つみたてNISAのデメリット

非課税で少額から始められるつみたてNISAですが、メリットもあればデメリットもあります。

知らないで損をしないためにも、その特徴はしっかりと把握することが大切です。

つみたてNISAのデメリットについて解説します。

1. 元本割れのリスクがある

つみたてNISAの対象商品には元本保証がありません。

よって、元本割れ(投資元本に対して評価額が下がる)の可能性は十分にあり得ます。

元本割れのリスクは全て投資家自身の自己責任であるため、相場の状況によっては損失を出してしまうこともあるため注意が必要です。

2. 損益通算ができない

複数の口座で運用を行っていれば、1つの口座で損失が出た場合でも、別の口座の運用益と損失を相殺することが可能です。

これを損益通算といい、損益通算を行っても損失が残ってしまう場合は、その損失を翌年以降の3年間で繰り越して控除することができます。

しかし、つみたてNISAは非課税口座であるため、損失が出ても他の口座と損益通算することができません。

損失が生じた場合に、税制上の恩恵が受けられないのがデメリットです。

3. 投資信託の選択肢が限られている

つみたてNISAの運用商品は、金融庁により長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託に限定されています。

リスクは低いものの、リターンの少ない商品が多いです。

より積極的に資産運用を行いたいと考えている人にとっては、つみたてNISAの運用商品に物足りなさを感じてしまうこともあるでしょう。