1位. 電気・ガス・熱供給・水道業

平均年収は766万円、年収600万円以上の割合は66.0%です。

人々の生活に欠かすことができない電気やガス・水道などのインフラを提供する事業です。景気に左右されることがなく需要が安定しているため、給与も安定しています。

2位. 金融業・保険業

平均年収は677万円、年収600万円以上の割合は44.6%です。

銀行や証券会社・保険会社など、人々のお金を扱う事業です。一般的に年収は高い業界ですが、仕事は多忙で時間外勤務や転勤も多く、そこに見合った給与となっています。

3位. 情報通信業

平均年収は624万円、年収600万円以上の割合は42.1%です。

インターネットの普及に伴い成長を果たしている事業です。専門性が高いうえに、利益率が高い業界のため、高い年収が得られていると考えられます。

転職には狭き門

平均年収の高いこれらの業種は、転職先としては難易度が高いのが実態です。絶対に無理とはいえないまでも、中途採用の求人数は少なく、加えて高い専門性を求められます。

また、金融業などは転勤可能を前提条件とした業種であるため、家族がいる人には不利になる可能性が高いです。

これから就職活動を行う人にとっては、年収の実態も考慮し、将来のキャリア設計を見据えた業界研究を行うと良いでしょう。

まとめ

年収600万円は日本人の5人に1人と少数であり、平均年収から見れば高いといえます。しかしながら、今は年収が低くても、勤務先の会社でしっかりとキャリアを積んでいくことで、将来的に年収は上がっていくでしょう。

年収の高い業種に就くことも有効ですが、やりがいを感じて長く続けられる業種に身を置き、堅実にキャリアアップを図っていくことが大切です。

参考資料