3. 老後資金ではインフレにも注意が必要
老後資金について考える際には、近年のインフレにも注意が必要です。
日本は長らくデフレの時代が続いていましたが、資源価格の高騰や円安の影響で物価が上昇しています。
現役世代の人は物価上昇に伴って賃金が上昇することがあります。
しかし、日本の年金制度は現役世代の負担が増えすぎないようにマクロ経済スライドという仕組みによって、物価上昇に対して年金受給額が上昇していかない仕組みになっています。
総務省統計局が2023年1月に発表した消費者物価指数の調査によると、物価の総合指数は2020年を100として104.7ポイントとなっており、物価が確実に上昇していることがわかります。
老後のライフプランを検討するうえで、物価上昇も注視して計画を立てていく必要があるでしょう。