1. キャンピングカー「トイレの種類と汚水処理方法」

キャンピングカーのトイレは洋式で、3つのタイプに分けられます。

  • カセット式トイレ
  • ブラックタンク式トイレ
  • ポータブル式トイレ

それぞれの特徴と汚水処理方法についてみていきましょう。

1.1 カセット式トイレ

車体とトイレは固定されていますが、汚水を溜めるタンクが取り外し可能なことから、カセット式トイレと呼ばれています。

車体にトイレルームを設置するため、比較的大きいキャンピングカーである、キャブコンやキャンピングトレーラーに搭載されることが多いです。

独立したトイレルームなので、家のトイレと近い感覚で使用できます。取り外し可能な汚水タンクは自宅に持ち帰り、家庭用トイレで処理します。

1.2 ブラックタンク式トイレ

マリントイレとも呼ばれ、カセット式トイレと同様、車内に常設するトイレです。

床下に数十リットルから100リットルの大きなタンクが設置されているため、輸入される大型のキャンピングカーに搭載されています。

床下タンクに溜まった汚水は、排出ホースをつなぎ、キャンプ場や道の駅にあるダンプステーション、自宅の汚水枡で処理します。

1.3 ポータブル式トイレ

車体と固定せずに、置くだけで設置できる簡易式のトイレです。

独立したトイレルームを設置できない、バンコンなどで使用されることが多いです。

持ち運び可能なので、使用するタイミング以外は収納できるメリットがあります。

一方で、容量が10リットルほどしかないので、緊急用トイレとして考えると良いでしょう。

カセット式トイレと同じで、タンクに溜まった汚水を家庭用トイレで処理します。

Ocskay Mark/shutterstock.com

次では、キャンピングカーのトイレでよく起こる「あるあるトラブル」をご紹介。その対策方法もご説明します。