東邦HD、18年は営業・経常ともに大幅増益 C型肝炎治療薬は市場縮小も販管費削減で対応

2018年5月18日に行われた、東邦ホールディングス株式会社2018年3月期決算説明会の内容を書き起こしでお届けします。IR資料

スピーカー:東邦ホールディングス株式会社 取締役副社長/東邦薬品株式会社 代表取締役社長 枝廣弘巳 氏

2018年3月期決算の概要

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枝廣弘巳 氏(以下、枝廣):枝廣でございます。本日は私どもの決算説明会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。私のほうから、2018年3月期の決算概要と19年3月期の見通しにつきましてお話をさせていただきたいと思います。

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18年3月期の決算概要でございますが、C型肝炎治療薬市場の縮小等によりまして、売上は前年を下回ったものの、利益面では適正利益確保や顧客支援システムへの注力、販売管理費の削減等によりまして、営業利益、経常利益は大幅に増加をいたしました。

計画に対しましては、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全項目を達成することができました。(2018年)4月27日に業績予想を上方修正をさせていただいていることは、みなさまもご存知の通りでございます。

東邦HD 連結 P/L

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それでは決算数字につきまして、ご説明をさせていただきます。

売上高は1兆2,133億4,200万円ということで、前期比マイナス1.44パーセントです。営業利益は190億円、経常利益が250億円、当期純利益が143億円で、計画に対しましては、販売管理費が5,500万円ほどオーバーしたものの前年よりはマイナスになっておりまして、決算としては非常にいい内容になったのではないかというふうに考えております。

東邦HD 連結 B/S

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連結のBSでございます。

期末の休日の関係で、流動資産が増えています。

あとは、投資有価証券等につきましては主に株式の時価上昇というのが非常に影響しております。

キャッシュフローの状況

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キャッシュフローでございます。

営業活動のところが先期160億円だったのが、519億円ということで非常に増えています。やはり、期末の休日でメーカー様等へのお支払が翌期になったことで、それが217億円ほど、ございますのでその分を差し引きますと、営業活動によるキャッシュフロー、これは519億円ではなくて、302億円ほどです。

投資活動につきましては、広島のTBC等で62億円ほどございまして、そういうものが主な原因でございます。

販売管理費の前期比分析

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販売管理費の前期比です。

6億円くらい下げることができました。人件費で2億円、その他で4億円ということで、調剤薬局の人員減や、のれんの償却が減りました関係で、トータルで6億円くらい販売管理費が減ったということでございます。

設備投資と減価償却費

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設備投資と減価償却費でございます。

これ(スライド中央)が前期18年3月期の内容でございます。

広島物流センターに59億円強、卸の営業所の移転等が11億6,000万円、調剤薬局の出店・改装が4億7,000万円、他で、(合計)94億円ほど設備投資がありました。

減価償却費が44億9,800万円ということで、これは去年とあまり変わっていない数字でございます。

今期19年3月期は(設備投資を)123億5,900万円ほど計画をしてございます。広島の物流センターに26億円、「ダイナベース」内の物流センターに40億円、営業所その他の新築移転等で43億円ということで、123億円ほど計画してございます。

減価償却費につきましては4億円ほど今期は先期よりも多くなる見込みでございます。

物流センター

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TBC広島と「ダイナベース」内にある、作る予定の総合物流センターでございます。

TBC広島はTBC埼玉で培った自動化のノウハウを活用するともに更なる効率性、合理性を追求してピースピッキングで、バラのピッキングで、90パーセントの自動化を目指しております。埼玉が現時点で68パーセントくらいということで、得意先別のピッキング配送だとか、中国地方に加えて、北九州、四国へも配送をする計画でございます。(2018年)1月に建物はできておりまして、今、マテハン機器、システムを構築しているところでございます。その後テストをして、11月には稼働する予定ということでございます。

それから下の「ダイナベース」は高機能大型の物流施設を建設、構築する予定でございまして、TBC東京、WILL平和島を集約しまして、医療用医薬品、一般用医薬品、検査薬、医療材料などを、総合的に取り扱う基幹センターとして運用する計画になっております。

医薬品卸売事業 P/L

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医薬品卸のPLでございます。

1兆1,607億円という売上でマイナス1.69パーセントでございました。営業利益171億円、それから純利益139億円ということで、大変良い内容でございます。ギリアドにつきましては前期600億円だったのですが、18年3月期は204億円くらいになってございます。

カテゴリー別の状況と妥結率

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カテゴリー別(売上構成比)はジェネリック品が11.4パーセントから14.3パーセントに増えたということと、特許品その他が36.2パーセントから32.8パーセントと3.4パーセント減ったという内容でございます。

妥結率は、ほぼ100パーセントという状況でございます。

調剤薬局事業 P/L

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調剤薬局のPLでございます。

(売上高は)980億円、営業利益は35億円ということで、去年に比べましたら大変良い内容でございます。今期も更なる改善を進めて参りたいと思います。

東邦HD連結 2019年3月期見通し

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今期の見通しでございます。

ホールディングスとして(売上高は)1兆1,950億円でマイナス1.51パーセント、営業利益は121億円、営業利益率は1.01パーセントで、先期に比べれば36パーセントマイナスということですが、純利益は101億円で0.85パーセントという計画をしてございます。

医薬品卸売事業 2019年3月期見通し

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医薬品卸は(売上高)1兆1,450億円、マイナス1.36の計画でございます。営業利益120億円、当期純利益105億円ということで、売上につきましてはクレコン様の出されている数字を基準に考えて計画をだしてございます。

調剤薬局事業 2019年3月期見通し

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調剤薬局につきましては、(売上高)930億円ということでマイナス5.12パーセント、営業利益は23億円という計画をしております。調剤薬局につきましても、厳しめの内容で計画をしてございます。

バイオベンチャーへの出資による開発・流通への協力

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ベンチャーへの出資による開発・流通への協力ということで、ヘカバイオ様、それからアンビシオン様への出資を発表しているとおりでございます。こういうことも会社の経営としてやっていきながら、流通を担っていきたいというふうに考えてございます。

配当について

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配当は年間30円を予定をしてございます。

以上でございます。よろしくお願いします。ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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