リタイア後に向けた老後資金対策

リタイアを迎え、65歳から晴れて年金を受給できるようになったタイミングから、不安なく悠々自適な老後生活を送るためにも、現役時代から準備を進めておきましょう。

将来に向け、今から検討すべき老後資金対策について解説します。

資産運用に目を向ける

現在の低金利下において、銀行にお金を預けていても資産は育ちません。リスクと向き合い積極的に資産を増やす手段として、株式や投資信託などの資産運用に目を向けましょう。

とはいえ、初心者がいきなりリスク性の高い金融商品に挑戦するのは危険です。

まずは手軽に始めやすく、税制優遇も受けられる「iDeCo」や「NISA」がおすすめです。慣れてきたら、リスク許容度を高め、積極的な資産運用に挑戦しましょう。

大切なのはできるだけ早く始めることです。日々の生活に無理のない範囲で、早めのスタートを切ることが、将来の不安解消に向けた第一歩です。

日々の支出の見直し

資産運用を開始するためには、その原資となるお金を準備する必要があります。

月々の収入と支出のバランスをしっかりと見直し、毎月継続して貯蓄ができる体質を整えていきましょう。

支出改善のポイントは、毎月の固定費を見直すことです。とくに「光熱費」や「通信費」、「保険料」の見直しは着手しやすく、結果が出やすい項目です。

健康に気遣った生活

長く健康で過ごすことは、老後生活におけるお金の面でも非常に重要です。

健康に過ごせる期間(健康寿命)をできるだけ長くするためにも、現役時代から健康に気遣った生活を送りましょう。

不摂生な生活を避ける、また定期的に健康診断を受診して身体の状態をチェックするなど、自身の健康状態を常に意識することが大切です。