LIMOが2023年下半期にお届けした記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2023年7月19日)
次の年金支給日は8月15日(火)です。夏はエアコン代や飲食費がかかり、またちょうどお盆の時期は身内との集まりや旅行などがあり、出費が多くなる時期ですよね。
リタイアして年金生活になれば仕事による収入がありませんから、「老後に年金だけで暮らせるか不安」と思う人も多いでしょう。
年金は2カ月に一度支給されますが、出費は季節や時期によっても異なりますし、物価高のように社会情勢によっても左右されます。
老齢年金は、現役時代の働き方や年収でもらえる金額が異なります。では、現在の年金受給者は実際にどれくらいの年金を受け取っているのでしょうか。
本記事では、60~80歳代がもらう厚生年金・国民年金の平均受給額を解説します。平均受給額の注意点3つも紹介するので、老後について考える際の参考としてみてください。
1. 【老齢年金の一覧表】60~80歳代の厚生年金と国民年金平均受給額はいくらか
さっそく、60〜80歳代がもらう厚生年金・国民年金の平均受給額を年金一覧表で確認していきましょう。
厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、60〜89歳がもらう年金平均受給額は以下のとおりです(厚生年金には国民年金部分を含みます)。
1.1 60~69歳の厚生年金受給者がもらう年金月額
- 60歳:8万7233円
- 61歳:9万4433円
- 62歳:6万1133円
- 63歳:7万8660円
- 64歳:7万9829円
- 65歳:14万5372円
- 66歳:14万6610円
- 67歳:14万4389円
- 68歳:14万2041円
- 69歳:14万628円
※64歳以下は、特別支給の報酬比例部分のみを受給する人の平均年金月額を記載