もはや日本の株式市場を代表するようになったセンサー大手のキーエンス。同社の時価総額は7.3兆円にも及び、ソニーと同程度の時価総額となっています。そのキーエンスの給与がいくらなのか、今回は最新の有価証券報告書をもとに見て行こうと思います。

キーエンス単体の平均年間給与はいくらか

キーエンスの平均年間給与は2088.5万円と2000万円を大きく超えています。また、単体の従業員の平均年齢は35.9歳と36歳に達していません。

国税庁のデータによれば、日本の平均給与は420万円程度です。その平均値を考慮すればキーエンスの給与水準には驚かされるばかりです。また、平均年齢も30歳半ばにして平均年間給与で2000万円を超えるのですから驚きを隠しきれません。

慶應義塾大学の卒業生の就職先トップ20にもランクイン

また、日本のビジネスエリートが多いとされる慶應義塾大学。その卒業生の最近の就職先として人気なのもキーエンスです。

同社が就職先トップ20にランクインしました。2017年度(2018年4月30日時点)の調査内容では13位にランクインしています。同大学の卒業生には金融機関や総合商社、コンサルティング会社が人気ですが、同社は業種を見るとその中でも異色の存在です。

もっとも同社のビジネスモデルを見ると、製造業というよりかは課題解決型企業とも呼べる存在でハードウェアを扱いながらコンサルティングをしながら顧客の問題を解決していく企業です。結果収益性も高く、ブランド志向の高いとみられる同大学の卒業生も就職先として選ばれたといえるでしょう。

年収1000万円を超えるのは給与所得者のうち何パーセントか

国税庁の平成28年「民間給与実態調査」によれば、「1年を通じて勤務をした給与所得者」は4869万人。その中で年収1000万円を超える給与所得者は日本でいえば約4%とわずかな比率です。その意味でもキーエンスの給与水準は非常に高いといえるでしょう。

参考記事:「【2018年版】慶應義塾大学を卒業した彼らが就職した会社トップ20社とは」

LIMO編集部