パスポート、18年は5期ぶりの当期純利益黒字化を達成 HAPiNSへのメインブランド変更が奏功

2018年5月15日に行われた、株式会社パスポート2018年3月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:株式会社パスポート 代表取締役社長 拓殖圭介 氏

決算ハイライト

拓殖圭介氏(以下、拓殖):パスポートの拓殖でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは決算説明に入っていきたいと思います。

本日のハイライトですが、大きく2つ挙げさせていただいております。

1つ目、5期ぶりの当期純利益黒字化を達成というところで、メインブランドをHAPiNSに変更して、このブランドが業績を牽引しました。また、利益が出やすい体質改善に努めて黒字化を達成したという内容になっております。

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2つ目、成長戦略というところで、成功しているHAPiNSブランドの構築と、さらなる積極的な出店を継続、そしてECの強化という3つで説明をしていきたいと思います。

2018年3月期P/L①

当期純利益黒字化を達成というところで、PLをご確認ください。

営業利益のところ、前年増減差ではマイナス5億5,900万円で、今期に関しましてはプラス1億5,100万円、下の当期純利益に関してもマイナス8億4,100万円のところを、今期に関してはプラス2,900万円と、前年増減差でプラス8億7,000万円の改善というところに着地しております。

ただし、当初業績予想で、売上収益が100億円、営業利益が3億円、純利益が1億円というところまでは達成することができませんでしたので、昨日(2018年5月14日)の開示で修正をさせていただいております。

2018年3月期P/L②

4期ずっと赤字で続いてまして、今期プラス2,900万円になったという黒字化の表でございます。

2018年3月期業績

黒字になった要因は大きく2つあります。

1つ目としましては売上高の拡大で、先ほど説明したHAPiNSの新ブランドで、昨年の4月から6月ぐらいまで新コンセプトのショップの実証実験を行いました。

そのMDの商品が8月以降に入ってきまして、10月以降、直営店の売上前年比が大きく前年比を超えてきております。

HAPiNSブランドの構築①

そして11月にメインブランドをHAPiNSに変更したというかたちになっております。

HAPiNSブランドの構築②

店舗内装は、以前はカラフルで、どちらかというとヤング層を中心に入るような店舗構えになっていたところを、落ち着いた内装で幅広い客層が入りやすくしました。

やはりHAPiNSが目指しているところとしては幅広い客層を網羅していくというところですので、シニア層のお客さまにも気軽に入りやすい店舗内装に今しております。

2018年3月期 通期業績

黒字になった要因の2つ目では、体質改善が挙げられます。

まずは商品仕入れ値の改善というところで、前期43.8パーセントから今期41パーセントと、2.8パーセントの改善に成功しております。

販管費に関しましても、人件費等を大きく改善した部分はあるんですが、一番大きかったのは物流業務の委託会社を変更して、会社自体が利益が出やすい体質に改善されているというところになります。

商号の変更

続いて成長戦略です。

メインブランドをパスポートからHAPiNSに変更したというところで、こちらも昨日(2018年5月14日)に開示させていただいているんですが、商号も株式会社HAPiNSに変えていくと発表させていただいております。

もちろん株主総会の決議を前提にしていますが、やはりメインブランドの店名と商号が一緒であるべきだと思います。

それが、お客さまにとっても調べる人にとっても、一番わかりやすいですし、うちのパスポートというものをネットで検索しても、なかなか一番目に出てこない。

旅券であったり酒屋さんであったりというのが表示されて、そのあとにパスポートがくるというところもあります。このネット社会の中で、やはりすぐ調べられて親しみやすい、覚えやすいという商号を目指していますので、株式会社HAPiNSに変更していくというかたちで発表させていただいております。

2019年3月期 計画

今期の計画です。

2019年3月期は、売上高が115億円、営業利益が6億円、純利益で3億8,000万円と、前期から比べると大幅に伸ばすような計画で組ませていただいております。

HAPiNSブランドの構築①

その中身なんですが、HAPiNSのメッセージとして、一人暮らし、ミニ家族というところでターゲットを絞りながら、しっかりそこの客層の商品をとっていくというところです。

HAPiNSブランドの構築②

今推し進めているミニ家具は、わたくしどもはやはりパジャマなどのウェア関係がかなり強いですので、パジャマ日本一を目指すというところでも、しっかり商品MDとして取り組んでおります。

HAPiNSブランドの構築③

オリジナルデザインのお話を前回の決算説明でもご説明させていただいたんですが、オリジナルデザインの「Pavish」シリーズの第1弾がすでに立ち上がっていまして、これが好調に推移しています。

各カテゴリーで展開しているんですが、これをさらにシリーズごとにデザインを変えて、今後も強化していくという流れになっています。

HAPiNSブランドの構築④

マンスリーで変わる店頭というところで、1ヶ月ごとにしっかりとしたイベントスケジュールに沿いながら、常に店頭で新鮮さを与えていくという取り組みを行っております。

HAPiNSブランドの構築⑤

ギフトショップとしてのHAPiNSと書かせていただいているんですが、やはりギフト月に強いHAPiNSというところで、商品はもとより、包装資材の強化に今期取り組んでいきます。

商品もそうですし、ギフトバッグなどの包装資材を選ぶ楽しさというのをお客さまに提供していくというところがポイントになると思いますので、こちらを強化していくというかたちになります。

出店攻勢

続いて出店攻勢の話ですが、前期33店舗の出店をさせていただきました。今期に関しては50店舗の出店ということで組ませていただいております。

今2018年8月までにはすでに20店舗の出店予定が決まっています。HAPiNSという店名でしっかり地域に根付くような出店をしていくと、利益の出る出店をしていくというかたちで予定しております。

ECの強化と実店舗との相互送客へ

ECの強化です。

昨年1年間休んでいたんですが、今年(2018年)の2月にECを復活させています。

徐々に売上も上がってきているんですが、さらにアプリの導入というところで、ECの送客、実店舗の送客という相互送客を目指しながら、2本柱で売上をとっていくというかたちで今取り組んでおります。

グループシナジー①

最後、グループシナジーになります。

常に卸をたくさんしているんですが、ジーンズメイトさんと定期的な雑貨・レディースアパレルの商品卸を実施しておりまして、最近グループ入りしたワンダーコーポレーションさんとは、すでにFC店舗の展開を2店舗スタートしております。

今後に関してはコスメ・雑貨を中心に商品卸を実施予定となっております。

グループシナジー②

RIZAP社に関しましても、一部で使う珪藻土のマットという商品卸を実施しております。

今後、卸の部分に関しましてはさらに拡大していけるかなと見込んでおります。

最後、先ほど説明しました3月期計画というところで、今お話しした成長戦略をしっかり実施しながら、今期計画を達成していきたいというところでございます。

以上になります。ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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