老後資金準備のための3つの対策

上記データのとおり、収入は月々25万円に対して支出は月々26万円と、単純計算しても月々1万円が不足します。

これは1年で12万円、10年では120万円と大きな差額です。

リタイアを迎え、不安なく悠々自適な老後生活を送っていくためにも、現役時代から準備を進めておくことが大切です。

今から検討すべき対策をご紹介します。

1. 積極的な資産運用

リスクと向き合いながらも積極的に資産を増やす手段として、株式や投資信託などの資産運用に目を向けましょう。

初心者の人には、手軽に始めやすく税制優遇も受けられる「iDeCo」や「NISA」がおすすめです。

慣れてきたら、少しずつリスク許容度を高め、積極的な資産運用に挑戦しましょう。

日々の生活に無理のない範囲で早めに始めることが、将来の不安解消に向けた第一歩になります。

2. 毎月の収支の見直し

資産運用にはその原資となる資金が必要です。

月々の収支のバランスを見直し、毎月継続して貯蓄する体質を整えましょう。

収支改善のポイントは、毎月の固定費を見直すことです。

とくに「光熱費」や「通信費」、「保険料」の見直しは着手しやすく、改善結果が目に見えやすい項目です。

3. 健康を維持するための生活習慣

病気を患ってしまうと、思わぬ支出が必要になってしまいます。

長く健康で過ごすことは、老後生活におけるお金の面でも非常に重要です。

健康に過ごせる期間(健康寿命)を長くする意味でも、現役時代から健康に気遣った生活を心がけましょう。

不摂生を避ける、定期的に健康診断を受診するなど、自身の健康状態を常に意識することが大切です。