税制改正の大綱が出ましたが、これにより、2023年の税金についても影響が出てきます。ご自身に直接影響することもあると思います。

さらに1月下旬になれば、今年度の年金額も発表されます。年金を受給している方はもちろん気になるでしょうが、将来受け取る方も、どのくらいの金額かを確認しましょう。

毎年1月に公表される厚生労働省の新規裁定者の年金額の例を見ると、2022年度の夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額は、21万9593円です。

出所:厚生労働省「令和4年度の年金額改定についてお知らせします」

これは、平均的な収入(平均標準報酬<賞与含む月額換算>43万9000円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金<満額>)の給付水準となっています。

こうした年金を受け取るための「受給要件」について見ていきましょう。

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