコラボしました。「けものフレンズ」のキャラクターが案内してくれるという、ナビのキャラチェンジセットを発売して、こちらがご好評をいただいております。

また、今年(2018年)1月から運営委託させていただいている『SHOW BY ROCK!!』というタイトルにつきましても、数々のイベントを実施するとともに、ニコ生等でもプロモーションを構成して、こちらも好評を維持しております。

1Qサービス状況:新規サービス①

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続きまして、新作です。

本格3DサイバーパンクRPGの、『BALDR ACE』という新規タイトルを開発中です。(2018年)4月から事前登録を開始しておりまして、6月時点の事前登録者数は10万人を突破しております。

こちらは、PCの人気ゲームである『BALDR』シリーズ初の、スマートフォン・オンラインゲーム化であり、約10年続いている人気IPになります。これからもユーザーさんの強い支持を得て、人気が高まってくることを期待しております。

1Qサービス状況:新規サービス②

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続きまして、台湾のゲーム会社のGameoneさんが香港・台湾でサービスしている、『WarLocksZ』です。これも3Dで、ロボットシミュレーションRPGのゲームです。

当社は、こちらの(ゲームの)日本国内独占配信権を獲得しまして、この(2018年の)夏に、日本での配信を予定しております。5月より事前登録を開始しておりまして、現在の事前登録者数は1万人ぐらいになっております。

1Qサービス状況:新規サービス(ティームエンタテインメント)①

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続きまして、こちらは子会社のティームエンタテインメントのタイトルです。ティームエンタテインメントでやっている、「オトメイトレコード」という女性向けの音楽レーベルで展開しております、 『和奇伝愛』というIPのスマホゲームアプリ化が決定しまして、こちらにつきましても、事前登録を開始しております。当グループとして、初めての女性向けゲームになります。

1Qサービス状況:新規サービス(ティームエンタテインメント)②

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続きまして、こちらもティームエンタテインメントの案件になります。ティームエンタテインメントでは、先ほどの『和奇伝愛』のような女性向けの音楽レーベル(事業)と、もう1つ、女性向けのコンテンツコラボカフェ(事業)をやっております。

昨年(2017年)までは、池袋で「オトメイトガーデン」という(コラボカフェを)1店舗運営していたのですが、今年(2018年)の春から1店舗プラスして、「mixx garden」という、こちら(のスライド)にあるコラボカフェを、新たにオープンしました。主に、女性向けの人気アニメやゲームとコラボしております。

具体的には、月替わりでそのようなIPとコラボしており、それに応じてメニューが変わったり、店内でグッズ販売をしたりして、そのようなものが収益になります。

また、このカフェは、1コマ90分の予約制になっております。1ヶ月ぐらい前からその予約券を販売して、翌月の指定の90分間を買うというイメージになります。人気のコンテンツになりますと、発売して1日ぐらいで、1ヶ月分の予約が売り切れてしまう。そのような(高い)人気のカフェになっております。

2店舗とも、女性……乙女のメッカと言われる、池袋の乙女ロードの近くで運営しております。

トピックス(6月以降)①

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続きまして、第2四半期(2018年6月)以降のトピックスです。

先ほどの2タイトルに続きまして、もう1タイトルの新作です。こちらは、講談社さんとの共同プロジェクトになります。

講談社さんと共同で開発しております、新作位置情報ゲームの『マップラス+カノジョ』の事前登録を、6月より開始しております。こちらは、当社が持つ位置情報技術およびゲームの開発・運営のノウハウと、講談社さんが持つコンテンツ制作のノウハウをミックスさせた、まったく新しい位置情報ゲームです。

キャラクター原案を、『けいおん!』などのアニメのキャラクターをつくられた堀口悠紀子さんにつくっていただいて、数十人の豪華声優を入れたゲームになっております。

また、このゲームの舞台が江の島・鎌倉といった、湘南の地域になっております。位置情報ゲームですので、そのような地域とのコラボも続々とやっていきながら、ゲームとして盛り上げていくというプロジェクトです。こちらは、9月のリリース予定です。

トピックス(6月以降)②

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そして、もう1つの新規タイトルです。新規タイトルとしては4つ目になるのですが、こちらも位置情報ゲームです。『温泉むすめ ゆのはなこれくしょん』も、(2018年)6月より事前登録を開始しております。

「温泉むすめ」というプロジェクトがあります。こちらは、エンバウンドさんという会社がやっている、温泉地をキャラクター化した、地域活性化プロジェクトになります。

こういった(スライドのような)女の子のキャラクターが、各温泉ごとに1人ずついて、「登別なんとか(綾瀬)ちゃん」とか「箱根なんとか(彩耶)ちゃん」とか「道後なんとか(泉海)ちゃん」というキャラクターが、現在は(108ヶ所の温泉分の)108人いるということです。続々と増えているので、これからも増えると思います。

温泉ごとにキャラクターと、さらに声優さんもつけております。その声優さんがキャラクターに扮して、いくつかアイドルユニットをつくっております。5~10人ぐらいのアイドルユニットが、「温泉むすめ」の中にいくつかあるということです。そして、その人たちが温泉に行って、コンサートなどのいろいろなイベントをやって、温泉地域を盛り上げようというプロジェクトです。

そのゲームの部分を我々が担当させていただいて、位置情報ゲームとしてつくり上げて、温泉への集客・活性化と、ゲームを連動しようというプロジェクトになっております。

先日(2018年7月8日)も羽田空港などでこのイベントをやっていて、徐々に知名度も上がってきています。イベント自体は、ファンを中心に盛り上がってきています。こちら(のゲーム)も、この夏に配信予定です。

トピックス(6月以降)③

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もう1つ(のトピックスで)、これは新規タイトルではないのですが、(2018年)6月より『アイオライトリンク』というRPGゲームを、他社さんより運営移管して、当社で運営しております。こちらも、こういった(スライドのような)かわいい女の子がたくさん出てくる、人気のゲームです。これを6月から当社で運営しておりますので、(今後は)当社の売上に乗っかってくるかたちになります。

トピックス(6月以降)④

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以上、ご説明差し上げましたように、当社としては4つの新規タイトルを、これから(2019年2月期)第2四半期以降に、続々とリリースしてまいります。

このあたりの開発自体は、去年~一昨年(2016~2017年)から粛々と続けていたものですので、今期にこの新規タイトルが花開くのを、我々としても楽しみにしております。

トピックス(6月以降)⑤

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あと、先週の金曜日(2018年7月13日)に発表させていただいたのですが、株式会社一二三書房さんの第三者割当増資を引き受けることで、当社の子会社化をさせていただくことになりました。これ(第三者割当増資引受実行日)は8月(20日)です。

一二三書房さんは、アニメやゲーム関連のイラスト集などの書籍から、ライトノベルを中心としたオリジナルIPなどもつくっている会社さんでして、主にそのようなゲーム・アニメ分野に強い出版社さんです。また、そのようなIPのグッズも、かなりつくって販売もされております。

当社が掲げるクロスメディア戦略の中で、当社のゲーム、ティームエンタテインメントの音楽・カフェ、そしてこの一二三書房さんが加わることで、ライトノベルの出版やコミックといったメディアが加わることで、より一層クロスメディア戦略を強化できると判断して、増資を引き受けることとしました。こちらも当社の連結となり、今後、連結効果が出てくるかたちになります。

今後の成長戦略:中長期で目指す姿

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続きまして、当社の成長戦略をご説明させていただきたいと思います。

一二三書房さんの子会社化の中でもお話しさせていただきましたように、当社は「オタク市場にフォーカスした総合エンターテインメント企業」を目指しております。

そのような中で、いろいろなコンテンツ・メディア等を取り入れて、それをクロスメディア展開することで、総合エンターテインメント企業として成長していくことを考えております。

今後の成長戦略:中長期計画①

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中長期での重点施策としては、主に3つを考えております。

1つ目としては、コンテンツの拡充とクロスメディア展開。2つ目としては、女性向けゲーム市場及び中国ゲーム市場への参入。3つ目としては、AI・ARなどの新技術への取り組み。このようなところを、推進していきたいと考えております。

今後の成長戦略:中長期計画②

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1つ目の、コンテンツの拡充とクロスメディア展開です。こちらは、ゲームを中心として、その周辺のアニメ・コミック・グッズ・声優・音楽・アイドルといったコンテンツを、当社あるいは提携先、あるいはM&Aという手段を使ってクロスメディア展開することで、そのコンテンツの価値を最大化し、収益を最大化しましょうという方針です。

(2018年)2月に子会社化した、音楽とカフェをやっているティームエンタテインメントに続きまして、このたび一二三書房を子会社化することで、このような音楽・グッズ・出版・ラノベ・コミックといったところを、取り入れることができるようになりました。

そして、(スライドの)左下にある「ピュアリーモンスター」という声優アイドルユニットです。MAGESさんというドワンゴさんの子会社さんと共同で、声優アイドルを売り出そうというプロジェクトをやっておりまして、こちらも現在進行形です。

今後の成長戦略:中長期計画③

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続きまして、2つ目の女性向けゲーム市場及び中国ゲーム市場への参入です。こちらは、非常に競争が厳しくなってきているゲーム市場の中で、今後さらなる拡大が見込めるだろうという、女性向けと中国の2つに向けた取り組みを強化しましょうというかたちで、やっております。

とくに女性向けゲーム市場は、スマホの普及によって、今後さらに加速していくものと思われていまして、日本のみならず、海外でも同様の市場の動きが出てくるものと考えております。

このたび子会社化した、一二三書房及びティームエンタテインメントも、主に女性向けコンテンツに強い会社です。そのようなところの力を借りながら、女性向けゲームも強化していきたいと考えております。あと、『魔法軍團WarLocksZ』は、中国・台湾(で人気)のゲームを日本に持ってくるというかたちです。

(中国ゲーム市場への参入の)アプローチとしては、向こうのゲームをこっちに持ってくるというやり方と、こっちのゲームを向こうに持っていくという、2つのやり方があると思っております。その両方を、今後は中国の会社さんと積極的に組むことで、やっていきたいと思っております。

今後の成長戦略:中長期計画④

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3つ目の、新技術への取り組みです。当社は昔から、エンターテインメントにいろいろな最新技術を取り入れた、新たなエンターテインメント商品をつくってきております。

そういう中で、位置情報とかはこれまでも力を入れてやってきたのですが、今後はそこに加えて、AI・ARを融合させていくことで、さらにおもしろいコンテンツ・商品がつくれるのではないかなと思っております。そのようなところに、今後は力を入れていくつもりです。

AIに関しましては、AIベンチャーのSPJさんと一緒に、「メイドカーナビ」という、AIがいろいろ話しかけてくれるカーナビの開発を、共同でやっているところです。そのような動きを、今後も加速させていきたいと考えております。

本日の決算説明は以上となりますが、先期はなかなか新規タイトルを出すことができず、今期に延びてしまい、先期は非常に決算上でも苦しい結果となってしまいました。しかし、今期はそれを取り戻すべく、新規の4タイトル及び、申し上げたような新たなM&A等も駆使して、さらなるポートフォリオの充実を図ってまいりたいと思っています。

そのような中で、昨年度の損を取り返すだけではなく、さらに会社として上を目指していきたいと考えておりますので、みなさまには引き続き、ご支援のほどをよろしくお願いいたします。以上で終わります。ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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